主訴: 逆子(32週)
既往歴:大腿部の裂傷 切迫流産 月経不順
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【依頼時の内容】
現在妊娠中で30週後半です。 30週の妊婦健診は問題なく終えたものの、 その二日後に心配な事があり受診すると 逆子になってしまっていました。 病院では逆子体操と寝るときの姿勢を指導されて 一週間後に状態を見に行く予定です。 できれば自然分娩で望みたいのと、 できるだけのことをしたいと思い相談させて頂きました。
病歴: 平成25年9月に第一子出産。 (第一子妊娠中は初期より切迫流産、張り止め服用で安静生活。) 平成27年5月に断乳後も生理が戻らず、 同年7月に産婦人科受診、薬にて生理を起こす。 その後も周期戻らず、 第二子を希望のため9月に産婦人科受診、排卵誘発材を服用。 しかしながら、排卵誘発材を服用することに不安を抱き始めたため、 鍼灸治療と漢方服用による体質改善をはかる。 結果、同年11月に自力で生理が起こる。 その翌月12月の排卵にて第二子を妊娠。 第一子妊娠中も心配性・神経質であったものの、 今回の妊娠では更に酷くなり日常生活に支障をきたすようになったため、 平成28年4月に心療内科・カウンセラーを受診。 母子感染に対する恐怖感が強く、脅迫性障害と診断される。 (薬の服用はなし、胎児の成長は順調) 平成28年7月6日、30週の定期健診にて胎児も順調、 逆子ではなかったものの、 7日夜に上の子の踵がお腹に踵落としのようなかたちで当たり、 翌8日朝に心配になり産婦人科へ連絡・受診すると逆子になっていた。 (胎児は問題なく元気)
(本文ママ。)
【体験談】
逆子治療でお世話になりました。 30週の時に逆子になり、 病院で指導された逆子体操はしていたのですが 出来るだけのことは試そうと思い翌週に伺いました。
妊娠前に鍼灸治療の経験はあったのですが、 妊娠してから母子感染への恐怖から 強迫性障害を患ってしまい、鍼を刺すことにも 恐怖心が芽生えてしまったので 相談したところ、刺さない鍼で対応して頂けて ありがたかったです。
私の場合、灸より鍼の方が良いとの診断で、 自宅でしていた灸もやめ、2日程通った時点で、 逆子になる1ヶ月程前からひどかった上半身のほてりや多汗が すごくマシになったことにおどろきました。 鍼を刺すのも1〜2か所程度で、 施術中に体の変化を感じることにもおどろき 不思議な感覚でした。
数回通い、32週の健診で 無事に頭位に戻ってくれていて本当にホッとしました。 一鍼堂での治療中、 精神的な部分でプラスに働く要素が多く 32週以降、35週頃まで通わせて頂いたのですが、 強迫性障害からくる不安感や、 そういった張りつめた精神状態に寄って出てくる 体の不調についても、とても助けて頂きました。
先生のお話を聞き、治療を受けるにつれ、 刺す鍼への恐怖心もなくなりましたし、 日常生活で歩くことを意識する様になり 治療を終えた後の妊娠期間にも とてもプラスに働いています。
現在37週後半、いつ来るかわからない陣痛に ドキドキ、ワクワクできるのも為沢先生のおかげです。 本当にありがとうございました。
(本文ママ。)
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