一鍼堂(いっしんどう) 大阪心斎橋本院

症例集

三叉神経痛,顔面の痛みの症例集

※ここでは三叉神経痛や顔の痛みの
一鍼堂での症例を紹介いたします。
巷では症例集と称し、宣伝まがいの自作自演の
内容を多く見かけますが、
当院では、紹介するすべての内容が
事実に基づいた内容であることをここに明記し、
紹介させて頂きます。



瞼が閉じられず、口も歪んでしまって日常生活が困難に!
顔面神経麻痺の手術回避に向けての改善例

大阪府摂津市在住 児嶋雄一様 54歳 男性 警備員

主訴:顔面神経麻痺
既往歴:肺炎

------------------------------------------------------------------
【来院時の内容】
病歴:
30年前、バイク事故で右全面の首を打撲、
一か月入院、その後特に異常はなかった。
6年間夜勤の仕事に就き過労とストレスで体力が落ち
9月13日倒れた。医者で肺炎と診断、
抗生物質を一週間飲み、再検査で治ったと診断された。
9月30日に顔面神経麻痺が出る。右側。
10月3日別の鍼灸院で治療を受けたが改善しなかった。

【2015年10月5日(月)、一鍼堂来院。】
望診:
右側の顔面麻痺。図のように
・両瞼を閉じようにも右瞼のみ閉じれず、白目を向いた状態。
・右口角が下がり への字口になっている。
口が上手く開けられず、咀嚼が困難になっている為
食事が思うように摂取できず、発症してから大分体重が落ちてしまった。


仕事が警備員で6年間にわたり、
午後16時~午前2時の夜間の仕事に就いていた。
過労とストレスが続く中、体力の低下を感じ
病歴にある通り 肺炎で倒れ、
その後回復するものの病み上がりの状態で仕事復帰するが
顔面神経麻痺を発症し、療養・治療の為しばらく休職。
あまり長引くと手術をしなければならないと医師に言われるが
手術は回避したいので、インターネットで鍼灸が良いと
情報を得たため、10月3日に行った他の鍼灸院で
麻痺側に鍼を何本も刺鍼する施術を受けるも改善せず、
むしろ症状が悪化した為、不信に思い1回だけで止める。
それでも諦めずに鍼灸院を探していたところ、
一鍼堂の評判を聞き問い合わせ頂き
10月5日(月)一鍼堂、来院。

舌診:やや暗紅、やや右に歪斜気味
脉診:緩滑
腹診:肝相火、臍周の邪きつし(全体的に右に実寄っている)
考察:瘀血証
取穴:手太陽小腸経の経穴
治療後:一身の力が抜けてスッキリされる。
養生指導:
よく運動して頂くよう伝える。

10/6(火) 2診目
望診:
右瞼少し閉じれるようになる。
右口角のへの字口もマシに。
顔面の症状以外にも、夜グッスリ眠れるようになったとのこと。


舌診:やや右の歪斜舌マシ
脉診:滑少しマシ
腹診:肝相火の邪マシに
取穴:前回同様

10/8(木) 3診目
右瞼が半分ほど閉じれている。右口角もマシに。


舌診:ほぼ真っ直ぐ舌は出せている
腹診:臍周の邪も緩んできている
取穴:前回同様

10/17(土) 5診目
右瞼ほぼ閉じれている。口元も違和感なし。
食事を食べる際も、口の開閉問題なし。
咀嚼も問題なく行えているので、
体重も微増し戻ってきたとのこと。



10/24(土) 6診目
右瞼、口角、全快。
症状も良いが気色も明るくなっている。



調子が良いので、休職していた仕事を
11月から復帰する予定になる。
また、夜勤だと症状再発する恐れがあるので
日勤で復帰する予定とのこと。

11/7(土) 8診目
月曜日から仕事復帰し、5日間仕事するが
顔の状態は良い状態で維持。

11/21(土) 9診目
治療間隔を空けても
顔の状態は問題なし。今回を以て卒業して頂く。
----------------------------------------------------------------------

「警備という仕事の為、
勤務中 常に気を張らなければならないので
気滞を形成しやすい状況と、
本来なら睡眠し休むべき時間帯の勤務だったので、
正気の虚損が激しく、気滞→瘀血に成り立ちやすい状況でした。
瘀血が深く滞っていたので、
そちらを優先的に処置したところ、
正気がみるみる建ってきた為、
治療経過も順調に進んだことを覚えております。
仕事復帰も、深夜ではなく日中の時間帯で
あれば問題なく過ごされているようです。」

担当鍼灸師:為沢

関連リンク:
顔面神経麻痺…大阪府摂津市の児嶋雄一様

※本名の掲載については御本人の許可を得ております

(2016年 5月 9日 更新)

 



大阪市城東区在住 N.Tさん 30代女性 主婦

大阪市城東区在住 N.Tさん 30代女性 主婦
主訴:顔面痛(三叉神経痛)


2008/3/30来院。
3/27左側顔面痛発症し、
病院にて痛み止めと抗生剤を処方されるが変化なし。
また慢性的な肩凝りにも悩んでいた 。
現在、妊娠38週目。

