大阪府高槻市在住 F.Sさん 43歳 女性 職業:主婦
主訴:リウマチ
既往歴:子宮筋腫
その他の症状:なし
2009年5月半ばに、
股関節、膝関節、足関節の痛みを発症。
痛みが引かないため、病院で診てもらったところ、
血液検査でCRPの値が高く
リウマチと診断され、薬を処方される。
薬を服用して様子みるが、
できるだけ薬を服用したくない理由から
2009年6/4 一鍼堂に来院。
問診にて、2007年より関節痛が時々、発症し
リウマチ症状の前兆があったが、
痛みが発症しても、しばらくすれば治まっていたので
そのまま様子を診ていたとのこと。
痛みの部位は右神門付近(右手関節尺側)、
左三間付近(左第2中手指節関節𣓤側)、
共に屈曲時に痛みアリ。
また、ここ数年疲れやすくなってきたとのこと。
舌診にて、舌根部に黄苔アリ。
脈診にて、やや滑脈アリ。
腹診にて、胃土、肝相火に邪実アリ。
切経にて、右合谷の実きつし、右足三里の虚中ノ実、
両陰陵泉の虚中ノ実、左太衝の実きつし。
考察として、肝鬱気滞証と診立て施術。
6/7(2診目)
前回施術後、左三間付近の痛み⑩→③へ減少。
右神門付近の痛み⑩→③、両足関節の痛みも⑩→③へ減少。
膝(外膝眼・膝蓋骨下縁の外側)の痛みが出てきたため、
脾経の湿邪が顕著に診られたため、脾経の去湿を加える。
6/12(3診目)
前回施術後、膝の痛みが取れてきたため、
引き続き前回の処方を施す。
6/29(6診目)
この頃には、節々の痛みがほとんど出ず過ごされる。
週2回で診ていたが、週1回のペースで今後診ていく。
血液検査でCRPの値が正常値に。
薬を服用しなくても、痛みが出ないようになる。
9/1(16診目)
週1回のペースでも調子が良いので、
次回より2週間に1回のペースで診させて頂く。
10/5(18診目)
施術間隔が空いても御体の調子が大分良く、
当院の施術に満足されたため御卒業されました。
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担当鍼灸師(為沢)より
初診時、F.Sさんの気が昂っており
神経質な印象があったのを覚えておりますが、
施術を重ねていく内に、
御体の痛みがラクになり、
昂っていた気も落ち着いていき
表情も柔らかくなってこられました。
御体と心は繋がっているため、
御体の不調があると精神的な面にも影響し、
逆に精神的な面に負担があると
御体にも影響して参ります。
施術期間の後半には、談笑もされて
精神的な面でも余裕を感じられました。
以前は痛みが出ても、
しばらくすれば治まっていたとのことですが
何かあれば、放っとかずに早めに診させて下さいね! |