一鍼堂(いっしんどう) 大阪心斎橋本院

体験談

リウマチ…大阪府高槻市のH.T様の鍼灸治療体験談



大阪府高槻市在住 H.T様 43歳 女性


主訴: リウマチ
既往歴:血液型不適合
    風疹
    自家中毒
    おたふく風邪
    水疱瘡
    痔核
    右足第5中足骨骨折
    両膝の鏡視下滑膜切除術
    鉄欠乏性貧血
    遅延型のアレルギー

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【依頼時の内容】

1970年 0歳 出生時に血液型不適合
    (黄疸が強かった。私は現在B型だが、
     当時母と同じO型の血液を1000cc輸血されたとのこと。)
2歳 風疹(三日ばしか)
3歳 両手に湿疹→右手の親指と小指に爪水虫が残る→中学生の時治る
5歳 自家中毒
7歳 おたふく風邪(多分右頬のみ)
12歳 水ぼうそう
23歳 痔核(いぼ痔)手術した
24歳頃右足第5中足骨骨折
1995年 25歳頃 右足の甲が痛くなり、
    徐々に関節リウマチのような症状が現れる
27歳頃 両膝の鏡視下滑膜切除術
   (右膝は上下の二か所、左膝は上?一か所)
29歳頃 鉄欠乏性貧血
   (入院は30歳だが、高校生の時、
    献血を試みたがヘモグロビン
    濃度測定が基準値に満たなかったためできず。)

30歳以降、検査で卵、牛乳など、遅延型のアレルギーを
多数発症していることを知る
(参考になるなら、検査結果を持参します。)
スギとヒノキにも反応がありますが、
数値はさほど高くなく、目がかゆい、鼻水が少し出るぐらいです。

余談ですが、父方の曽祖母(父-祖父-祖父の母)、
母方の曽祖母(母-祖母-祖母の母)がリウマチで、
親戚で同じ症状の者は過去も現在もいないようです。

・子供の頃からあった症状
冷え性で、幼少から冬は
ふくらはぎから足首にかけて赤黒く、
冷えているのが当たり前と思っていた。
20歳ぐらいまでは冷えのぼせもあった。
小学生の頃、冬は「しもやけ」、
夏は「とびひ」(伝染性膿痂疹)に頻繁になった。
風邪をひいた時、喉の痛みや鼻水が出ることはあっても、
熱が高くなることはほとんどなかった思う。
それは大人になっても続き、
リウマチ発症以降風邪をひいた覚えがない。
乗り物に酔いやすい。

・現在の症状など
全身の関節痛
階段の上り下りや正座やしゃがみこむことが困難
立ち上がる時に痛い
左側の首の上の方が痛い
手の変形
全身の関節が腫れている
全身の関節の可動域が狭い(特に気になるのは手首と膝)
同じ姿勢で立っていると足が痛くなる
疲れやすい
お茶を飲むことが昔から好きではなく、
今は水分を摂らなくてはと言う思いから
水は意識的に飲むようにはしている
夏に入ってから氷ばかり食べてしまう
最近はおへその下に冷たい塊みたいなものがあるように感じる
貧血で疲れやすく、
たまに前方から右回りにぐるんとめまいが起きる

・最近とても気になったこと
7月19日の深夜から明け方胸の真ん中、
内臓ではなく骨や皮膚に近い感じのあたりが
痛くて苦しく息ができないことがあった。
息を止める方が楽だったが、
そうし続けるわけにもいかず、鼻ではなく口呼吸をしていた。
体勢は仰向きが断然楽、
その次が左肩を上にして横向き、
右肩を上にすることは痛くてできなかった。
朝方にはおさまり数日後には痛みは無くなった。

便秘症なので、
酸化マグネシウム・乳酸菌のサプリメントを摂っているが、
最近はほとんど前者に頼っている

・どういった時に悪化するか
痛みや関節の腫れの悪化
冬の寒い時期、蒸し暑い(湿度が高い)時期、寝不足、便秘
何か行動せねばならない時、
痛みをこらえなければならないと思うと心身ともに滅入る