鍼治療を開始する。
1診目の鍼治療後から翌日(月)の朝まで顔面痛なし。
その翌日(火)は一旦、
痛みがきつかったが、
2診目(水)には痛みの強さが6割程度になり、範囲も狭くなってきた。
3診目(金)には痛み3割程度、範囲もさらに狭くなった。
痛み止めを服用することもなくなった。
鍼治療を重ねることで、
以後顔の痛みが出ないようになりました。



担当者より

三叉神経痛は出なくなりましたが、
お体に負担がかかると、
肩が凝ってきて、
あまりこれを放っておくと、やがて顔の痛みが出る結果と
なりかねませんので、
普段から、肩を凝らさないことが
ひとつキーポイントになってまいります。
しかし、三叉神経痛はあれ以来出ていないようですので、
本当に良かったですね。
なにより、ぎりぎりでしたが、
出産までに治せてよかったです。

元気なお子様が生まれて良かったですね!

大阪府吹田市在住 R.H様 48歳女性

大阪府吹田市在住 R.H様 48歳女性

主訴:顔面神経麻痺

既往歴:なし
---------------------------------------------------------------------------------------
【来院時の依頼文】
顔面神経麻痺を発症し、
ステロイド点滴・抗ウイルス剤の治療を受けました。
経過は良好で、このまま、
内服薬でも治癒の可能性が高い。と診断されています。
が、貴院で顔面神経麻痺のかたの施術経験などあれば、
試してみたいと思っています。
鍼灸の経験はなく、施術に対して不安もあります。
勝手な相談で申し訳ありませんが、宜しくお願いします。

病歴:
H22.8 卵巣のう腫・子宮筋腫 手術
H24.
2.20~23 原因不明の発熱
2.24   口腔内異和感 麻痺発症
2.25   顔面麻痺 自覚
2.27~  抗ウイルス剤
     ステロイド点滴

今回の症状は、
転職によるストレスが原因だと思っています。
発熱までに、食欲不振・不眠がありました。
今回の症状までは、風邪をひくこともなく、
発熱は5年ぶりくらいです。
ただ、肩こりはひどく、
クイックマッサージには通っていました。

(本文ママ)

【2012年3月9日 一鍼堂、初来院。】
上記の依頼文を受け、体の状態を診ていく。
症状は右頬の辺り、右目がピクピク痙攣し涙が出てくる。
他に味覚がしっかりせず、食事をしても味が分からない。
発症の背景にストレスが大きいと伺う。
薬剤師の仕事をしており、
1月末まで勤めていた薬局を辞め
新しい薬局に2月初旬より勤め始めたが
入る前に聞いていた条件が違うことに憤り2週間で辞める。
発熱したのがその後になるので
恐らくそれがきっかけで発症したのではないかとのこと。

生活習慣ならびに体質について問診。
甘食を好み、毎日食していた。
コーヒーを好み、1日2~3杯は飲む。
便通は毎日あるが、ここ1ヶ月便が硬く出にくい。
旅行など環境が変わると便秘し易い。
他、自覚的に問題ないとのこと。

舌診:淡紅、白苔

脈診:緩やや枯脈

腹診:心下と肝相火に邪
切経:
曲池~手三里(実)・合谷(実)・列缺(虚)・内関(やや実)
足三里(虚中ノ実)・陰陵泉(やや虚)・上廉(実)・
肺兪(虚)・肝兪~胃兪(実)
考察:肝鬱気滞証

施術後:
患部が温かくなる。

3月12日(2診目)
前回施術後、患部が温かくなるのみで
痙攣と涙は変わらず出ている。

3月15日(3診目)
痙攣あるが、少しきつさマシになる。
味覚もマシになってきた。
疎肝+脾胃の湿邪を祛湿してみて様子を診てみる。

3月20日(4診目)
前回施術した翌日、
痙攣が出なくなり味覚が完全に戻ったとのこと。

3月24日(5診目)
調子良く過ごされ、生活に支障無くなったので
今回を以て卒業して頂く。
---------------------------------------------------------------------------------------

【担当者鍼灸師の為沢より】
肝鬱気滞のみ狙って施術しましたが、
3診目より同時に脾胃の湿痰を祛湿することで
劇的に改善された症例です。




大阪市平野区在住 J.Mさま 70歳女性

大阪市平野区在住 J.Mさま 70歳女性
主訴:顔面痙攣

既往歴:子宮筋腫、胆石、白内障
---------------------------------------------------------------------------------------
2009年に白内障の手術にて、左頬の神経と血管を損傷。
この頃より、顔面痙攣を発症。
注射や薬で経過観察するも、改善の傾向は診られず、
気分が落ち込んできた。
娘さんが当院のホームページからお問い合わせ頂く。

