リウマチの鍼灸治療で多くの実績がございます。大阪(豊中市,吹田市)の漢方鍼治療でリウマチ(リュウマチ)と戦い続けます

大阪 鍼灸院(心斎橋) 一鍼堂 >体験談と症例集>リウマチの漢方鍼灸症例集
神戸三宮院豊中院漢方薬舗


リウマチの鍼灸症例集

※ここではリウマチ(リュウマチ)
一鍼堂での症例を紹介いたします。
巷では症例集と称し 宣伝まがいの自作自演の内容を多く見かけますが、当院では、紹介するすべての内容が
事実に基づいた内容であることをここに明記し、
紹介させて頂きます。

リウマチは当院の得意とする疾患のひとつであり、
多くの治験例がございます。
リウマチは的確に治療することで、きちんと改善させることが出来ます。

〜リウマチは、治らないとも言われますが、
それは
現代医学で解明されていないだけであり、

古来から正統な東洋医学では当たり前のように
この病をと向き合い、多くの成果を上げてきました。〜


私が学生時代に師事していた先生が、
よく言っておられました。
「友義君(私の本名)、
いつかリウマチ専門で治してもいいわね。」
先生もリウマチが得意で、
今は、私の得意な疾患です。

また、多くのリウマチで悩まれる患者様が、
当院で克服されています。
そういった方を一人でも増やすことが
我々の喜びでもあり、また、今は亡き先生に対する恩返しにも
通じると信じています。

リウマチを治すノウハウがございます。
お悩みの方はお気軽に相談下さいませ。

以下にリウマチの症例の一部を紹介します。


薬を服用しても関節の腫れと痛みが引かない
リウマチの鍼灸施療改善例

神戸市長田区在住 S.A様 58歳 主婦

主訴:関節リウマチ
既往歴:尿管結石
    下肢静脈瘤
    人工関節置換術
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2020年4月頃より右手関節が腫れてくる。
整形外科で湿布を処方されるも腫れが引かず、
血液検査をしても何も異常が出なかった。
2020年の夏に右股関節に人工関節置換術を受けており、
同年秋にも左股関節に同様の手術を受け人工関節が入っている。
リハビリで3週間ほど通院し、
歩行速度はゆっくりではあるが歩行できるようになる。
この頃 右半身の関節の腫れはあったが
痛みはさほど出ていなかったとのこと。
年が明けて2021年になり、
右手関節の腫れだけに留まらず、
右肘関節、右肩関節と痛みを発するようになってきた。
手指の屈曲も痛みで辛くなってきて、
日常生活に支障が出てきたので
1月に改めて血液検査をすると
リウマチによる関節炎の程度を示す
CRP(C反応性タンパク)の値が正常値の0.3mg/dLを
大きく超える結果が出る。
3種類の薬を処方されるが痛みや腫れが引かず、
一鍼堂に施療を依頼される。



2021年2月23日(火)一鍼堂来院。


痛みは主に右手関節、右肘関節、右肩関節。
右膝関節も若干痛みがあるが
右上半身に腫れと痛みが偏っている。
図にある通り、
右肩関節は右腕の挙上時の痛み、
右肘関節は屈伸運動時の痛み、
右手関節は前腕の回内・回外運動時の痛み、
右指関節は手指の曲げ伸ばしの時の痛み、
全て右半身に偏って腫れと痛みがある。


食生活:食欲あり。1日3食。週4日ほど少量の飲酒あり。
二便:便通が2日1行。臭いはあまりない。
   小便は残尿感あり。尿勢がやや無し。
   尿切れもやや悪く、力むと尿漏れする時あり。
   夜間尿2回(午前1時〜午前4時)あり。
汗:もともと昔から汗をかかない体質。
目:目の疲れ、乾燥、痒み、ゴロゴロ異物感あり。
手足:手足がよく冷える。
睡眠:午後23時〜午前5時までよく眠れている方。
   食後に眠くなりやすい。
運動:運動する機会はほとんどない。


舌診:淡紅色あせ、舌尖〜舌中ややハゲ。舌根部に白膩苔。
脉診:濡、沈位でやや滑脉。
腹診:肝相火の虚中実が深し(特に右)。水分穴、関元穴の虚あり。
切経:右半身に実の反応を診るが、相対的に左半身に虚の反応が多く診る。
弁証:気鬱、脾腎の弱り
取穴:手太陽経の経穴、足厥陰経の経穴
施療後:一身軽くなる。
養生指導:少しずつで良いので運動するよう伝える。



3月9日(火) 2診目
前回施療から2週間空くが、
右肩関節の挙上時の痛みがマシになり、
右手の屈伸運動がスムーズになる。
気分的にもスッキリして過ごせるようになり
体調良く過ごせたとのこと。

舌診:淡紅、色あせマシ。舌根部の白膩苔変わらず。
脉診:濡脈マシ。沈位の滑脈変わらず。
腹診:肝相火の虚中実がマシになる。水分穴、関元穴の虚は変わらず。
取穴:前回と同じ。



3月16日(火) 3診目
前回施療から1週間。
以前までは感じていなかったが、
雨の降る前に右半身の痛みを感じるようになってきた。

舌診:舌根部の白膩苔→白苔に。
脉診:滑脉がマシに。緩脉。
腹診:肝相火の虚がよく埋まってきて実も緩む。水分穴の虚マシ。
取穴:前回と同じ



3月23日(火) 4診目
前回施療から1週間。
痛みを感じる頻度が減ってきた分、
下半身に違和感や冷えを感じることが多くなってきた。

舌診:白苔まま。
脉診:緩脉ややマシ。
腹診:関元穴の虚ややマシ。
取穴:前回と同じ



3月30日(火) 5診目
前回施療から1週間。
雨の日だけ患部に腫れと痛みが出るが
③くらいで落ち着いている。
翌日、雨が上がった日には腫れも痛みも無くなっている。

舌診:白苔。
脉診:やや滑脉。
腹診:水分穴の虚が目立つ。
取穴:+足太陰脾経の経穴を加える。



4月6日(火) 6診目
前回施療から1週間。
雨の日でも腫れや痛みが出なくなってきた。

舌診:薄白苔になる。
脉診:やや滑脉マシに。
腹診:水分穴の虚もマシ。
取穴:前回と同じ。



4月13日(火) 7診目
前回施療から1週間。
左の肩に凝りを感じることが増えてきた。
尿意あるが、少量しか出ず
頻尿になることが多くなってきたとのこと。
まだ夜冷えがあるため、いつもより飲酒が多かった模様。

舌診:舌根部でやや白苔になるがまだマシ。
脉診:滑脈。
腹診:マシ。
取穴:前回と同じ



4月20日(火) 8診目
前回施療から1週間。
右上半身の痛みは全く出ずに過ごされ、
尿がまとまって出るようになり頻尿も治まってきて、
切経の左右差もマシになってきた。



