一鍼堂(いっしんどう) 大阪心斎橋本院

症例集

肩こり・五十肩・首のこりの鍼灸症例集

※ここでは肩こりと首のこりの
一鍼堂での症例を紹介いたします。
巷では症例集と称し、
宣伝まがいの自作自演の内容を多く見かけますが、
当院では紹介するすべての内容が
事実に基づいた内容であることをここに明記し、
紹介させて頂きます。


頚の痛みで仰向けになれない 頚椎ヘルニアの鍼灸改善例

大阪市鶴見区在住  N.K様 43歳 男性 会社員

主訴:頚椎ヘルニア
既往歴:特に無し

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当院の患者さんである奥さまのご紹介で
2017年5月27日来院

主訴:頚椎ヘルニアによる
   頚~肩、腕にかけての痛み

頚椎ヘルニアは、
頚椎5番、6番の間にみられた。
1週間程前から、
右頚、右肩~右腕にかけての痛みを感じるようになる。
きっかけは、
普段事務が主だが、
発症直前に現場で若手の指導にあたり、
力仕事を行ったとのこと。

痛みで仰向けの姿勢が出来ないため、
背部経穴の反応から治療方針を組み立てていく。

足の太陽膀胱経の経穴に刺鍼。



置鍼中から、右肩周辺の痛みがほどけてくる。


仰向けになっていただき
足の厥陰肝経の経穴に刺鍼し、
右肩に軽さを感じるとのことで、
様子をみていただく。

2診目(5月30日)
前回からの経過として、
患部の状態:初診前は少しでも姿勢を変えると痛みが出ていたが、
      痛くなる頻度が激減する。
      痛みのスケール:⑩→⑧へ

舌診:やや老、全体に乾燥
脈診:緩
腹診:肝の相火の実(両)、胃土の虚に比べ、臍下の虚がやや深い
前回と同じ方針で施術を重ねる。

3診目(6月8日)〜7診目(7月7日)に至る迄に、
痛みのスケール:⑥→⑤→③→②→①
と徐々に改善される。
ただし、6診目頃から
本来の業務であるパソコンでの長時間の作業中に
痛みを感じることがあるとのこと。

8診目(7月14日)
考察として気の滞りを通すことを主眼においていたが、
それらの所見が改善されつつあったので、
第二の要因として瘀血の反応が診られたので、
今回からそちらを中心に処置を行う。

9診目(7月21日)
前回から
パソコンを使って長時間作業しても
頚や肩が痛みにくくなる。


その後、施術の間隔をあけていき、
一ヶ月あけても経過宜しいので
「卒業」とさせていただく。

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8診目の時点で
方針を切り換えたことで、
負荷がかかっても耐えうる状態までもっていくことが出来ました。
瘀血に対して処置することで、
痛みの質も鋭いものから鈍い痛みに変化していきました。

担当鍼灸師:新川

(2017年 10月19日 更新)




半年前から続いていた肩の痛みが改善する

兵庫県西宮市在住 60代男性

主訴:肩が痛くて挙がらない
既往歴:鼠径ヘルニア、腱鞘炎など

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<主訴に関してお伺いしたこと>
・半年前から右肩が痛み出した。
仕事でお店の商品を手に持って移動させることが多く、その際に肩が強く痛むとのこと。
特に、今は痛みで腕を上に挙げることができず、仕事に支障が出ることがある。
痛み止めを服用したり湿布を貼ったりするも、効果がもう一つである。
最近では痛みのせいで夜中に目が覚めることもある。

<既往歴について>
・以前に、腱鞘炎を患ったことがあるが、その頃は仕事で多忙の時期であった。
・肩の痛みは以前もあったが、このような強い痛みではなかった。

<その他気になること>
仕事が終わる時間が遅いため、
食事の時間が遅くなり、また、睡眠時間が短いことが多い。

<四診>
舌診:淡紅舌・白厚苔、力あり
脈診:弦で有力、やや緩あり
腹診:全体に力があるが、臍下などに目立った虚があった

弁証を心脾両虚とし、補法を主として施術を行った。
背部に刺鍼を行ったところ、全身が温かく感じるとのことであった。

<施術の後>
施術後、腕を上げてみると、
痛みが出ず肩が挙がるようになった。
また、刺鍼中に感じた全身が温かい状態が続いているとのこと。
本日はこれで治療を終え、様子をみて頂くこととした。

1週間後、肩の調子をお伺いすると、
痛みが戻ることもなく
良い状態が続いているとのこと。

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お身体にそれほど大きな負担はみられませんでしたので、
目立った弱りにアプローチできたことにより、
少ない治療でしたが効果を上げることができました。
今後もお身体の弱りからくる痛みなどの不調が出ないよう、
定期的に診させて頂きたいと思います。

担当鍼灸師:大原


(2017/09/03 更新)




お酒の飲み過ぎ要注意! 五十肩の痛みの改善例

大阪府吹田市在住 M.O様 48歳

主訴:五十肩
既往歴:逆流性食道炎


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初診:2017年1月17日
【五十肩】
患側:右
痛みの特徴:
上にある電球を捻って外す動作や、




背広を羽織る動作の際に痛む。




発症までの経緯:
昨年の夏頃から、
それまで90kg前後だった体重が徐々に増え、
運動不足や飲酒量が増加した影響で
105kgまで増加していた。
その頃から痛みが出るようになったとのこと。
体重自体は、
昨年の秋からジムに通うようになり、
現在は95kgまで減量するが、
右肩の痛みはそのまま残る。

舌診:白苔、胖
脈診:右の滑(やや重みあり)
腹診:季肋部に湿の停滞があり、臍が上へ引っ張られるように向く

考察:湿困脾土 にて施術

施術後:肩の可動域が広がり、動かしやすくなる。

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2診目:1月20日

翌日に、「ツーン」とした自発痛を感じたが、
翌々日から、
肩の痛みが筋肉痛のような痛みに和らぎ、
可動域がさらに広がった。
それとともに、
朝まで熟睡出来るようになり、
体力が回復しやすくなった。

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3診目:1月24日

動作時の痛み:①~②へ



それまで肩の関節の奥の方で痛んでいた感覚が、
表面へ浮いてくるようになる。
起床時に固まって痛むような痛みがあるが、
時間が経過するとともに痛みは消失する。

 
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6診目:2月14日

間隔をあけながら施術を重ねていき、
起床時に固まって痛むような痛みも感じなくなったとのこと。
また、熟睡感が出てきて睡眠の質が向上し、
便通もすっきりするようになった。