【依頼時の内容】
母のことで気がかりなことがあります。(70歳)
2年ほどになるのですが、右の頬がピクピクと痙攣するようになり、
どの病院にかかっても一向によくなりません。
本人が言うには白内障の手術をしてからだとのことですが、
手術をしていただいた病院では手術自体は問題なく無関係だとの回答でした。
周りの者から見てもはっきりわかるほどの痙攣で、
それを気にして外出もしたくないと言い、
明るい性格だったのにすっかり元気をなくしています。
顔にメスを入れるのは嫌だと言いますし、薬も効果がないようで困っています。
このような症状は診ていただけますでしょうか?
私が連れて行きたいと思いますが、
仕事があるので日曜日(第2,第3)と、
土曜日は月に一度ぐらいしか休みがありません。
それ以外の日曜日は主人に連れて行ってもらえると思いますが、
初診は私と行こうと思っています。
もし診ていただける日がありましたらご連絡いただけないでしょうか。
よろしくお願い致します。

(本文ママ。)

【2012年8月19日 一鍼堂、初来院。】
上記の依頼を受け、
お問い合わせ頂いた娘さんに付き添われ来院。
帽子を深くかぶり、サングラスをして無表情。
施術室にて、表情を確認するが浮かない表情。
症状が出ている部位を望診すると
左承泣、左四白付近が痙攣している。

症状を発症したのが、
2009年の白内障の手術の後。
発症当時は現在のようにひどい状態では無く、
日に日にきつくなってきたとのこと。

増悪する条件として、
太陽の日差しが苦手で晴れた日に外出すると痙攣が悪化。
電灯が明るい場所でも悪化するため、
常時サングラスを着用して行動している。
逆に、雨天時や曇りの時は外出してもマシに。
痛み止めの注射すると少しマシになるが
時間が経つにつれ症状が元に戻る。

血行不良ではないかという自己判断で
水分量を1日2リットル摂取、同時に頻尿になる。
手術当時の生活状況を伺うと、
御主人が定年退職し、2人暮らしの生活を窮屈に感じていた。
また、最近飼っていた猫が亡くなり
精神的なショックが大きく家で塞ぎ込んでいたとのこと。

舌診:やや老舌、白苔

脈診:やや緩枯脈

腹診:臍下、関元を中心に虚、自汗あり
切経:
百会(実)・尺沢(やや虚)・列缺(やや虚)・合谷(実)・後谿(実)・内関(実)
足三里(実)・陰谷(虚)・照海(虚)・太衝(実)・臨泣(やや虚中ノ実)

考察:肝腎陰虚証

施術後:
一身の力が抜けてだるくなってきた。
多飲している水を禁じて、
体が欲する分だけ飲むように指導する。

8月23日(2診目)
前回施術後、眠りがよく眠れるようになる。
顔面痙攣の症状は変わりなし。

8月27日(3診目)
前回施術後、患部が重く感じるようになる。
痙攣は変わらず。

8月30日(4診目)
前回施術後、患部の重さ消失。
痙攣の強さ、頻度共に軽減。
症状の改善と共に、普段から少しずつ外出して頂くよう指示。
まず、自宅近くの公園に行けることを目標に施術を重ねていく。

9月8日(5診目)
前回施術後、朝に症状が出るが夕方は症状マシになるように改善。

9月10日(6診目)
前回施術後、朝10秒ほど症状が出るが
その後治まるようになる。
夕方、天気が曇っていればサングラス無しで外出可能になる。

9月14日(7診目)
症状が出ても大分軽くなる。
日中、サングラスなしでも外出可能に。
バスや電車に乗っても平気になってきた。
秋になったら紅葉を見に行きたいと意欲が湧いてくる。

9月17日(8診目)
前回施術後、大分調子良くなる。

9月22日(9診目)
動物園に行けたと報告を頂く。
外出して人混みなどで疲れても、顔面痙攣は出ずに済む。

9月27日(10診目)
水族館に行って来たとのこと。
ここも人混みにいても大丈夫だった。
大分余裕が出てきたので旅行に行きたいとのこと。
施術間隔を空けていく。

10月5日(11診目)
体調宜し。

10月18日(12診目)
2週間空いても問題なし。

11月12日(13診目)
1ヶ月近く空いても問題なく過ごせたので
今回を以て卒業して頂く。
---------------------------------------------------------------------------------------

【担当鍼灸師の為沢より】
肝気の昂ぶりを抑え、
腎陰を補うことで肝気を上手に制御できました。
体に出ている症状が治まれば
気持ちも自ずと前向きになるものです。
施術を重ねる度に、表情や発する言葉に
澱むものが無くなってきてましたので
普段からよく動いて頂ければ
予後問題なく過ごせると思います。




他の三叉神経痛や顔面の痛みの症例は、
現在作成中です。
お待ち下さいませ。

三叉神経痛、顔面の痛みを鍼灸(針灸)で克服しよう!/大阪の鍼灸院 (針灸院)一鍼堂
三叉神経痛や顔面の痛みの漢方鍼灸症例集
三叉神経痛
▼ この症状の他の方の体験談
▼ この症状の他の方の体験談
体験談・症例集・疾患別解説 一覧へ

メニューを閉じる