4月27日(火) 9診目
経過良好。
背中の張りを時々感じる程度になってくる。


その後も施療継続中。
右肩、右肘、右手関節の痛みを感じることなく
日常生活も快適に過ごせるようになってきてますが、
梅雨時期に体調を崩す恐れがあるので、
今後もメンテナンスで診させて頂きます。
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【担当鍼灸師(為沢)より】
施療を重ねていくと体質も変化していくため、
今まで気づかなかった負担に気づくことはよく見受けます。
S.Aさんの場合は、常時あった痛みがラクになったことで、
湿度が高くなる雨の前日に痛みがきつくなることに気づかれました。
今では雨でも体調崩すことなく過ごせるようになりましたが、
梅雨のように雨の日が続くと、また痛みが出る恐れがありますので
今後も注意して診て参ります。

(2021年4月30日 更新)




産後に再発した回帰性リウマチの症例

大阪市住之江区在住 N.H様 28歳

主訴:回帰性リウマチ
既往歴:産後の高血圧

21歳の時に血液検査で炎症反応が見られ
回帰性リウマチと診断を受けるも、
月1回痛みが出るか出ないかくらいの症状で落ち着いていた為、
投薬無しで様子を見ていた。

その後 結婚され、
25歳の時に第一子を出産。
28歳の時に第二子を出産。
第二子を出産して、しばらくしてから
体の節々に痛みがよく出るようになり、
痛みが引くのが遅く、痛む場所が固定し残るようになってきた。
このまま痛みが慢性化すると、
関節リウマチになってしまうことを恐れ
一鍼堂に施療を依頼。




2020年7月25日(土)一鍼堂来院
患部は主に左肩関節と右手関節。
また、1週間前から右膝関節の痛みも出てきたとのこと。

・左肩
雨天時に重い痛みがあり腕が挙がり辛くなる。

・右手関節
掌屈と背屈時の痛み。
特に第二子(0歳児)を抱っこする時が痛みきつい。

・右膝
ここ1週間ほど階段の昇降時に痛みが出る。

体調の経緯を問診。
仕事は金融関係の営業職。
内容は外回りとデスクワークの半々で、
仕事中は痛みが出ることなく過ごせていた。
第二子妊娠中は悪阻が酷かったが
痛みの症状は出ていなかった。
2020年3月まで仕事していたが産休に入り、
2020年5月に第二子出産(難産)、
産後1ヶ月程は体調が優れず
ずっと実家で横になっていたとのこと。
(第一子を出産した時は体調が崩れることなく
むしろ産後の方が体調がスッキリしていた。)

2022年4月より仕事復帰予定。

食生活:食欲あり。1日3食。毎日甘い物を間食する。飲酒は無し。
二便:便通が1日1〜2行、形はやや軟便。
   小便は1日7〜12回ほど。1回量は少ない。
目:外回りで車の運転中に目の疲れを感じる。
  スマートフォンを見ていると目が疲れる。
手足:手足がよく冷える。
睡眠:7〜10時間は睡眠を摂っており、熟睡感アリ。
   眠っている間にイビキをしていると指摘される。
運動:仕事では動くが普段プライベートでは全くしていない。
月経:産後でまだ月経は戻っていない。
   出産前は月1回ペースで月経があり、月経時痛は無し。
   血塊もなく割と良い色の経血だったとのこと。

舌診:紅舌、特に舌尖部が紅きつい。
脉診:濡緩
腹診:胃土に邪実アリ。相対的に臍下の虚が深し。
切経:手陽明経の虚中の実、手太陽経の虚中の実、
   足太陰経と足少陰経の虚が深い。

※注意点
虚実が錯雑しているところがあるが、
基本的に下焦の扶正を本治として診ていく。
下焦の生気が漏れないよう注意する必要あり。

弁証:腎気虚、脾の弱り
取穴:足太陰経の経穴、手陽明経の経穴
施療後:全身の倦怠感が出てきた。



7月26日(日) 2診目
前回施療後倦怠感があったが、
家に帰ってきた頃に腰が軽くなり
全身スッキリしてきたとのこと。
膝の痛みはややある。

舌診:紅舌ややマシ。
脉診:濡脉がマシ。
腹診:胃土の邪がよく散ってきて、臍下の虚もややマシ。
取穴:前回と同じ



8月1日(土) 3診目
左肩の痛みが消失。
腕がよく挙がるようになってきた。
右手関節、右膝関節の痛みも消失。
痛みの自覚は無かったが
両手指の関節も楽になっており、
手を握る動作が楽になる。

舌診:淡紅舌に。
脉診:緩脉もマシに。
腹診:臍下の虚がしっかり埋まってきた。
取穴:前回と同じ



8月22日(土) 4診目
前回施療から3週間、施療間隔が空くが
その間に痛みが出たのは1回のみ。
右膝に3時間ほど痛み出るが、その後落ち着く。
経過良好と判断し、引き続き施療。

舌診:淡紅舌、舌尖がやや紅。
脉診:マシ。
腹診:臍下の虚少しあるがマシ。
取穴:前回と同じ




9月12日(土) 5診目
前回施療から3週間空くが
痛みが出ることなく過ごせてきた。
天気が悪くても痛みなし。

舌診:淡紅舌。
脉診:緩脉マシ。
腹診:マシ。
取穴:前回と同じ



9月27日(日) 6診目
経過は引き続き良好。


その後も経過良く過ごされ、
今は3ヶ月に1回 季節の変わり目に
メンテナンスで施療継続中。
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【担当鍼灸師(為沢)より】
出産による出血で気血失調し
下焦が弱ってしまいましたが、
下焦だけではなく、脾気も扶けることで
良い施療効果を得ることができました。

(2021年2月1日 更新)

痛み・しびれ・浮腫、血液の数値(CRP)が改善

大阪市在住 R.Yさま 50代 女性
主訴:リウマチ(10年前から)
   4年前から不安症(医師から服薬の影響と言われている)
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<症状について、今までの経過や気になること>
10年前からリウマチで悩まされ、首や肩、手足に痛みやしびれが続いている。
特に右足首の痛みが一番長く続いている。また、右足首や膝周辺に浮腫もある。

痛みやしびれ、浮腫のせいで、歩行がしにくく、階段の昇り降りが困難なこともある。
病院では痛みを抑える薬を処方されているが、薬が効かなくなることがある。
また、薬の服用によって血液検査で肝臓の数値が上昇していると担当の医師から説明を受けている。


<初診>2016/05/17
四診において、
 舌診:暗紅
 脈診:全体に滑・やや渋、右関位で浮枯
 腹診:肝相火に熱、臍下に冷え
 切経:足太陰脾経上に、顕著な虚、実を呈する反応がそれぞれ交錯している。

生活習慣などをお伺いし、弁証を肝鬱気滞血瘀証とし、治法を活血化瘀として施術を行う。治療は、足の少陽胆経上に現れていた深い実を瀉し、かつ、脾の虛を補うようにした。

<2診目>2016/05/22
前回の治療後から二日間は痛みやしびれがマシだった。
具体的には、痛みやしびれが、治療前に比べて、足首6割、膝8割程度に減った。手のしびれば変わらず残る。
しばらく同様の治療方針で、基本的に週2回のペースで治療を行っていく。