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発症前に飲食の不摂生や運動不足が続いた結果、
胃の働きがうまく作動せず、
身体の中に「湿」を取り込みやすい状態となっておりました。  

それらが肩関節の周りに油汚れのようにこびりついて
肩の動きを邪魔していたいましたが
徹底的に湿の粘り気をほどくように処置したところ、

よく改善されておりました。

就寝前の飲酒が過ぎると、
重濁した湿が眠りを妨げ、
また便通にも悪影響を与えます。

肩の痛み、睡眠、便通とそれぞれが
共通した原因で発症していたので、
同時に処置することができました。


担当鍼灸師:新川


(2017年 7月1日 更新)


長年の肩凝りの改善


大阪市淀川区在住 S.T様 50歳 男性

主訴:肩凝り
既往歴:小児喘息

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仕事で役職に就いた約10年前から肩凝りがキツクなる。
肩凝りに対して
・マッサージで多少楽になる
・寒さで調子が悪くなる
などの特徴があり、
肩凝り以外にも、
・軟便
・踵が重だるい
・腰がだるい
などの症状があるが、
今回は肩凝りを改善したいと依頼を頂く。

【2014年12月28日 初診】
舌診:紅舌、白粘膩苔、舌辺の苔のハゲ、振戦
脈診:細滑脈、左の尺位力なし
腹診:肝の相火の実がキツク熱感あり、臍下の虚
切経:下腿部陰経の枯れ
   胃経の熱感
治療:脾腎の虚に肝鬱気滞が乗じたとみて、肝経と腎経の経穴を用いる。

【2015年 1月7日 2診目】
前回治療翌日、肩凝り⑩→②

便に形が出るようになり、
踵・腰のだるさが軽減される。

舌診:振戦なし、粘膩苔軽減
脈診:細脈とれる
腹診:肝の相火の実と熱感マシ
治療:前回同様の治療穴を使用

【1月14日 3診目】
前回治療後、
肩凝り気にならなくなる。

その後、
肩凝りの調子が悪くなれば
診させて頂いております。



「根本的に腎の弱りがあるものだとみて施術致しました。
 ストレスや多量の飲酒により顕著に症状が悪化する傾向にありましたので、
 過度の飲酒を控えて頂くことと、
 定期的な運動などで気分転換を心がけて頂くようお伝えしております。」

施術担当:本多

(2016年10月30日 更新)



肩の激痛でつり革も持てない!

五十肩の改善例

大阪府吹田市在住 K.S様 57歳 男性 製造職

主訴:五十肩
既往歴:糖尿病

【来院時の依頼文】
病歴:
10ヶ月ほど前に、肩および上腕の痛みで
右手が上がらなくなった(つり革も持てない)。
整形外科にて温熱?療法(半年程度)も改善せず。
現在は何もしていない。
当初は肩及び上腕の痛みのみだったが、
途中からしびれ感(ひねった時など)あり。
また、ここ2~3ヶ月は凝り(首、肩)が意識されるようになった。

(本文ママ。)
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【2015年5月14日(木)、一鍼堂来院。】
体に出ている症状
・右肩関節前面~上腕にかけての痛み

最近になり痺れを伴うようになる。


肩の側方挙上時の痛みがひどく、
水平位になると痛みがきつい。
日常生活では、電車でつり革を持つ行為が辛いとのこと。


また、後方挙上時にも
肩の痛みがきつく、手がズボンの後ろポケットに届かない。


趣味でゴルフをするが、
肩の痛みのため、最近はできないとのこと。
クラブのバックスイング時が痛み辛い。

生活習慣
飲酒(ビール350㎖)を週4日。
肩を痛めてから運動不足。

舌診:淡紅色あせ、白苔
脉診:緩 沈位で滑脈
腹診:両肝相火、下焦の邪実きつし。
考察:気滞血瘀証
取穴:手太陽小腸経の経穴、足厥陰肝経の経穴
治療後:肩周りが柔らかくなってきた。
養生指導:飲酒をペースダウンして頂き、なるべく動いてもらう。


5/17(日) 2診目

肩の痛みが感じなくなり、
上腕部の方に痛みが移ってきたと伺う。
痛みのきつさも⑩→⑤に半減する。

舌診:色あせマシに。白苔はやや残る。
脉診:緩マシになり形出てくる。沈位の滑は浮いてくるが、滑はまだ少しあり。
腹診:下焦の邪よく緩む。肝相火の邪も少しマシ。
取穴:前回と同様


5/21(木) 3診目

上腕部の痛みが⑤→③と軽減。
この状態ならゴルフができそうだと伺う。
軽めにスイングして大丈夫か?
週末に実験的に打ちっ放しに行ってもらう。


5/28(木) 4診目

5/24(日)に打ちっ放しに行ってもらう。
バックスイングの可動域は問題なく振りかぶれてたとのこと。
痛みは②あり。
肩の挙上・水平位で②。
肩の状態は大方 良くはなっているが
週明けに仕事で長距離運転する予定なので、
この時肩に負担が出ないか?動向を注視する。


6/4(木) 5診目

5時間にわたる長時間の運転をしてから
回内運動で上腕部の痛みが⑤出るようになる。
後方挙上時・ゴルフのスイング時の痛みは現状のまま②。
肩の挙上時の痛み・水平位で③。
取穴を手の少陽三焦経に変え施術。

6/11(木) 6診目
先週末の6(土)と7(日)に
続けて打ちっ放しに行かれたとのこと。
6(土)→100球→痛み無し
7(日)→100球→途中後半から痛みあり④

ただ、その後は素振りをしても痛み②で落ち着いていたとのこと。
今週末も打ちっ放しで打つ予定。
(6月末にラウンドを回る予定があるため)

6/18(木) 7診目
先週末の打ちっ放しでの経過を伺う。
13(土)→100球→痛み無し
14(日)→100球→痛み無し

ゴルフは問題なく臨めそう。

7/3(金) 9診目
6月末のゴルフは問題無く回れたと報告を頂く。
7月半ばに実家のある東京へ車で帰る予定あり。
長距離運転でも大丈夫になるように補強していく。

7/26(日) 11診目
東京の実家で一泊二日過ごす。
大阪~東京間の往復を車で移動するが
痛み無く過ごせたとのこと。


肩の動きを改めて確認。

肩の挙上、痛み無く挙げられるように。


肩の後方挙上も痛み無し。
ズボンの後ろポケットも手が届くように。


前腕の回内運動による上腕部の痛みも消失。

肩の痛み消失し、動きも問題なし。
ゴルフや長距離運転による負荷をかけても再発なし。
依頼達成されたので今回を以て卒業。
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「気滞血瘀による痛みでしたが、
血瘀が解消し、気滞レベルになった途端に
痛みの場所が遊走的になり
コロコロ変わるようになりました。
痛みの場所がコロコロ変わる分には
経過良いことが多いです。
痛い場所が固定し根付いてしまうことの方が
厄介なことが多いことをこの症例を通して
お伝えできればなと思います。」

