大阪府高槻市在住 T.Hさん 80歳 職業 無職
主訴:坐骨神経痛
その他の症状:夜間の全身疼痛、朝の手のこわばり、肩凝り、腰痛
既往歴:潰瘍性大腸炎
2009年1月より、坐骨神経痛を発症し、
仰臥位からの起き上がりの時の痛み、
後屈時の痛みがアリ。
夜間、睡眠時に全身に疼痛を感じるようになり眠れなくなる。
眠れなくなると、肩凝りや腰痛がひどくなる。
坐骨神経痛で当院に通院し、
無事御卒業された、F.Aさんの御紹介で2009年3/22来院。
舌診にて、舌苔が薄白苔。淡紅舌。
脈診にて、緩脈にして、やや弦脈アリ。
腹診にて、胃土ノ実アリ。
切経にて、左足三里の虚中ノ実、左衝陽の虚中ノ実、
右太衝の実、右申脈の虚、右後谿の虚中ノ実アリ。
背候診にて、左心兪の虚中ノ実、右脾兪〜右胃兪にかけての実、
命門の虚深シ。
聞診にて、発声時いきなり声が大きくなる傾向があり、
返答が早く、せっかちな様子。
3/22、初診時、考察として肝腎陰虚と診立て施術。
施術直後、起き上がった時の痛みが消失。
3/23、2診目。
前回施術後、起き上がる時の痛みがなく過ごされる。
後屈時の腰の痛み、夜間の全身疼痛は未だアリ。
朝の手のこわばり⑩→⑤へ減少。
3/26、3診目。
腰の調子良く過ごされる。
夜間の全身疼痛は未だアリ。
3/27、4診目。
夜間の全身疼痛が未だ変わらずあるため、
生活状況を詳しく問診すると
寒くなってきてから、
夜間に電気毛布を付けて寝ているとのこと。
夜間の電気毛布は、陰分を損傷してしまうため
使用しないように注意して様子診て頂く。
施術方針は変わらず肝腎陰虚を補う。
4/2、6診目。
夜間の全身疼痛が消失。
朝の手のこわばりも消失。
4/13、8診目。
御体の調子が良いので御卒業して頂きました。
施術担当者(為沢)より
冬によく電気毛布などの
暖房器具を使用して眠る方が多いです。
夜間は御体が一番無防備な時なので
暖め過ぎたり、冷やし過ぎたりすると
御体の異常として現れます。
一時的にラクになっても、
御体にとっては非常に危ないことですので
御注意下さい。 |