<3診目>2016/05/29
調子良い。
痛みやしびれが、足首5割、膝5割程度に減った。手のしびれは変わらず。

<4診目>2016/06/01
引き続き、足首5割、膝5割程度に留まっている。
今回の治療後、首や肩、膝の内側が楽になった。

<5~10診目>
全体的にマシ。一番気になる痛みの場所が膝であったり、足首、肩、首であったりと、日によって変わる。手のしびれもマシなときがある。

<11診目>
病院でリウマチの薬を注射。また、服薬も同時に行われ、胃がムカムカして気持ち悪い。
治療は、主に脾胃の力を建てるように行う。治療後、胃のムカつきが取れた。

<12診目>
薬の副作用があまり出ず、調子が良かった。膝や足首の痛みもマシだった。

<13〜24診目>
足首の浮腫が目に見えて治まってきた。
旅行に行き、問題なく歩くことができたが、たくさん歩いた疲れで痛みが出た。

<25診目>
階段を、ゆっくりではあるが、まっすぐに歩ける様になった。
(今までは痛みをかばったり、浮腫のせいで、斜めに歩いていた。)

<29診目>
病院で血液検査を受け、炎症の数値(CRP)がマシになっていた。
(CRPはリウマチの強さの指標とされている。)

<46診目>
病院でリウマチの検査を前回から2ヶ月ぶりに受け、
CRPの数値は良い状態が継続していた。
しかし、昨日、道で転んでしまい、膝が痛む。足首も軽い捻挫のようである。

<48診目>
脚の浮腫が減って、久しぶりにお会いした親戚からかなり驚かれた。

<56診目>
肩がいつもより痛む。
職場でインフルエンザが流行っているせいか、のどが痛く、しんどい。
→治療方針は、活血を行いつつ、表邪をとるようにした。
施術後、のどの痛みがマシになり、体も楽になった。

<57診目以降>
初診から、若干の改良はあるものの、
基本的には同様の治療方針で施術を続けている。

63診目に、
血液検査の結果は良い状態が続いていることをお伺いした。
(CRP:0.06、ヘモグロビン:13.9)
しかし、肝臓の数値は基準を超えたままであり、
これはリウマチの薬の影響によるものと医師から説明されている。

<全体として>
当院での鍼灸の施術を受けられた直後は痛み・しびれがマシになるが、
その良い状態をいかに継続できるかが重要で、今後も重ねて施術を行っていく。
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「長年のリウマチの症状が少しずつマシになってきていますが、
これも根気よく通院してくださってるお陰です。
今後、良い状態がもっと長く継続できるよう施術を行ってまいります。」
(担当鍼灸師:大原)

(2017年 2月14日 更新)


 

西洋医学の薬なし・鍼治療のみでの改善例!!

大阪府高槻市在住 H.T様 43歳 女性
主訴:関節リウマチ
   貧血
   めまい
既往歴:血液型不適合・風疹・自家中毒・おたふく風邪
    水疱瘡・痔核・右足第5中足骨骨折・両膝の鏡視下滑膜切除術
    鉄欠乏性貧血・遅延型のアレルギー
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病歴:
1970年 0歳 出生時に血液型不適合
    (黄疸が強かった。私は現在B型だが、
     当時母と同じO型の血液を1000cc輸血されたとのこと。)
2歳 風疹(三日ばしか)
3歳 両手に湿疹→右手の親指と小指に爪水虫が残る→中学生の時治る
5歳 自家中毒
7歳 おたふく風邪(多分右頬のみ)
12歳 水ぼうそう
23歳 痔核(いぼ痔)手術した
24歳頃右足第5中足骨骨折
1995年 25歳頃 右足の甲が痛くなり、
    徐々に関節リウマチのような症状が現れる
27歳頃 両膝の鏡視下滑膜切除術(右膝は上下の二か所、左膝は上?一か所)
29歳頃 鉄欠乏性貧血
   (入院は30歳だが、高校生の時、献血を試みたがヘモグロビン
    濃度測定が基準値に満たなかったためできず。)
30歳以降、検査で卵、牛乳など、遅延型のアレルギーを
多数発症していることを知る
(参考になるなら、検査結果を持参します。)
スギとヒノキにも反応がありますが、
数値はさほど高くなく、目がかゆい、鼻水が少し出るぐらいです。

余談ですが、父方の曽祖母(父-祖父-祖父の母)、
母方の曽祖母(母-祖母-祖母の母)がリウマチで、
親戚で同じ症状の者は過去も現在もいないようです。

・子供の頃からあった症状
冷え性で、幼少から冬は
ふくらはぎから足首にかけて赤黒く、
冷えているのが当たり前と思っていた。
20歳ぐらいまでは冷えのぼせもあった。
小学生の頃、冬は「しもやけ」、
夏は「とびひ」(伝染性膿痂疹)に頻繁になった。
風邪をひいた時、喉の痛みや鼻水が出ることはあっても、
熱が高くなることはほとんどなかった思う。
それは大人になっても続き、
リウマチ発症以降風邪をひいた覚えがない。
乗り物に酔いやすい。

・現在の症状など
全身の関節痛
階段の上り下りや正座やしゃがみこむことが困難
立ち上がる時に痛い
左側の首の上の方が痛い
手の変形
全身の関節が腫れている
全身の関節の可動域が狭い(特に気になるのは手首と膝)
同じ姿勢で立っていると足が痛くなる
疲れやすい
お茶を飲むことが昔から好きではなく、
今は水分を摂らなくてはと言う思いから
水は意識的に飲むようにはしている
夏に入ってから氷ばかり食べてしまう
最近はおへその下に冷たい塊みたいなものがあるように感じる
貧血で疲れやすく、たまに前方から右回りにぐるんとめまいが起きる

・最近とても気になったこと
7月19日の深夜から明け方胸の真ん中、
内臓ではなく骨や皮膚に近い感じのあたりが
痛くて苦しく息ができないことがあった。
息を止める方が楽だったが、
そうし続けるわけにもいかず、鼻ではなく口呼吸をしていた。
体勢は仰向きが断然楽、
その次が左肩を上にして横向き、
右肩を上にすることは痛くてできなかった。
朝方にはおさまり数日後には痛みは無くなった。

便秘症なので、
酸化マグネシウム・乳酸菌のサプリメントを摂っているが、
最近はほとんど前者に頼っている

・どういった時に悪化するか
痛みや関節の腫れの悪化
冬の寒い時期、蒸し暑い(湿度が高い)時期、寝不足、便秘
何か行動せねばならない時、
痛みをこらえなければならないと思うと心身ともに滅入る

・どういった時に楽になるのか
気温が高い時期
入浴など体を温める
体を横にする、
気持ちが落ち着くのは、
砂糖をたくさん含んだ飲み物
(コーヒー、ココア、しそジュースなど)を摂った時や
チョコレート(冬)を食べている時

以上、思いつくままに書いてはみましたが、
日常生活が痛みや調子の悪さで占められており、
また良い現象も悪い現象もを頭で理解
(例:「文献などで『寒い時は悪化する』と
あったから○○が痛い、あるいは関節が腫れるのだ」と納得しようとする)
しがちなもので、本当にそうなのか実は自信がありません。
体が欲しているものがわからなくなっている気がします。
あやふやな言い方で申し訳ございません。

西洋医学で処方されるリウマチの薬から始まり、
漢方薬、鍼、カイロプラクティックなどいろいろ治療を試みましたが、
私の心がまえがなっておらず、結局中途半端
になってしまい、病状が進行してしまいました。
現在は元々薬を飲むことに抵抗があったことと、
自分が選択するものは何もかも間違いを起こすという
思いから自信を喪失し、
今年に入ってから特に治療をせず過ごしております。

けれども本心は、痛みと倦怠感がなくなり、
日常生活を無理なく過ごせればと
願っており、欲を申せば、関節の可動域が広くなり、
手の変形が少しでも元に戻れば大変嬉しいです。
可動域や変形の改善がみられた方はいらっしゃいますか?