担当鍼灸師:為沢

(2016年 10月 25日 更新)




単身赴任後から悪化した頚の痛み

大阪府豊中市在住 M.H様 48際 男性

主訴:頚の痛み
既往歴:なし
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【2016年5月15日 初診】
問診にて以下の情報を伺う。

・頚の痛み
頚の付け根が硬く左右に動かし辛く、特に朝の痛みがきつい。
休日にはランニングやテニスなどで体を動かす事が多く、
運動の後は多少痛みは楽になる。

・腰の痛み
数ヶ月前からだるい。
仕事の後にだるさが増す。

・膝の痛み
運動中や運動後に痛みがきつくなる。
水が溜まりやすく整形外科で、
定期的に水を抜いてもらっている。

東京から単身赴任で大阪にこられてから上記の症状がきつくなる。

舌診:暗紫舌、舌下静脈の怒張有り、白苔、舌辺の苔のハゲ
脈診:滑脈
腹診:肝の相火の実、胃土の虚、全体自汗あり
切経:下腿部陰経の肌肉の落ち込み
   太谿穴付近の黒ズミ
   後谿穴付近の熱感
   全体的に自汗がきつい
治療:気滞を流し腎虚を補うために心経の経穴、腎経の経穴を使用

治療直後、頚の可動域が広がり痛みが軽減する。
⑩→⑧

飲酒や夜遅い時間の食事が負担となっているとみて
お酒の量を控え、食事量の調整をして頂くよう養生指導する。


【5月22日 2診目】
前回治療後、徐々に頚の痛みが緩む。
⑩→⑤

晩の食事量を減らして頂き、
飲酒の量も週に一度にした。

毎週抜いていた膝の水を抜かずに過ごせている。

浅く感じていた睡眠の質が良くなる。

舌診:白苔が減少
脈診:滑脈緩む
腹診:全体自汗が減少
治療:前回同様の治療穴を使用


【5月29日 3診目】
前回治療後、
頚の痛み⑤で安定。
膝の水は抜きに行っていない。
仕事の後の腰のだるさもマシになっている。


【6月18日 6診目】
頚の痛み安定していたが、
6月12日(日)5診目以降、
仕事が忙しく夜の食事が22:00を回ることが多くあった。
肩の痛みが⑥~⑦くらいに痛みがきつくなる。
約一ヶ月振りに膝の水を抜きに行く。

舌診:白苔増加
脈診:滑脈きつい
腹診:全体自汗が増加。
治療:四診の情報から、
   脾の弱りを建てつつ気滞を流すため、
   脾経の経穴と小腸経の経穴を使用

その後、
東京のご自宅に帰られるなど、
治療間隔は空いてしまっていますが、
症状悪化することなく過ごされている。

現在も定期的にご来院頂いております。


「単身赴任での生活、特に食生活が
 症状の発症を助長させていたのではないかとみております。
 脾虚、腎虚、肝鬱の絡みがどうなっているか、
 状態をみて考察する必要があると考えております。」

施術担当:本多

(2016年7月8日 更新)




根本からの痛みの改善(五十肩)

大阪府豊中市在住 M.Sさま 女性
主訴:肩の痛み(五十肩)

既往歴:ヘルペス
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はじめにお電話をいただいた際は
「肩が痛くてつらい。すぐにお伺いするので、どうにかして欲しい」と
非常にお困りの状況であった。
15分後に来院され、痛みのある右肩を
全身でかばうようにして歩かれていた。

<初診>  2016.6.8
問診のカルテに必要事項のみを記入いただき、
すぐにベッドへご案内する。

お話を伺うと、
痛みのせいでベッドに横たわる姿勢ができず、
睡眠もここ数日はとることができないとのこと。

気温は25度ぐらいであったが、
問診中に上半身から汗が流れ落ち、
痛みの強さを物語っていた。
話をすることも辛そうな状況だったので、
問診は症状(痛みの状況のみ)をお伺いするに留めた。

舌診:色あせが強く、黄苔
脈診: 右:洪、弦 左:滑、弱 
 →左右差がはっきりとしていた
腹診:右脾募、左大巨周辺に邪

<考察>
ここ数週間は仕事の関係で
やや疲れがたまっていたとのこと。
痛みで数日間は睡眠がとれていないことなども
症状を悪化させる要因となったと思われる。

施術後、15分程度で表情が穏やかになり
「痛みがマシで、楽になった」とお伺いする。

<2診目>  2016.6.9
昨日の治療後、3時間ほどで痛みが戻ってきてしまったとのこと。
再度弁証を行うため、症状に直接関係のないことも伺う。
すると、気滞瘀血が影響している可能性が出てきた。

前回の施術後、症状が寛解したが、
本日伺った内容も加味して施術を行う。
施術後、痛みがマシになった。
その後の経過をみていただくようお願いする。

<3診目>  2016.6.10
昨日の治療後も、3時間ほどで痛みが戻ってきてしまった。
今回は、気滞血瘀に対して集中的に施術を行った。(活血化瘀)

施術後、肩の痛みの範囲が広がったとのこと。
気滞血瘀が関係している症状は、治る段階で、
一時的に痛みが広がることがある。
一カ所に停滞していた病理産物が散っていくことで
徐々に緩解していくケースが多い。

ご本人からは
「今日は、痛みがマシになった感覚があまりない」と伺うが、
これで治療は終了として
様子をみていただくようにお願いした。

<4診目>  2016.6.11
昨日同様、活血化瘀を治法として施術。
昨日の治療後、痛みは2時間程度広がったままであった。
しかし、仰向けに横たわることができ、
夜の睡眠も普通に取れるようになった。

今回は施術後、痛みのあった部位が温かくなり、
痛みも緩和したとのこと。
また、痛みが間欠的(数分おき)に変化した。

<5診目>  2016.6.12
昨日から痛みが半分に減ったとのこと。
昨日と同様に施術を行い、
術後、痛みの峠を越した感じがすると伺う。

6診目以降、
同様に施術を行い、症状は日に日に緩解を見せている。
今までは痛みのせいで、仕事の動作に制限をしていたが、
現在は通常通り仕事を行っている。
(治療ペースは、現在、週に1程度)
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3診目のあたりで、
一時的に症状が悪化したようにも感じられたようでしたが、
結果的にここが症状の山だったようで、
その山を越えない限りは根本からの改善が見込めなかったと思います。
治療方針を変えることなく、根本的な改善をはかることで、
症状の山を乗り切ることができたと思います。
今後も気を引き締めてまいります。

