2004年に蓄膿症と診断。
以来、鼻炎が出るようになり、ティッシュが手離せなくなる。
2006年10月に入ってから特にきつくなる。
同時に、左頬に痛みあり。
2006年10/4来院。
舌は暗紅、脈は浮。腹部全体表在に邪をみる。
列缺の虚、外関、足臨泣の虚中ノ実。
背部厥陰兪の虚中ノ実深し。
肺気の弱りと肝気の昂りが平素より強いものと考察。
肺気を補い、心気の停滞をさばくよう施術。
治療穴は列缺、厥陰兪。
治療直後から鼻が通り、左頬の痛みも消失。
初診はこれにて終了。
2診目まで症状を観察していただく。
2診目。10/6来院。
治療直後から50分は鼻通り宜し。
⑩あった鼻炎が⓪まで落ち着いていた。
2診目治療前も⑦まで落ち着いている。
また左頬の痛みもなし。
脈の浮も取れてき、腹診も大分ましになっていた。
今回は肺気を補い、肝気を収めるよう施術。
治療穴は列缺、肺兪。
治療直後より鼻が良く通る。
3診目。
鼻は良く通り、とても宜し。
体調も良く、朝方の目や腰の状態も良い。
施術方針、治療穴とも前回と同じ。
この後、鼻炎、蓄膿症の症状が気にならなくなった。
5診目からは、主訴を足の第4指の痺れに変更。
また同時に、口の渇きもあるので、これを治す。
こちらは、疎肝と補助として腎陰を補うことで功を奏しました。
2007年にお引越しされ、お手紙を頂きました。
鼻炎は出ず、良好とのことです。
2008年には娘さんが来院され、
「母は元気です。」とご報告頂きました。
ありがとうございました。