(本文ママ。)

【2014年9月11日(木) 一鍼堂来院。】

望診:
院に入って来た時の歩行の様子。

上の図のように前傾姿勢のまま、
両脚はやや内股になっており、膝が伸びないため
屈曲したままヒョコヒョコと足を出して歩行。


側面からの望診:
前傾姿勢の為、視線が下を向いてしまい前方を見れていない様子。

スムーズに歩行できていない為、
周りの方が心配し声をかけてくるので
「すみません、すみません」と気を遣って
応対して歩行している。

問診:
病歴にもあるように、
大変御丁寧に言葉を選んで喋って経過を報告して頂く。
幼い頃より体が弱く、風疹や湿疹、風邪をよくひいていた。
リウマチの症状を自覚したのが
25歳の頃、事務の仕事に就いている時に
右足の甲に痛みが出てくるようになる。
当時は仕事で相当なストレスを抱えていたとのこと。
病院で診てもらったところ、関節リウマチと診断を受ける。
27歳〜30歳の間は、整骨院の受付の仕事に就いており、
両膝の鏡視下滑膜切除術や
30歳の頃、鉄欠乏性貧血など発症し入院。

施術にあたり仰臥位になって頂く。

望診:
色白で痩せ型。
下の図のように肘関節が変形し
真っ直ぐに伸展ができないため、腹部に両手を乗せている。
膝関節の伸展もできないため、
膝下にタオルケットを丸めて脚を乗せる。

舌診:淡白舌、白膩苔
脈診:濡 少し枯脉有り
腹診:胃土を中心に邪気有り。臍下に裏に邪有り。
切経:肺経の虚が深し、小腸経の腕骨を中心に実
   足厥陰経 虚中ノ実が深し、足太陰経 虚が深し
   足少陰経 やや虚
背候診:腹臥位(うつぶせ)が出来ない為、診れず
考察:肝脾不和
取穴:足厥陰経・足太陰経の2穴

目標:
全身の関節の拘縮を診るが、
歩行の動きが悪いため、養生指導で運動を促しても
外出に気を遣ってしまうので
まず、足の関節をスムーズに動けることを目標に掲げる。
歩行がスムーズに行けば、外での運動も自発的に行え
全身の気血の調気にも繋がると考え施術を重ねる。

経過:
【2014年9月初診〜2014年末】
肝脾を両方に虚 ないしは実が流動的に変化出やすくなり、
食事でも甘い物↔酸っぱい物と欲する物が流動的に変化しやすくなってくる。
その後も週2回ペースで
肝と脾を和することを目的とした施術を続ける。

来院途中、まだ人に心配の声をかけられることが多いとのこと。

【2015年1月〜2月】
施術方針は大きく変わりないが、
冬で冷えると拘縮がきつくなる条件の中、
歩行がスムーズになってくる。
傘を杖代わりに来院されていたが、
傘なしでも歩行できるようになる。
味覚の変化が出ていたが、
聞診においても、匂いに変化でるようになる。
「鉄」を帯びたような匂いを自覚される。

【3月〜4月】
身内と喧嘩して易怒があったり、
逆にクヨクヨして億劫になることがあったり
春の木気の影響を受けることもあったが
足の運びも良くなってきているので
予約時間の30分前に到着するようになる。

【4月〜5月】
足関節前面(解谿穴付近)がジンジン痛むことが多くなってくる。

水様便があったり、全身の倦怠感があったり
脾胃の不調を訴えることが多くなる。
健脾を意識的に施術。

【6月〜7月】
湿邪の影響を受け、耳の閉塞感を訴えることも増えてくるが
足の調子は宜しい。
歩行スムーズな為、早く着くようになっているので、
交通機関の時間を遅らせて来院するようしても
予約時間前に到着できるようになる。

【7月〜8月】
この頃より、施術の効き方に変化が出てくる。
置鍼していると、気滞を呈してくるようになったので
即刺即抜で施術した方が効果あり。

【9月〜10月】
全体的に経過良好。
調子が良くないと、体臭に出たり
眩暈が出たりするが、長引くことはない。

【10月〜11月】
全身の痛みよりも張るような症状をよく訴えられる。
体の奧にあった邪が浅くなって表面的に浮いてくることで
体が張ってくることはよくあるので、経過は良い状態である。

【11月〜12月】
例年、冬の寒さで外出するのも億劫になる時期だが
精神的に強くなってきたと伺う。

【2016年1月〜現在】
現在の歩行時の姿勢。

前傾姿勢で下を見て歩いていたが、
しっかり前方を見れるようになる。
今まで下ばかり見ていたので
気付かなかった景観が見えるようになり、
背筋も伸びてきたので、視点が高い位置になる。


側面からの図。
歩行中、周りから心配の声をかけられることなく
スムーズに歩行できているとのこと。

肘の拘縮もマシになり、仰臥位の時に真っ直ぐ伸ばせるようになる。
手関節や指関節の拘縮はまだあるのでこれはまだ課題である。

現在も定期的に施術中。
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「1年半ほどコツコツ診させて頂いている患者さまです。
大変繊細なところがあるので、
精神的に挫けることもよくありましたが、
初診時から徹底して肝脾を調える施術で足の動きはよくなり
今では心身共に安定感も出てきております。
細かいところでの課題はまだありますが、
挫けずに頑張って診させて頂いております。」

担当鍼灸師:為沢

関連リンク:
リウマチ…大阪府高槻市のH.T様

(2016年 2月 27日 更新)


大阪府高槻市在住 匿名希望さま 41歳 女性 歯科助手

大阪府高槻市在住 匿名希望さま 41歳 女性 歯科助手
主訴:リウマチ
既往歴:坐骨神経痛
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【お問い合わせ】
手首、足首、膝、足裏が痛く腫れている。
おしっこの量が少ない様な気がする
整形外科にて診療を受けた際、
関節リュウマチの診断があったが、
血液検査では、該当項目において、すべてが正常値だった。
手足等の冷え性がきつい。
従来より、肩こり、頭痛等がある。
身体全体は硬い方で、柔軟等が苦手