施術担当:大原

(2016年6月26日 更新)



腕立て伏せがきっかけで傷めた肩の痛みの改善を目指す

大阪府吹田市在住 M.M様 52際 女性

主訴:肩の痛み
既往歴:なし
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2015年12月
腕立て伏せをした後から、
右肩に痛みが発症。

特に肩を後ろに回す動作がつらく、
痛みで仕事にも支障が出るとのことで、
2016年2月9日来院。


舌診:暗紫舌、やや胖嫰、舌辺~舌先にかけて紅点あり
脈診:濡脈、左右の関上浮き、左右の尺位力なし
腹診:肝の相火から少復にかけての裏実、胃土の虚、臍下の虚

食生活や外で子供達と関わるお仕事の状況から
脾胃の負担が深く、そこからおこる
瘀血が中心にあるとみて、
陽明胃経の経穴と背部兪穴を使用。

脾胃の気虚を補い瘀血をとることを目標にする。


【2月12日 2診目】
前回治療後、
約2ヶ月の間動きがなかった肩の痛みに動きが出る。
⑩→⑨

気温が低下する冬場は
朝の尿意が近かったが、
初診治療後から回数が軽減する。

舌診:暗紫舌ややぬけ
脈診:左右の関上の浮きマシ
腹診:肝の相火から少復にかけての裏実が緩む

治療は前回と同様に活血化瘀を施す


【2月15日 3診目】
前回治療後、
肩の痛み⑨→⑦


この頃より、
化粧のりが良くなったように感じる。


【2月26日 6診目】
施術後、
今まで固定していた痛みの箇所が
移動するようになる。

一つの固まったブロック塀にひびが入り、
散った感覚だとご本人さんより伺う。

舌診:紅点マシになる
脈診:濡脈がとれる
腹診:肝の相火から少復にかけての裏実→表に出てくる


【3月18日 9診目】
肩の痛み⑦→⑤
施術後、
肩の可動域が広がる



【4月4日 12診目】
施術後、
肩の痛みが徐々に肘の方に移動する。

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「瘀血が緩むことで
固定した痛みの箇所が移ってきているので、
痛みの程度も徐々に軽減していくかと考えております。
ただ、
瘀血をあらわす舌や脈の反応など、
お仕事や食生活により大きく変化するので、
梅雨・夏場に向かうこれからの季節、
脾胃の弱りを助長させないよう
冷えた果物の過食には気をつけて頂くように
養生指導しております。

施術担当:本多

(2016年6月4日 更新)


産後に悪化した頚から肩の凝りを改善

大阪府吹田市在住 K.N様 28際 女性 

主訴:頚から肩の凝り
既往歴:なし
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2015年11月出産後から、
普段から気になっていた肩凝りがきつくなる。
特にうがいをする際、
上を向いたときに後頚部が強張り動きにくい。

2016年
1月30日初診

舌診:紅舌白苔 舌先と舌辺部に紅点多い
脈診:寸関尺、沈位で滑脈
腹診:左右肝の相火の実がきつく胃土に力ない。腹部全体黒くくすむ。
治療穴:小腸経、肝経、膀胱経の経穴

疏肝を施し、
気滞を緩める。

施術後、頚の強張りが軽減して可動域が広がり、上を向きやすくなる。


2月6日(2診目)

初診後から、
後頚部の強張りと肩凝りが
徐々に⑩→⑥に軽減される。

初診時に気滞を流すことで、
心身の緊張がほどけて、
初診時に比べ表情が少し柔らかくなったように感じる。

舌診:舌先 紅点減少
脈診:沈位→中位 滑脈マシ
腹診:肝の相火の実が緩む
治療穴:小腸経、膀胱経の経穴

初診時同様に気滞を緩める。


2月20日(4診目)

前回施術後から、
頚の強張りと肩の凝りは
⑥で安定している。

腹部の胃土の無力感、
脾胃の経穴の反応から、
疏肝 + 建脾を加え施術を施す。

施術後、
肩の凝りと強張りが⑥→③に軽減する。

 
3月5日(6診目)

前回施術後から
肩の凝りと頚の強張り③の状態を維持できている。

施術は続けて疏肝をメインで建脾を行う。

6診目以降、
うがい時の上を向く動作で肩凝りや頚が強張ることなく
スムーズに動かす事ができるように改善される。



「産後の症状で、
気虚、血虚、あるいは気血両虚を疑いましたが、
四診の情報では虚の反応よりも、
流れが滞っている反応の方が強くありました。
日頃から軽い運動を取り入れて頂くようお伝えし、
ヨガを始められた頃から気分もすスッキリして、
症状にも動きが出やすくなっておりました。

頚、肩の症状の改善以降、
背中の張りの改善を目指して
現在も定期的に診させて頂いております。」

施術担当:本多

(2016年4月29日 更新)



大阪府吹田市在住 M.H様 78歳男性 

大阪府吹田市在住 M.H様 78歳男性 

主訴:肩〜背中の痛み
既往歴:特になし


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2014年10/12、初診。

【肩〜背中の痛み】
今回の症状は、
2014年10月6日より発症する。
当初は左の肩から肩甲骨周辺にかけての痛みあり。
翌日、台風の後片付けのため、
ベランダのモップ掛けをしていたところ、
右の肩から肩甲骨周辺にかけての痛みが強くなり、
・寝返り
・歯磨き
・頚を後ろに傾ける
などの動作が困難になる。

数日様子をみたが改善の兆しがみられないため、
当院の患者さまである娘さんの紹介でご来院される。

舌診:淡紅舌、薄白苔

脈診:滑

腹診:左脾募から肺先にかけての実きつし
弁証:太陽経の経気不利
施術後:寝返りが出来るようになる
    
10/14 (2診目)
【肩〜背中の痛み】
右の肩から肩甲骨周辺にかけての痛みが
肩甲骨周辺に狭まり、
・寝返り
・上着の着脱
・車のハンドル操作
等の動作が可能となる。

10/16 (3診目)
【肩〜背中の痛み】
右の肩甲骨周辺の痛みは消失。
左の頚に痛みを感じる。

10/19 (4診目)
【肩〜背中の痛み】
引き続き痛みを感じることなく過ごされる。

調子が宜しいので、
本日にて御卒業とさせて頂く。

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【担当鍼灸師の新川より】
痛みの治まり方は人それぞれで、
今回のM.Hさんの場合は
右から左へと移り変わり
症状が巻き戻っていくような
変化が出ておりました。

