大阪市堺市在住 K.Dさん 30代 男性 サービス業
主訴:野球肩
既往歴:骨折
(御依頼文)
草野球で肩痛に悩んでおります。スローイングを行ったときに
肩を90度上げたときにへこむ先の筋肉と前側の筋肉、
腕を上げた時に出る外側の筋肉に強い痛みが出ます。
草野球歴は3年です。中高両方野球しておりました。
病院に行きましたが治療は難しいとのことです。
最近は腕を上げるのも痛い時が有りまして、
問い合わせいたしました。
。
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2009年5/19来院。
4年前より肩に違和感があったが、特に治療は行わなかった。
最近になり、野球のスローイング時(肩挙上時)だけでなく、
じっとしていても痛むようになったとのこと。
御依頼文にもある通り、整形外科や鍼灸整骨院など
受診されたようだが治療法は無く、
野球を止めるよう勧められたようです。
ご本人は野球を止めたくないとのことで、
鍼灸院を探し、来院に至る。
舌診は紅舌、薄白苔、歯痕、舌尖に紅点アリ。
脈診は浮緩。
腹診は、心下から胃土にかけ棒状の邪を呈す。
切経において、両手三里虚中ノ実、右足三里虚中ノ実、
両太衝虚中ノ実、照海やや虚、右心兪虚中ノ実深し。
湿痰と肝気をさばくよう施術。
施術直後、肩の痛み消失し、挙上も可能となった。
また平素よりコンビニ弁当ばかりの食生活の為、
この日をもって止めて頂くよう養生指導をする。
2診目。1週間後来院。
じっとしている時の肩の痛みは無く、
野球をしたところ、投球時の痛みも消失していた。
ただ投球時に肩が抜けそうになる。
また痛みは無いのだが、投球に対して怖さがあるとのこと。
施術法は初診と同様。
3診目。
投球時の痛みはなく、投球時の肩が抜けそうになった
感覚も出なかったとのこと。
今回の草野球では、遠投が出来るようになり
外野から捕手まで全力で投げれたと喜ばれておりました。
また投球に対しての怖さもなくなり、
野球を思う存分楽しめた。
施術は前回までと同様。
調子が良いので、3診目終了をもって
当院でのはり治療を卒業して頂きました。
担当者(下野)より
初診時、「治療法がない」とまた言われるのではないかと
心配そうなお顔をされておりました。
色々と問診をし、お話をしましたが、どこか不安そうな
お顔をでした。
その為「論より証拠」ではないですが、
鍼で治るということを示し、
その後お話をしようと決め施術。
足三里、太衝に鍼を施し、直後に肩の痛みが消失し
とても驚かれておりました。
「何が起きたのかわかりません」と仰って、
呆気に取られた様なお顔をされいましたね。
そこでK.Dさんのお身体の状態と施術法をお話しし、
やっと安堵の表情が出てきたのを覚えております。
今では、肩も問題なく野球を楽しんでおられるようです。
K.Dさん、今まで我慢していた野球を
思う存分やって下さい。
またお身体に不調が出てきたら、ご連絡下さい。
お待ち致しております。 |