手首・足首・膝・足裏の痛みにより、
近所の整形外科にて診療したところ、
関節リウマチとの診断がでました。
ただ、血液検査では、
すべての項目が正常値であったため、
別途総合病院で診断したところ、
リウマチの可能性は低いということで、
炎症を抑える薬を服用の上、
1か月の様子見となりました。
リウマチの薬に関しては、副作用等が怖いため、
薬を飲まずに治療をしたいです。
(本文ママ)
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2011年9月29日
一鍼堂来院
9月上旬から、
手首、足首、膝、足裏が腫れ、痛みが出てくる。
その後、整形外科で診療を受けた際、
『関節リウマチ』と診断されるが、
血液検査では、該当項目のすべてが正常値であった。
元々、頭痛もちで、手足の冷えがきつくある。
夏休みの期間は、
御子様のイベントに参加され、
クーラーがきいた空間でよく動いた。
ここ5年ほど主食が甘いものというほど、
よく食べていた。(最近は控えている)
現在
膝:正座困難、階段降時の脱力感
足底:右>左、中足骨付近の痛み
手首:左>右、フライパンが持ちにくい。
足首:右>左、関節の不安定感、背屈不利

舌診:淡紅、老、振戦、舌根に白苔
脈診:尺位の虚
腹診:胃土の虚、広し

考察:痺症(寒湿による影響が強い)
元々、甘食が多いため脾胃を傷り、湿を溜め込みやすい状況にあった。
その後、夏期のクーラーによる風寒の邪を受け、
さらに季節の変わり目(夏~秋)により、脾胃の弱りがすすみ発症する。
寒湿(風)の邪気が混ざって、肌表、経絡を侵襲し
閉塞することにより気血の運行が阻まれると、
「不通則痛」となり、関節の痛み、だるさなどが引き起こされる。
寒、湿は陰の性質を持つため、陽気を損傷し、
冷え、尿量の低下、むくみなどの症状を引き起こした。

処方:足の太陽膀胱経
施術中に、腰と肩から腕にかけて脈うつような得気を感じる。
施術後
→脈診:尺位がうまり、脈全体に一体感が生まれる。
膝の屈曲が深くまで可能になり、驚かれる。

2診目(10月2日)
膝の痛みが消失する。屈曲時の脱力感残る。
足底:右の痛みが和らぎ、左が気になる。

4診目(10月9日)
少し関節のハレが残るが、
痛み無く日常生活が送りやすくなっているとのこと。
この頃より、
寒湿の邪が解してきたので、
脾胃の弱りを補うように施術していく。

その後、
間隔をあけながら診させて頂き、
7診目(11月13日)までの経過として、
関節の腫れやむくみなく負担がかかってもすぐ治まるようになり、
お子様の行事にも積極的に参加される。
また御仕事に行かれても問題なくこなせたとのこと。
その他の症状として、冷え症も改善され、入眠しやすくなる。

調子が宜しいので
本日を以て御卒業して頂きました。

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【担当鍼灸師の新川より】
痛みを伴うが、検査の数値では異常なく、
悩まれている方は多くいらっしゃいます。

今回の匿名希望さまの症状もそのような状態でした。
ただ元々甘い物が原因で脾胃の弱りが出ていたことや、
クーラーの冷たい風によくあたっていたことなど、
御体を診させて頂き、原因を明確にし、施術を重ねることで、
現在ではお薬がなくても状態良く過ごされております。

(2014年 4月 30日 更新)




大阪府吹田市在住 S.Iさん 65歳女性 主婦

主訴:リウマチ(リュウマチ)

11年前からリウマチ(リュウマチ)と診断され
全身の関節に痛みきつし。
黄色い痰が切れにくく、頚部に痛み、肋間に疼痛もあった。
一鍼堂で鍼灸(針灸)治療を始め、痰が出にくくなったのをきっかけに
CRPなどリウマチ(リュウマチ)の数値が下がっていき、
全身的な痛み、肋間神経痛も改善された。

定期的にリウマチ(リュウマチ)検査は行っているが、
現在もリウマチ(リュウマチ)の数値に異常なし。
手首と頚部には天候によって痛みが変わるのだが痛みの幅は短くなっている。
鍼をするとおしっこがよく出て
うれしいと言われる。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

担当鍼灸師より

この方は、開業当初より
お体を任せていただいています。
(実は、それより以前からの縁があるのですが。)
昔は、車椅子だったこの方も、
今では地域の自治会の活動が出来るほどになり、
バリバリに動いてらっしゃいます。
治療を重ねていくたびに、
リウマチの検査結果はよくなっていき、
今では、
「あんた、どこが悪いの?と周りに言われるの。」
と自慢げにお話いただけます。
少しでも悪くなると、
「こんなしんどいの始めてやわ」
といつも大げさに仰られますが、
以前とは違い、ピンピンしておられます(笑)
彼女が少しでも悪いと、
このようにすぐに訴えてくれるので、
こちらもすぐに対処でき、
あーだこーだ言いながら、
信頼してお体を任せていただいていることは、
本当にうれしいことです。
もう少しよくなったら、
夢だった海外旅行に行きましょうね!
その日はそう遠くないでしょう。
がんばりましょう!

大阪府東大阪市在住 T.Mさん 22歳女性

大阪府東大阪市在住 T.Mさん 22歳女性  
主訴:リウマチ(リュウマチ)

1月ごろから右中指にこわばりがあり、リウマチ(リュウマチ)と診断された。
忙しい仕事の合間を縫って少しずつ鍼灸(針灸)治療をされ、
8月にはリウマチ(リュウマチ)の腫れがひき、痛みの消失する間隔も長くなってきました。

兵庫県在住 K.Tさん 27歳男性 建設業

兵庫県在住 K.Tさん 27歳男性 建設業 
主訴:リウマチ(リュウマチ)

2007/9/2来院。
8月ごろから起床時、両手のこわばりが出現し
年末にはリウマチ(リュウマチ)特有の痛みで寝れなくなることもあった。
仕事でペンチを使ったり、靴下を履く動作が一番つらい。
鍼灸(針灸)治療を続け、
10月ごろには左だけだが仕事でつらい作業ができるようになった。
その後も鍼灸(針灸)治療を続け、
年明けには1週間平均して10のリウマチ(リュウマチ)の痛みが大分ラクになりました。
現在も治療継続中である。

大阪市東淀川区柴島在住 M.Mさん 20代女性 保育士


主訴:リウマチ

2008年4/25来院。
2006年にリウマチと診断される。
左手人指し指の強ばりがきつく、動きも悪い。
また足の第1趾内側、第2・3趾に痛みあり。

このリウマチを治したいとのことで一鍼堂での
鍼灸治療を希望。

初診時の施術後、
一回の鍼治療で、
手の動き良く、足の痛みもほぼ消失。
翌日のフットサルでは、今までより体が動き、
運動し易かったとのこと。
2診目には、薬を服用し忘れたが痛みもラクになっていた。
3、4診目と1週間空いての治療であったが調子は良い状態を維持。
薬も減らしていきながら、
現在も治療を続けていますが、
以前とは見違えるほど良くなりました。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


担当鍼灸師より
リウマチの症状が出ている部位は、
東洋医学では手・足の陽明経、足の太陰経上で、
胃腸に関係する経絡に出ていました。
切経をしても、この3経絡の反応は顕著でした。

問診をすると、1日1個のアイス、お菓子、即席麺、菓子パンという食生活。
上記のような食事や香辛料の過度の摂取は、
胃腸に負担をかけてしまいます。
結果、上記3経絡にリウマチ症状が出てきました。
治療は胃腸に負担をかけている「湿痰の邪」
をさばくことを徹底的に行うことで効を奏しています。