手の太陽小腸経の領域に痛みがあり、
それらの経気を通していくことで、
痛みが改善されておりました。
それ以外の特徴としましては
脾胃の弱りもみられましたので、
養生指導として、
コーヒー(普段は5~6杯/日)の摂取量の調整をお願いしました。

(2014年 11月 28日 更新)




大阪府豊中市在住 S.Yさま 50歳男性 公務員

大阪府豊中市在住 S.Yさま 50歳男性 公務員

主訴:肩の凝り、睡眠障害
既往歴:虫垂炎、回盲部腫瘤


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2014年3/28、初診。

【肩の凝り】
30代から発症する。
6~7年前から悪化し、
肩を中心に頚から肩甲骨、腰にかけて凝りを感じるとのこと。
凝りの影響で、患部に違和感があり
特に平日は眠りづらい。

舌診:やや老

脈診:滑

腹診:右肝の相火の実。
   右天枢から右大巨にかけての手術痕があり、
   臍周の邪実と結びつく。

弁証:脾気虚



4/4 (2診目)

背中の違和感が薄れてきたため、
夜眠れるようになる。
肩の凝り:⑩→⑧へ



4/11 (3診目)

肩の凝り:⑧→⑥へ
肩の凝りの塊が取れてきた。


4/25 (6診目)

肩の凝り:②~③へ
肩の凝りが緩解してきたため、
熟睡出来ているとのこと。

5/2 (7診目)
肩の凝り:⓪へ

その後も体調維持の為、
定期的にご来院頂く。

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【担当鍼灸師の新川より】

素体として脾胃の弱りの徴候があり、
仕事が立て込み疲労が蓄積すると運化不利を起こし、
肩の凝りとして現れておりました。
臍周の邪実に気滞との絡みもみられましたので、
脾胃の動きが邪魔されないよう進めていきました。

(2014年 8月 6日 更新)




大阪府吹田市在住 F.Nさま 60歳女性 主婦

大阪府吹田市在住 F.Nさま 60歳女性 主婦

主訴:頚~腕の違和感,肩凝り
既往歴:急性膵炎,腰痛
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【来院時の依頼文】
30年以上前から腰痛 最近は無い 
最近転居し右腕の凝り?を感じる
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2011年7月に転居されてから
右頚~腕にかけての違和感が出てくる。
2011年9月2日
一鍼堂来院
増悪因子として、
・長時間の車の運転
・パソコン操作
が挙げられる。
週に一度、ご実家へご用事に行かれる際に
長時間の運転あり。

舌診:白苔
脈診:左尺位の虚、細
腹診:肝の相火の実、胃土周辺(右)の虚、臍下の虚
考察:胃の弱り
処方:足の陽明胃経、足の厥陰肝経、足の少陰腎経
施術後:左尺位に力が出ており、腕のつっぱり感がましになる。

2診目(9月8日)
前回施術後、長距離の運転はしなかったが、
パソコンを一時間ほど見ると、頚、肩へ負担がかかる。
腕のハリはましになる。
舌診:白苔残る
脈診:濡
腹診:肝の相火の実左に残る、胃土の虚、臍下の虚まし
考察:胃の弱り
処方:足の太陽膀胱経、足の厥陰肝経
施術中、胃がごろごろ動き出し、
施術後、胃の不快感が消失、頚~肩の違和感も消失する。

3診目(9月13日)
前回施術後、胃がスッキリし、身体全体の調子もよく、
お酒をつい多めに飲み過ぎるが負担はなし。
頚~腕にかけても違和感がなくなる。
舌診:薄白苔
脈診:やや細、滑
腹診:胃土の虚まし

4診目(9月20日)
ご実家のご用事で負担がかかるも、
疲労感を感じにくくなっている。
頚~腕にかけても、調子宜しいとのこと。
舌診:薄白苔
脈診:やや細
腹診:胃土の虚の範囲が小さくなり、浅くなる。
負担がかかっても調子宜しいので、
本日にて卒業して頂く。
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担当鍼灸師(新川)より
初診時は、本治としての胃の弱り以外にも、
気滞などがまとわりついておりました。
胃の気を高めていくことで、
腹診の変化(胃土の虚が補われる)とともに
症状も改善して参りました。
F.Nさん
週末のご用事、
あまり無理をなさらないようになさって下さいね!

(2014年 7月 25日 更新)



大阪市中央区在住 K.Mさん 36歳男性

大阪市中央区在住 K.Mさん 36歳男性

主訴:首・背中の凝り
その他の症状:腰の痛み

既往歴:痔



2008年頃からデスクワークが多くなり、
その頃から首や肩の凝りが出始め、
マッサージやカイロで対応していたが、
施術後は、多少症状が緩解するも、
翌日には元に戻ってしまう。

2013年夏、
名古屋から大阪に転勤になり、
環境の変化や勤務時間の増加に伴い、
夜中に背中の痛みで目が覚めるほどに症状が悪化する。

【2014年5月13日 初診】
舌診:紅・薄黄苔(中~下焦)

脈診:全体滑脈、左右の寸口部が按じて無力

腹診:臍周と肝の相火の張り・心下の腠理の開きと自汗あり

切経:左右下腿部の脾経に自汗が強くみられる
   後谿(実)・脾兪(実)・太谿(虚)・腎兪(虚)・心兪(実)
   胃兪(実)・至陽(実)・膈兪(虚中ノ実)


湿熱が停滞しているとみて捌いたところ、
首・背中の痛みが⑩→⑤
腰の痛みが⑩→⑥
に軽減する。



【5月16日 2診目】

舌苔の薄黄苔が抜け滑脈が緩む。
首・背中・腰の痛み③に軽減。
飲酒量の軽減と適度な運動を日常生活にとりいれてもらうよう伝える。


【5月23日 3診目】

仕事が多忙な時期で、
症状が一時的に悪化するが、
一晩経てば③まで軽減する。

【5月27日 4診目】
舌の紅味がぬけるが、
薄黄苔がみられる。
飲み会が3日続き、
飲酒の量が増えたが、
症状は①~②まで軽減している。

【6月1日 5診目】
首・背中の凝りが⓪~①に軽減

【6月13日 6診目】
仕事が更に忙しくなり、
約2週間、施術の間隔が空くことで、
症状が④まで増すこともあったが、
一時的なものですぐに落ち着く。

現在も治療継続中


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【施術担当者の本多より】
こちらのお伝えした養生法を実践して頂いていることもあり、
徐々に症状も落ち着いてきていますが、
7月末、仕事が落ち着くまでの間は
定期的に診させて頂く予定です。