・どういった時に楽になるのか
気温が高い時期
入浴など体を温める
体を横にする、
気持ちが落ち着くのは、
砂糖をたくさん含んだ飲み物
(コーヒー、ココア、しそジュースなど)を摂った時や
チョコレート(冬)を食べている時

以上、思いつくままに書いてはみましたが、
日常生活が痛みや調子の悪さで占められており、
また良い現象も悪い現象もを頭で理解
(例:「文献などで『寒い時は悪化する』と
あったから○○が痛い、あるいは関節が腫れるのだ」と
納得しようとする)
しがちなもので、本当にそうなのか実は自信がありません。
体が欲しているものがわからなくなっている気がします。
あやふやな言い方で申し訳ございません。

西洋医学で処方されるリウマチの薬から始まり、
漢方薬、鍼、カイロプラクティックなどいろいろ治療を試みましたが、
私の心がまえがなっておらず、
結局中途半端になってしまい、病状が進行してしまいました。
現在は元々薬を飲むことに抵抗があったことと、
自分が選択するものは何もかも間違いを起こすという
思いから自信を喪失し、
今年に入ってから特に治療をせず過ごしております。

けれども本心は、痛みと倦怠感がなくなり、
日常生活を無理なく過ごせればと
願っており、欲を申せば、関節の可動域が広くなり、
手の変形が少しでも元に戻れば大変嬉しいです。
可動域や変形の改善がみられた方はいらっしゃいますか?

(本文ママ。)



【体験談】

関節リウマチの治療のため、
週2回の割合で通院しています。
きっかけは全身の倦怠感と関節痛、
特に踏みしめるたびに生じるひざや
足首に痛みから少しでも抜け出したいという思いからでした。
こちらへの移動手段はバスと電車です。
最初の頃は姿勢が悪い、歩みが遅い、
そして歩幅が狭いため、非常にスローペースでした。

鍼をしてもらうと、好転反応からか心身ともに疲労困憊になり、
帰宅後2時間ほど横に、夜も早寝することが続きました。
痛みの移動や変化だけでなく、頭痛、めまい、味覚の肩寄り、
体臭、耳に水がたまるなど、思いもよらないことが起こりました。
それらは数日で治まる時もあれば、
断続的に長く続くこともあり、正直、きついと思うこともありました。

※上記のようなことを書きましたが、
同じ病気でも、病歴や体質などから過程は様々だと思います。
私はこらえ性がない方なので、
その辺を加味して読んでいただければと。
鍼治療自体は痛くないです。

今もたびたびありますが、
回数は減り、度合いは浅くなっています。
そして、だんだんたまっていた心身の澱(おり)が噴き出す、
表面上に浮かび出る、凝り固まったものが
ほどけていく感じを抱くようになりました。
「しんどくなっては楽になる」を繰り返し、
少しずつできることが増えてきました。
通院時間は20~30分短縮。ひじを使ってのうつぶせ。
あくまで、私基準ですが、動作が速くなり、姿勢が良くなりました。
少しずつ可動域が広がり、
倦怠感や歩く時の痛みをほとんど感じない日もできてきました。
毎回行われる問診では、症状を述べるだけでなく、
私の場合、焦りや不安などを伝えることがあります。
先生は心身の状態を丁寧にくみ取り、今後につながる鍼をされます。
体とともに心の調整をしている感じがあります。
目下の課題は
「元来の出不精を乗り越え、人目を気にせず出歩くこと」です。
そして、できることを増やしていきたいです。
これからもよろしくお願いいたします。


(本文ママ。)


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【担当鍼灸師(為沢)より】

Tさん、2枚に渡り体験談の御記入頂きありがとうございます!
施術し始めた当初は色んな変化が出てましたね。
体が変わっていく過程で症状の出かたも変化に富んでくるので
Tさんの場合もそれが診られましたが、
色々変化があり過ぎて戸惑ったと思われます。

しかし以前までは、
左図のように前傾姿勢でしか歩けなかったですが
今では背筋を伸ばして歩ける様になりました(右図)
(詳しくはリウマチの症例集を参照して下さい→リウマチの鍼灸症例集

 
 Before                After

まだ関節が曲がっているところもあるので、
今後も抜かりなく施術して参ります。
こちらこそ、宜しくお願い致しますm(_ _)m

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