大阪市東成区玉津在住 Y.Fさん 30代男性 営業職

主訴:リウマチ

2007年リウマチ発症。
手首痛・熱感、左足外側痛。

2008年3/29当院に来院。
初診時、手首を回旋させると痛みがきつく、動きも鈍かった。

鍼灸治療を行う。
施術後には、手首の痛みもほぼ消失し
、動きもスムーズとなる。
初診時は手首がラクな日は2日程だったが、
治療を重ねるにつれラクな状態が多くなり、
4診目には1週間は維持できるほどになった。

また、手首の熱感も引いてきて、足の痛みも消失した。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

担当鍼灸師より
手首回旋時、手の太陽経に痛みがあり、
切経においても左後谿の虚中ノ実が深し。
背部頚椎7番~胸椎4番にかけて督脈、
および足太陽経絡上の熱感が強く、
月奏理が開いている状態だった。
後谿、大椎に鍼を施し、上焦にある熱を鍼でさばく。
施術後は、きまって手首が楽になり、
同時に背部の熱感が取れ、ソウ理(毛穴)が良く閉まり、
全体が潤ってくる。
3診目には手首の熱感の範囲が狭くなり、
理気といって、滞った気を流すことも考え、
合谷を加えることにより治療効果はさらに良くなった。
現在、手首の痛みは消失し、熱感もほとんど無くなった。

大阪府摂津市千里丘在住 A.Tさん 20代女性 金融業

(現在治療中)

主訴:リウマチ(リュウマチ)

2008/3/29
リウマチの鍼灸治療を希望し
当院へ来院。
17歳の頃より、
スキーをしてから、手指の痛みが起こり、
リウマチと診断。
ステロイド治療を始めた。
指の腫脹、疼痛、強張りがきつく、
肘、肩、膝の関節も強張り、痛みがあるので
正常に動かせない。
調子が悪いと、
悪寒と発熱を伴い、
リウマチの症状も悪化するとのこと。
初診時には、
関節リウマチの薬、
アザルフィジン錠を1日1錠、
炎症を抑えるために、
ブレドニゾロンを服用してらっしゃいました。
脈は緩脈、
舌は老・紅、腹診は心下から臍下まで
棒状の邪をみる。
陽明位に停滞した、
湿熱の邪と、肝欝気滞の
複合的な病理を考え、
肝・胃両経を鍼治療で整える。
取穴は太衝に上廉(上巨虚)
2診目には、
第3指の腫れが引いており、
肩の痛みは消失。
肘の痛みは、
右が10分の1程度に緩解。
脈や腹、舌なども、
全て緩解。
鍼治療を重ねるごとに症状は消えていき、
5診目には、
肩、肘、膝異常なく動かせるようになり、
指の腫れもほとんど引いている。
9診目では、ほぼ症状が出ていないので、
ブレドニゾロン錠を3日に1錠に、
それでも症状が出ないのを確認し、
ブレドニゾロンの服用をストップ。
それでも症状は出ないところまでよくなりました。
治療を進めていき、リウマチの薬、
アザルフィジンを外しても症状が出ないようにすること。
また、次回の血液検査でどの程度数値が改善しているかが楽しみです。

( 続く )

2008.05.21

大阪府大阪市淀川区在住 Y.Sさん 40代 女性 主婦

大阪府大阪市淀川区在住 Y.Sさん 40代 女性 主婦
主訴:リウマチ
担当鍼灸師:林

2002年発症。
2年間はステロイドによる薬物治療を行う。
それほど痛みはきつくなかったが、妊娠に伴い中止。
出産後調子を崩され、痛みがきつくなってきた。
もう一人子供が欲しいとのことで、身体を根本から
治すことの出来る鍼灸治療を希望。
2008年7/4来院。
足の第一指内側、足の第一指と第二指の付け根付近に痛み。
そのため歩行がし辛い。
また手の母指から小指付け根にかけて痛み。
舌は紅舌、脈は数に少し滑と弦。
背部腰椎1番から4番にかけ陥凹、
左右の太谿に虚の反応が見られ、
腎気の落ちも一定認められる。
施術は、滞った気を流すことを考え、合谷に置鍼。
施術後、痛みが⑩→⑤となる。
同時に、太谿の虚も埋まってくるのを確認し、初診は終了。2診目、7/6来院。
治療直後から痛みがマシになり、
歩行がラクになったとのこと。
来院時の痛み⑦。
同時に、夜中のお手洗いもなくなる。
舌の紅味マシ。脈は前回と同様。
施術は前回の処方に、湿をさばくことを考え、
上廉(上巨虚)を加える。
施術後、数脈消失、痛み②となる。
2診目以降、甘物やビールを摂取することが多く、
一時的に痛みがきつくなることもあったが、
それらを控えることで痛みは落ち着き、
②~③程度となった。
12月に入ると、さらに調子が良くなられ、
痛み⓪~①になる。
2009年1月には、お身体も整ってこられましたので、
たとえ負担がかかり、
痛みが出ても③以上になることはなく、
また2~3日すれば自然と痛みが
なくなるようになられました。

現在も週1回来院いただき、
お身体を診させていただいております。

担当鍼灸師(林)より
来院当初は、リウマチの症状が
おつらいという状況もあり、
楽にして欲しいというのが
ご本人の希望でしたが、
治療して行く中で、いつしか
楽なのが当たり前になり、
痛みが出たときに、
「先生、最近少し痛いです。」
と仰られるような状況です。
”あって当たり前、 治ればいいな。が痛いと困ります。”
に大変身されました。
専門的に診て、
まだ治さなければならないところがあります。
これからもっと御身体楽に出来そうですので
楽しみにしていて下さい。
なにより リウマチは一生の付き合いではない。
と体感して頂いた事は
僕にとってもうれしい事です。
一生懸命治療についてきて頂き
感謝致します。
ありがとうございます。

 

大阪府高槻市在住 F.Sさん 43歳 女性 職業:主婦

大阪府高槻市在住 F.Sさん 43歳 女性 職業:主婦
主訴:リウマチ
既往歴:子宮筋腫
その他の症状:なし

2009年5月半ばに、
股関節、膝関節、足関節の痛みを発症。
痛みが引かないため、病院で診てもらったところ、
血液検査でCRPの値が高く
リウマチと診断され、薬を処方される。
薬を服用して様子みるが、
できるだけ薬を服用したくない理由から
2009年6/4 一鍼堂に来院。

問診にて、2007年より関節痛が時々、発症し
リウマチ症状の前兆があったが、
痛みが発症しても、しばらくすれば治まっていたので
そのまま様子を診ていたとのこと。
痛みの部位は右神門付近(右手関節尺側)、
左三間付近(左第2中手指節関節𣓤側)、
共に屈曲時に痛みアリ。
また、ここ数年疲れやすくなってきたとのこと。
舌診にて、舌根部に黄苔アリ。
脈診にて、やや滑脈アリ。
腹診にて、胃土、肝相火に邪実アリ。
切経にて、右合谷の実きつし、右足三里の虚中ノ実、
両陰陵泉の虚中ノ実、左太衝の実きつし。
考察として、肝鬱気滞証と診立て施術。