(2014年 6月 30日 更新)





兵庫県尼崎市在住 M.Mさん 38歳 女性 会社員

兵庫県尼崎市在住 M.Mさん 38歳 女性 会社員



主訴:肩の痛み
その他の症状:背中の痛み・疲労感
既往歴:喘息・胃潰瘍・十二指腸潰瘍

2012年
職場で管理職に就いてから仕事が忙しくなり、
肩の痛みが気になりはじめ、
続いて背中に痛みが広がり、
定期的にマッサージなどにも通うが症状改善せず。

【2014年4月19日 初診】
舌診:胖嫰・紅(アセ気味)・舌尖紅キツシ・薄黄苔
脈診:全体無力で左右尺位が特に弱い
腹診:肝の相火の肌肉の削げキツシ
切経:太衝・太谿・陰陵泉・曲池・後谿・肝兪・三焦兪・腎兪・心兪に反応あり

補腎を主に施術したところ、
背中の痛みが消失する。

【4月27日 2診目】
舌の薄黄苔が抜け、脈は全体が若干有力となる

背中の痛みは安定しているが、
肩の痛みに変化はみられない。

【5月4日 4診目】
舌のアセが少し抜けるが暗あり。

補腎に加え、
心気を通したところ、
肩の痛みに波が出てくる。
調子が良い時で⑩→⑤に軽減。
背中は安定している。

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【施術担当者の本多より】
肩と背中の症状に、
一見繋がりがあるように見えるが、
発症の原因は別もので、
仕事の多忙さによる、
腎虚と心気の停滞によるものとみて、
現在も診させて頂いております。

(2014年 5月 14日 更新)



 

 

大阪府豊中市本町在住 T.Sさん 43歳 男性 居酒屋経営

大阪府豊中市本町在住 T.Sさん 43歳 男性 居酒屋経営

主訴:肩こり、首のこり、首の回旋困難
その他の症状:首の冷え
経営している居酒屋の疲れから、日々、肩こり,首のこりに悩む。
整体でのマッサージや、気功による施術を受けその場では楽になるが
すぐに肩こり,首のこりが戻る。
2008年3/16来院。
問診にて、普段から仕事に対するストレスが強く、
運動不足で体を動かす機会がない。
切経にて、肝の実が顕著に診られる。

1診目、百会にて肝の実をさばき
肩こり,首のこりが10→1~2になる。
    また首の冷えが消失。

2診目、施術2日後に来院。
    首~肩の凝りが1~2→2~3に戻るが首の回旋が軽く、
    首の冷えは出ていない。仕事も快調にこなせている。
    施術後、2~3→0に消失。

3診目、前回施術後から4日後、
肩こり,首のこりが戻ることなく過ごされる。

4診目、前回施術後から1週間後、
肩こり,首のこりがなく、体が軽くなったため
    運動し過ごされる。

5診目、仕事の負担あるが体軽く、疲れにくくなる。

現在も施術継続中です。
体調は快調ですが、仕事は変わらず忙しく、
以前のような首~肩凝りが出る不安感があるので、
予防のため2週間に1度来院されています。

施術担当者(為沢)より
肝気の実がきつく、第7頸椎下の大椎付近に
また、凝りがきつく気滞による冷えもあり ました。
百会1穴にて気滞を捌き、症状の改善が診られました。
施術効果と、普段から運動して頂いていることもあり、
快調に過ごされています。


大阪市堺市在住 K.Dさん 30代 男性 サービス業

大阪市堺市在住 K.Dさん 30代 男性 サービス業
主訴:野球肩
既往歴:骨折

(御依頼文)
草野球で肩痛に悩んでおります。スローイングを行ったときに
肩を90度上げたときにへこむ先の筋肉と前側の筋肉、
腕を上げた時に出る外側の筋肉に強い痛みが出ます。
草野球歴は3年です。中高両方野球しておりました。
病院に行きましたが治療は難しいとのことです。
最近は腕を上げるのも痛い時が有りまして、
問い合わせいたしました。



2009年5/19来院。
4年前より肩に違和感があったが、特に治療は行わなかった。
最近になり、野球のスローイング時(肩挙上時)だけでなく、
じっとしていても痛むようになったとのこと。
御依頼文にもある通り、整形外科や鍼灸整骨院など
受診されたようだが治療法は無く、
野球を止めるよう勧められたようです。
ご本人は野球を止めたくないとのことで、
鍼灸院を探し、来院に至る。

舌診は紅舌、薄白苔、歯痕、舌尖に紅点アリ。
脈診は浮緩。
腹診は、心下から胃土にかけ棒状の邪を呈す。
切経において、両手三里虚中ノ実、右足三里虚中ノ実、
両太衝虚中ノ実、照海やや虚、右心兪虚中ノ実深し。
湿痰と肝気をさばくよう施術。

施術直後、肩の痛み消失し、挙上も可能となった。
また平素よりコンビニ弁当ばかりの食生活の為、
この日をもって止めて頂くよう養生指導をする。

2診目。1週間後来院。
じっとしている時の肩の痛みは無く、
野球をしたところ、投球時の痛みも消失していた。
ただ投球時に肩が抜けそうになる。
また痛みは無いのだが、投球に対して怖さがあるとのこと。
施術法は初診と同様。

3診目。
投球時の痛みはなく、投球時の肩が抜けそうになった
感覚も出なかったとのこと。
今回の草野球では、遠投が出来るようになり
外野から捕手まで全力で投げれたと喜ばれておりました。
また投球に対しての怖さもなくなり、
野球を思う存分楽しめた。
施術は前回までと同様。

調子が良いので、3診目終了をもって
当院でのはり治療を卒業して頂きました。

担当者(下野)より
初診時、「治療法がない」とまた言われるのではないかと
心配そうなお顔をされておりました。
色々と問診をし、お話をしましたが、どこか不安そうな
お顔をでした。
その為「論より証拠」ではないですが、
鍼で治るということを示し、
その後お話をしようと決め施術。

足三里、太衝に鍼を施し、直後に肩の痛みが消失し
とても驚かれておりました。
「何が起きたのかわかりません」と仰って、
呆気に取られた様なお顔をされいましたね。
そこでK.Dさんのお身体の状態と施術法をお話しし、
やっと安堵の表情が出てきたのを覚えております。

