主訴： 潰瘍性大腸炎
既往歴：骨折
五十肩
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【依頼時の内容】
３１歳の時第１子出産後に発病。
直腸のみの病変だったためステロイド座薬で寛解。
４年後第２子出産後以前より悪くなり、
その後２６年間サラゾピリンを服用し続けているが
寛解と再燃を繰り返すもここ数年は慢性状態が続いている。
多少の粘血が出る程度で、
仕事に差し支えることはないが、
食べ過ぎ等により胃腸を壊したとき
腹痛下痢が
長く続くことが何度かあった。
今年主治医の勧めで７月から漢方薬の青黛を服用し始めた。
飲み始めは頭痛・軟便などの
副作用的なものに悩まされたが飲み続けていると
確かに粘血がなくなるという実感があった。
しかし、夏休み後食べ過ぎや、
不摂生な食べ方のせいか胃腸を壊し
３日前より腹痛・下痢
（下血も見られる。これまでに何度も経験している）
に
悩まされている。
現在は青黛の服用をやめている。
他には片頭痛もちで、
頭痛外来で
予防薬として眠前にリボトリールを服用している。
また花粉症もひどく、
春のみだがアレルギー症状に悩まされている。
前から一鍼堂で、
潰瘍性大腸炎の患者さんも
多く来られていることを
知っていて
何度か受診したいと思っていましたが
なかなか踏み出せませんでした。
しかし、孫がそちらで治療してもらったところ、
症状が改善していったのを間近で経験し、
今回お願いしてみることにしました。
（本文ママ）
【体験談】
私は、31歳で、第一子を出産後、
潰瘍性大腸炎を発症しました。
当時は、授乳中のため、飲み薬ではなく
ステロイドの座薬を一時期使用していましたが、
病変そのものが直腸限局型だったので、
1年ほどで、寛解しました。
同時期に始めた青汁、クロレラなどの
影響もあったかもしれませんが。
ところが、35歳で、第二子を出産後、
ほどなく潰瘍性大腸炎が再燃しました。
このときは初めて発症した時より症状が重く、
サラゾピリンの投薬を始めました。
その後は、30年近くこの病気と付き合ってきたのですが、
症状がなくなっても、薬をやめたら再燃、
そのうち量の多少はあるものの
粘血を見ない日はないという状態になりました。
主治医（某市民病院下部消化器科）からは、
潰瘍性大腸炎の慢性化で、
病変は、
S状結腸までみられるといわれました。
ここ20年間は、
毎年大腸ファイバー検査を行ってきましたが、
常に病変はあり、
仕事に差し支えるほどの全身症状などはないものの、
薬と縁が切れない日常を過ごしていました。
しかし、2016年秋、
過労もあってか、潰瘍性大腸炎だけでなく
胃の調子も悪い、とにかく体がしんどい、
という状態に、これは何とかならないか、
鍼をしてみようかと思うようになりました。
理由は、数件の小児科でお手上げだった
孫のレストレスレッグス症候群が
一鍼堂さんの治療で見る間に改善したこと、
そして一鍼堂さんの症例の中に
潰瘍性大腸炎の治療例があったことです。
さて、週一のペースでの鍼治療を始めて、
1ヶ月あまり、
驚くことに粘血がみられなくなってきました。
しかし、胃の不調や体のしんどさは続いていました。
先生がおっしゃるには、
次は、そこも治していきましょうとのことでした。
そして3ヶ月、気づくと潰瘍性大腸炎は
症状が出なくなり、
胃も快調になっていました。
11月と、1月に病院での診察があったのですが、
鍼治療を始めたこと、
そして投薬をやめても粘血がみられないことを伝えました。
病院の主治医は、
「このケースははじめてやなあ。」と言いつつも
私には合っているのかも、
ということで様子を見ましょうということになりました。
2017年4月、
鍼治療を受け始めてから初の大腸ファイバー検査。
結果は明らかな病変は見られない、
確かによくなっているというものでした。
ここ20年間で初めてのことです。
主治医も鍼の効果を認め、
今後も鍼治療を続けてくださいといいました。
鍼治療にお墨付きをもらえたようで
わたしもうれしくなりました。
その後、便秘が続いたとき下剤を飲んで
（お腹ばかりが痛くなり、下痢になってしまうような薬でした）、
粘血が見られたことがあったのですが、
先生は一時的なものだとおっしゃり、
その通り、2度の施術で症状はなくなりました。
現在は大腸炎の症状はなく、元気に仕事をしています。
（本文ママ。）
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