6/7(2診目)
前回施術後、左三間付近の痛み⑩→③へ減少。
右神門付近の痛み⑩→③、両足関節の痛みも⑩→③へ減少。
膝(外膝眼・膝蓋骨下縁の外側)の痛みが出てきたため、
脾経の湿邪が顕著に診られたため、脾経の去湿を加える。

6/12(3診目)
前回施術後、膝の痛みが取れてきたため、
引き続き前回の処方を施す。

6/29(6診目)
この頃には、節々の痛みがほとんど出ず過ごされる。
週2回で診ていたが、週1回のペースで今後診ていく。
血液検査でCRPの値が正常値に。
薬を服用しなくても、痛みが出ないようになる。

9/1(16診目)
週1回のペースでも調子が良いので、
次回より2週間に1回のペースで診させて頂く。

10/5(18診目)
施術間隔が空いても御体の調子が大分良く、
当院の施術に満足されたため御卒業されました。

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担当鍼灸師(為沢)より
初診時、F.Sさんの気が昂っており
神経質な印象があったのを覚えておりますが、
施術を重ねていく内に、
御体の痛みがラクになり、
昂っていた気も落ち着いていき
表情も柔らかくなってこられました。
御体と心は繋がっているため、
御体の不調があると精神的な面にも影響し、
逆に精神的な面に負担があると
御体にも影響して参ります。
施術期間の後半には、談笑もされて
精神的な面でも余裕を感じられました。
以前は痛みが出ても、
しばらくすれば治まっていたとのことですが
何かあれば、放っとかずに早めに診させて下さいね!

兵庫県宝塚市在住 S.Mさん 35歳 男性 サービス業

兵庫県宝塚市在住 S.Mさん 35歳 男性 サービス業
主訴:回帰性リウマチ
既往歴:心房中隔欠損症

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【御依頼文】
これまで様々な病院でレントゲン、MRI、血液検査等の検査をしたが特に異常
無しとの診断結果しか出ませんでした。
つい最近行った整形外科で「回帰性リウマチ」との診断を受け、抗リウマチ
薬を服用するが改善しない状態です。
学生の頃から約20年近くバレーボールをしていましたが、やめてから手首の
状態はますます酷くなり、今では痛みで腕立てで静止する事も出来ない状態
です。
医師からは免疫不全で症状が出ているのでは無いかと言われています。
確かにこの症状が出始めてからうつ病の様な状態になった事もあり、
心療内科に通院している時期もありました。

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「回帰性リウマチとは、関節や関節周囲組織に間欠的に炎症を引き起こす疾患である。非炎症期には全く正常となり、進行性の病理的変化をきたさないことが特徴といわれる。症状は発作的に起こり、数日のうちに軽快する。」
引用文献:「最新医学大辞典 第3版」医歯薬出版株式会社

何の前触れも無く、手首・肘・膝に痛みと腫脹が観られるようになり、
病院を受診した際に回帰性リウマチではないかと診断を受ける。
症状は雨天前や飲酒後に悪化し、痛みが消える日が最近はないとのこと。

2011年5/25、初診ご来院。
痛みがきつく、歩行もままならない様子。
望:両頬部の赤みがきつい。
舌:紅舌、白苔。
脈:浮位に枯脈きつい。
腹:全体自汗し、臍周に邪。
切経:曲池(左右)実、後谿(右)やや実、三里(左右)実で自汗、
豊隆(右)虚中ノ実、太白(左右)虚で自汗きつし、公孫(右)虚、
陰陵泉(左右)虚中ノ実で自汗きつし、太衝(右)実、太谿(左右)やや虚、
心兪(右)実、脾兪(左右)虚。
その他:右公孫付近の赤みがきつい。
考察:脾虚証。
処置:足太陰脾経、足太陽膀胱経の各経穴。
施術後:歩行が随分とラクになり、痛みが②程度に軽減する。

5/29、2診目。
初診施術2時間後から痛みは消失し、以降全く痛みはないとのこと。
舌:やや紅舌、薄白苔。
脈:やや緩脈。
腹:自汗なし、臍周の邪も薄くなる。
考察:初診同様。
取穴:初診同様。

以降、お仕事の関係でご来院が不可能となりましたが、奥様をご紹介頂いた際に調子をお伺いしたところ、全く痛みなく過ごせてますと仰っておられました。

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【担当鍼灸師の下野より】

元々脾の弱りがあったことが考えられますが、脾胃に負担のかかる食べ物を
よく食べられておりましたので、それが発症の原因だと考え、
施術で脾を強くしながら、同時に負担のかかる物を気を付けて頂きました。
その後、奥様にご来院頂いた際にも、症状が良くなっても食べ物には気を付けて頂くように養生指導致しました。

大阪府高槻市在住 M.Sさん 47歳 女性 ピアノ講師

大阪府高槻市在住 M.Sさん 47歳 女性 ピアノ講師

主訴:リウマチ
既往歴:ガングリオン

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【御依頼文】
平成20年1月両肩始まったから痛みが手首・指の関節にも広がり、
3月~5月病院を転々とし血液検査でリウマチと診断される。最終的に
漢方とお灸・鍼で治療してくれる病院に9月まで通院し痛みも全く無くなる。
今年6月初め頃から、5年ぶりに足裏や足指・アキレス腱に若干の痛みと
違和感があり現在手の指にも少し広がる。痛みで歩けないということは無く
階段の昇降等が少しゆっくりになるという程度です

(本文ママ)
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元々は平成20年に発症され一時は改善されたようですが、平成25年の6月に
再発する。以前に受診していた医院で再度治療を受けられたが、症状が一向に
良くならないとのことで当院を受診なさる。

2013年7/10、初診。
症状の出ている部位は両足首、両足先であり、増悪因子は歩行・特に階段の
昇降、緩解因子は特になし。調子が悪い時はジッとしていても痛みがあり、
その際には頭痛・吐き気も出てくる。
舌診:紅舌きつく、ほぼ無苔。
脈診:やや沈み緩脈。
腹診:両肝相火の邪がきつく、熱感アリ。
切経:後谿(左右)実、合谷(右)実きつし、三里(左右)実、太衝(実)
足臨泣(左)虚中ノ実、心兪〜三焦兪(右>左)実きつい。
弁証:肝鬱気滞。
取穴:足少陽胆経、足太陽膀胱経の経穴。
施術後:足が温もり、歩行時の痛みが軽減する。

7/15、2診目。
施術後2日間は全体的にラクだったが、以降足首の痛みがぶり返してくる。
足先の痛みは⑩→⑥になる。
舌診:紅舌、ほぼ無苔。
脈診:前回より浮いてきて緩脈。
腹診:前回同様に肝相火の邪がきつい。
弁証:初診時と同様。
取穴:初診時と同様。

7/22、3診目。
前回施術後は症状が若干ラクになったものの、仕事でストレスを多く感じた
週であり、それに合わせて症状がきつくなる。
足首の痛みは⑩、足先の痛みは⑦。
舌診:紅舌きつく、ほぼ無苔。
脈診:やや濡で枯脈きつい。
腹診:両肝相火の邪がきつく、熱感と自汗アリ。
弁証:過去2診と同様。
取穴:足厥陰肝経、足少陰腎経、足太陽膀胱経の経穴。