今では、肩も問題なく野球を楽しんでおられるようです。

K.Dさん、今まで我慢していた野球を
思う存分やって下さい。

またお身体に不調が出てきたら、ご連絡下さい。
お待ち致しております。

大阪府豊中市在住 K.Sさん 54歳 女性 ピアノ・電子オルガン講師

大阪府豊中市在住 K.Sさん 54歳 女性 ピアノ・電子オルガン講師

主訴:肩の痛み
その他の症状:なし
2009年8月に入ってから、左腕の挙上時に左肩に痛みを発する。
10年前にも同様の症状を発症しており、
整形外科での治療で痛み治まったため、
今回も整形外科にて治療するが、
痛み引かず、痛み止めを服用して過ごす。
御近所に御住まいとのことで
2009年8/21、一鍼堂の看板を見て来院。
問診にて6〜7月は仕事で忙しく過ごされる。
8月に仕事落ち着いた途端、発症。
生活状況では、毎日飲酒アリ。
脂物が苦手で、あまり食さず。
舌診にて、やや暗紅舌を呈し、歯痕アリ。
脈診にて、細滑枯アリ。
腹診にて、臍周の実アリ。
切経にて、右孔最の実、左曲池にやや自汗、
右足三里にて実、左足陽明経の足三里〜下巨虚にかけて実、
左公孫の虚、右太衝の実アリ。
考察として、肝鬱気滞と脾胃の湿痰と診立て施術。

8/21(初診)
施術直後、左腕挙上時の左肩の痛みはまだあるが、
挙上の角度やや改善される。
舌診にて、やや暗紅舌がマシになり、脈診にて細脈が消失。
養生指導として、飲酒を控えて頂くように伝え
初診時の施術を終了。

8/24(2診目)
前回施術3日後に来院。
左腕挙上時の左肩の痛みが⑩→③まで改善し、可動域も前回治療直後より改善し
肩の位置まで挙上可能に。

8/27(3診目)
前回施術後から3日後に来院、
左腕挙上時の肩の痛みが③→ほぼ消失。
左腕の挙上角度も正常になる。
脈診にて滑枯消失。

8/31(4診目)
肩の痛みなく体調良く過ごされていたので、御卒業頂きました。


施術担当者(為沢)より
ピアノ・電子オルガンの講師をされており
腕が挙がらないと演奏に支障を来すので
忙しくなる9月に入る前に良くなりたいとの御希望の上、診させて頂きました。
証立てとしては肝鬱気滞が主であり、
理論的には、肝鬱気滞のみ施術すれば改善しますが、
背景にあった、毎日の飲酒による脾胃の負担が気になったので、
これも施術対象として診ました。
肝鬱気滞+湿痰を同時に捌くことで、
早く改善できたと感じております。
K.Sさんは、ピアノ・電子オルガンの講師をされている方の講師を
しているとのことで、より高度な技術が必要になってくる御仕事かと思います。
飲酒を控えることで、早く良くなりましたね。
9月までに体調間に合って良かったです。
今後も飲み過ぎには気を付けて下さい。
9月は忙しくなると仰っていたので、また体調崩さないか心配ですが
何かあればまたすぐ御連絡下さい!

大阪府豊中市在住 E.Mさん 23歳女性 一般事務

大阪府豊中市在住 E.Mさん 23歳女性 一般事務

主訴:頚(くび)、背部の凝り
その他の症状:不眠、咽の詰まり

2008年4月、現在勤めている職場に入社。
1年半年後の2009年9月、
異動により環境が変わり、仕事内容の責任が重くなる。
9月後半より、咽の詰まりを感じ、不眠となる。
また、以前より悩んでいた頚(くび)、背部の凝りがきつくなってくる。
腰痛の施術で一鍼堂に通院されていた知人のK.Mさんの御紹介で
2009年10/4、一鍼堂に来院。
問診にて仕事内容を伺うと、
新しく入ってきた年上のパートさん達の教育係に抜擢され
気を遣うことが増えてきたとのこと。
仕事が増えたことで、自分の仕事が就業時間内に終わらなくなり、
残業することが多くなる。
E.Mさんには仰臥位になって頂き
問診を進めていたが、仰臥位だと息が詰まってくるので苦しい
とのことで、問診を切り上げ、施術に入る。

舌診にて、淡紅舌、白苔アリ。
脈診にて、緩脈でやや細脈もアリ。
腹診にて、臍周の邪実アリ。
切経にて、左後谿の実、左曲沢に虚中ノ実、
右太衝に実、右申脈に虚中ノ実。
考察として、心気鬱結証と診立て施術。

10/4(初診)
施術直後、仰臥位での息の詰まりが緩み、呼吸し易くなる。
また、眠気が出て来たので、初診時の施術を終了。

10/11(2診目)
前回施術7日後に来院。
頚•肩の凝りが大分軽くなり、10/8まで⑩→消失していた。
10/9より再び③ほど頚•肩に痛みが出たが
息の詰まりを感じることなく、グッスリ眠れていた。
初診時の施術を引き続き施す。

10/25(3診目)
前回施術後から14日後に来院、
頚•背部の凝りが③→ほぼ消失。
その他の症状も消失していたので、御卒業頂きました。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

鍼灸師(為沢)より
初診時からよく効果が診られた患者さまです。
仕事に対して責任感が強い方で、
真面目に取り組んでいらっしゃったのかと思います。
また、親くらい歳の離れた方々に御仕事を教える立場になって
精神的にかなり重圧があったとのことです。
診察期間中にも、数名のパートさんが辞められて
責任を感じておりましたが、御体に負担が出ないで過ごされました。
これからもっと責任ある御仕事を任されるかと思います。
体調が少しでもおかしいなと思ったら
また、早めに診させて下さいね。



大阪府吹田市区在住 K.Fさま 62歳男性 会社員

大阪府吹田市区在住 K.Fさま 62歳男性 会社員

主訴:落枕(寝違い)
その他の症状:肩凝り、不眠

既往歴:五十肩、坐骨神経痛、大腸ポリープ
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2011年5月頃、
朝起きた時に左の頚~肩にかけての痛みを発症し
一時的な落枕(寝違い)と思い、そのまま放置して様子を見ていたが、
一向に改善せず整形外科に受診する。
湿布を貼ることで様子を見ていたが、それでも改善せず。
発症してから半年ほど経ち、当院に施術の依頼をされる。

【2011年11月25日、一鍼堂来院。】
頚~肩の痛みは頭部を左に側屈させると激痛が走る。
また、頭部を左への回旋時も激痛があり。
仕事は役所での事務職。
デスクワークのため、ほとんどPC作業をしている。
飲酒は週に3日。冬は毎日飲酒。
最近寒くなってきたため、毎日飲酒が続いている。
睡眠が浅く、毎日1回は目覚める。その度に夜間尿が毎日1行あり。
便が3日に2行、毎日は出ていない。
舌診:淡紅、舌根部に白膩苔アリ

脈診:濡脈

腹診:胃土~臍周に邪がきつし
切経:曲池(実きつし)・尺沢(虚)・霊道(虚)・後谿(実)
足三里(実)・上廉(実きつし)・申脈(虚)・太衝(実)・太谿(やや虚)
肺兪(虚)・心兪(虚)・肝兪(実)・胃兪(実)・大腸兪(虚中の実深シ)

考察:大腸湿熱証

治療後:施術直後、上半身がスッキリしたので様子を診て頂く。
養生指導として飲酒を禁ずる。

12月2日(2診目)
前回施術後、翌朝には落枕(寝違い)の症状が戻ってしまい、
痛みが変わらずあるとのこと。
便がスッキリ出るようになり、体は軽くなっている。
初診時の施術に疎肝を加え施術を施す。

12月9日(3診目)
前回施術後、頚~肩の調子が良好に。
ただ、外で昨日冷えたために頚にやや痛み、背部に凝りが出る。
今回より疎肝に施術方針を切り換える。

12月16日(4診目)
頚~肩の調子が大分良くなり、
頚の動きも軽快に。背部の凝りも消失。

12月27日(5診目)
頚~肩の調子が良くなってきたので、
主訴を不眠に切り換える。
心腎の弱りがあるので、これを補う。

12月30日(6診目)
夜間覚醒あるが、目が覚めてもすぐ眠れるようになる。

【2012年】
1月6日(7診目)
正月に飲酒機会が多く、不規則な生活を送る。
寝入りが悪くなってしまう。飲酒を徹底して禁じて頂く。

1月13日(8診目)
寝付きが良くなり、調子良好に。

1月20日(9診目)
眠りも深くなり、夜間尿もなく過ごされる。

2月3日(11診目)
不眠も改善され、施術に満足されたため御卒業して頂く。

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【担当鍼灸師の為沢より】
半年も落枕(寝違い)を患っていた患者さまの症例です。
初診時は飲酒による湿熱かと第一候補に証を立て施術しましたが
一時的にラクになっただけで納得のいく効果は得られなかったので
その後、肝鬱気滞も同時に処置することで良い効果を得ました。
途中、正月に多量に飲酒したことでやや悪化されましたが
状態が良い軌道に乗りかかっていたので、すぐに修整できました。
K.Fさん、無茶しないように過ごして下さいね。



大阪府吹田市在住 M.Hさん 43歳男性 会社員

大阪府吹田市在住 M.Hさん 43歳男性 会社員
主訴:頚、肩の痛み
既往歴:特になし
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2012年9月5日来院 初診

数年前から夜勤の仕事が始まり、
昼夜逆転の生活が続いているとのこと。
ご趣味でサッカーを週に2回程行っているが、
夕方に行うため、睡眠時間を削って参加されている。

舌診:淡紅、薄白苔、胖、舌尖から舌辺にやや歯痕
脈診:脈巾が狭く、按じて無力
腹診:季肋部の浮き、右肝の相火の実、
   中脘から気海にかけて任脈沿いに気の停滞あり
切経:陰陵泉から地機にかけての(虚)、太谿周辺に黒ずみと(虚)、
   膈兪~胃兪にかけて(実)、心兪(虚)、肝兪(虚)
弁証:腎気虚
取穴:足の少陰腎経、足の太陽膀胱経の各経穴に刺鍼
施術後:脈巾が出てくるとともに、頚の可動域が広がってくる。

2診目(9月7日)
前回施術後から頚の重さが消失し、
熟睡感も出てくるとのこと。
脈診:脈巾・脈力ともによく出てくる
腹診:季肋部の浮き、右肝の相火の実ともに消失。
   中脘から気海にかけての気の停滞はやわらぐ。
   
腎気が補われることで、よく降気するが、
肝気の張りが残るので、疎肝も同時に狙う。

3診目(9月14日)
頚や肩にかけては違和感なく過ごされ、
睡眠不足があっても熟睡感をよく感じることが多いとのこと。

調子が宜しいので、本日にて御卒業とさせて頂く。

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【担当鍼灸師(新川)より】
夜間の労働が腎気を弱らせ、
今回の症状へと結びついておりました。
腎気を補うことで睡眠の質も良くなり、熟睡感も出てきましたね。
毎日コーヒーを5,6杯飲まれるとのことですが、
御体の反応として胃の弱りもありましたので、
少し控えめにしてみて下さい。

御卒業おめでとうございます。


大阪府豊中市在住 M.Hさま 47歳女性 兼業主婦

大阪府豊中市在住 M.Hさま 47歳女性 兼業主婦


主訴:肘から指への痛み、肩の痛み

既往歴:手背部骨折、花粉症

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2013年1/9、初診。
約3年前から片付け作業のお仕事をされており、
昨年の夏の仕事中に両腕を痛める。
また昨年の年末にも右腕を痛め、
その症状が治まらずに現在に至る。

特に雑巾を絞るなどの捻る動作の際に、
痛みが激しい。

増悪因子
・七情の乱れ(特に怒) 
 →昨年の12月にお子さんに対してイライラすることが多かった
・雨天時
・多忙時
 →今年に入ってからお忙しくなる

舌診:淡紅、薄白苔

脈診:滑、枯

腹診:心下部から脾募、肺先にかけての実、拒按きつし
切経:胃兪から腎兪にかけて実きつし
弁証:肝鬱気滞
施術後:腕の痛み⑩→④へ 
    腕の全体にかけての痛みが肘に限局する。
    指を握る際の痛みは消失。
    心下部から脾募、肺先にかけての実が緩み、
    拒按が消失する。

1/12 (2診目)
腕の痛み:お仕事などで軽作業であれば、
     痛み無くこなせるようになる。

1/16 (3診目)
日常生活において、腕の痛みは感じなくなる。
肩甲骨の痛み:⑩→⑤へ

便通が良くなってきた。

2/13 (6診目)
腕の痛み:捻っても痛みなし
肩甲骨の痛み:消失

施術の間隔をあけても
調子が宜しいので、卒業とさせて頂く。

-------------------------------------------------------------------------------------

【担当鍼灸師の新川より】
平素より、何をするにも力が入ってしまうというM.Hさん。
さらに真面目な性格も手伝ってか、
肝気の鬱滞が強く出ておりました。

疎肝を行い、またご本人にもヨガなどの運動をして頂くことで、
主訴とともに便の通りも良くなりました。

M.Hさん
今後もどんどん発散して、
気の流れが滞らないようにお過ごし下さいね。





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