7/29、4診目。
前回後は今までで一番調子が良く、足首の痛みは⑤、足先の痛みは④になる。
その状態が一週間通して継続している。
舌診:紅舌、ほぼ無苔。
脈診:緩脈。
腹診:肝相火の邪は診られるものの、熱感は消失。
弁証:同様。
取穴:3診目と同様。

この後、10診目まで同様の弁証・取穴で施術を行う。
症状は足首の痛みが平均して③、足先の痛みに関しては消失する。

9/30、11診目。
足首の痛みは一週間通して①となり、仕事の関係で遠方まで行くことが
あったが、そちらも自転車で伺えた。
舌診:紅舌〜淡紅舌、薄白苔。
脈診:緩脈。
腹診:やや肝相火に邪。
弁証:同様。
取穴:足厥陰肝経、足太陽膀胱経の経穴。

11診目以降、足首の痛みは消失する。
その後も体調維持で施術に当たらせて頂き、2013年の年末に当院での
施術をご卒業なさいました。

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【担当鍼灸師の下野より】
以前にも鍼・灸で改善されたことから、症状がぶり返してきても
「症状が良くなっていたということですね!」とプラスにとらえてもらい、
私自身 非常に施術を進めやすかったです。
元々御体は元気な方ですが、少しばかりか無茶をする傾向にあり、
またお仕事柄 ストレスを溜め込むことが多かった為、施術は疎肝を
行うことで効果がありました。
M.Sさん、無茶はしないように気をつけて下さいね!



大阪市鶴見区在住 T.Kさま 38歳女性 兼業主婦

大阪市鶴見区在住 T.Kさま 38歳女性 兼業主婦
主訴:リウマチ様症状
既往歴:バセドー病、膠原病(全身性エリテマトーデス)、花粉症

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【御依頼文】
初めまして。
10年前より膠原病(SLE)と診断されました。
現在までは、6年程前には頭部が少し剥げたり、
顔に少し紅班が出たりしましたが、これと言って
症状としては重くはない方でした。(漢方薬:十全大補湯を服薬)

ところが、ここ2、3ヶ月前くらいから急に
朝に両手が強張り、痛みが出てきました。
血液検査ではリュウマチの数値は陰性で炎症もないと
出ていますが、別の整形外科では症状としては
関節リュウマチではないかと診断されています。

症状は日によってまちまちですが、タオルを絞ったりすること
など家事に支障が出ることがあります。
ある病院ではステロイド薬をまずは使用していく方が
良いのではないかとも言われますが、副作用が不安で
躊躇しています。
今は痛み止め「ボルタレン」を服用して抑えています。

鍼を受けたことは今まで無く、たまたまインターネットで
当院を知りました。
1度受診を希望したいと思っております。

(本文ママ)
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2011年9月20日来院

【両手の強張り、痛み】
痛みが出る動作として、
・タオルを絞る
・手首に荷重がかかる
・自転車のブレーキをかける
などが挙げられる。
【蕁麻疹】
2011年8月末より発症。
肺経、膀胱経にそって症状アリ。

舌診:淡紅、白苔、胖大
脈診:枯
腹診:章門~大巨~関元にかけての邪実あり
切経:後谿(虚)、太谿(虚)、太衝(虚)、肝兪(虚)
弁証:肝鬱気滞
取穴:足の厥陰肝経、足の少陰腎経の各経穴に刺鍼
施術後:右手が握りやすくなる。

3診目(9月28日)
痛み止めの薬を使わずに生活出来た。
腹診:章門~大巨~関元にかけての邪実消失し、
   鳩尾付近の実のみあり
気滞の反応がよく取れており、
肺気を補うように進めていく。
取穴:太陽膀胱経、足の陽明胃経の各経穴に刺鍼。

6診目(10月22日)
日常生活においては痛みなく過ごす。
パソコン業務をした際に、
一時的に痛み出すがその後自然と治まる事が多くなってきた。
この頃から、蕁麻疹の症状が緩解していく。

10診目(12月16日)
雑巾絞りや、コンロやシンクなどの磨き掃除が出来るようになり、
以前は腫れとむくみがきつかったので、
腕時計がはめられなかったが、
ここ最近はつけることが出来ているとのこと。
現在、リウマチ薬は服用してない。
調子が安定して宜しいので、
ご卒業とさせて頂く。

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【担当鍼灸師(新川)より】
自覚的な痛みがあるが、
病院の検査では異常が見当たらない。
T.Kさんも同様の症状でお悩みでした。

極力薬は使いたくないというご意志もありましたので、
いかに薬の量を減らしていくことが出来るか、を目標とし、
施術にあたらせて頂きました。

当初は気滞の所見が出ておりましたが、
初診施術後からよく変化しており、
その後、肺気の弱りに狙いを定め直したことで、
手首の状態とともに、
蕁麻疹の症状にも改善がみられました。

少しの変化でもこまめにご報告頂いたことも、
症状改善の手助けとなりました。
ありがとうございました。





兵庫県川西市在住 K.T様 54歳女性 主婦

兵庫県川西市在住 K.T様 54歳女性 主婦

主訴:リウマチ

既往歴:なし
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2005年、48歳の頃に手の強張りを発症。
病院の血液検査にてリウマチと診断。
以来、薬を服用して過ごされるが
根本的な体質改善を求め当院にお問い合わせ頂く。

【2011年6月13日 一鍼堂、初来院。】
リウマチの症状について伺う。
両手の強張りと左膝前面の痛み、
また左膝窩の痛みがあり、特に膝が伸展屈曲時に痛みあり。
症状の特徴として、春に増悪、秋に緩解する傾向あり。
2年前の52歳の頃に閉経。
また、姑さんの看病などで疲弊し症状が増悪した背景あり。
精神的にストレスがかかると増悪すると自覚される。
もともと運動が好きで、テニスを長年続けており
週1回テニス教室に通っているが、
最近は手の強張りでラケットが上手に握れない、
また、膝の痛みで走ることができないので
ストレスが溜まるとのこと。
ストレスが溜まると症状が増悪する傾向にあるので
悪循環に陥ってしまう。
手、膝の痛みを改善し、またテニスできるようになりたいと
依頼を受け御体を診ていく。

舌診:やや胖嫰、白膩苔

脈診:濡緩脈

腹診:両肝相火の邪キツシ
切経:
百会(実キツシ)・曲池(実)・郄門~内関(実キツシ)・太淵(やや虚)・合谷(実)
足三里(虚中ノ実)・上廉(実)・陰陵泉(虚中ノ実)・地機(実)・
解谿(やや実)・公孫(虚中ノ実)・太衝(実)・衝陽(実)・足臨泣(実)・申脈(やや虚)
肺兪(やや虚)・心兪(虚中ノ実)・厥陰兪(実)・肝兪(実)・胃兪(実)
考察:肝鬱気滞証証
施術後:
施術直後は大きな変化はなし。

6月16日(2診目)
前回施術後、左膝窩の痛みがやや緩解⑩→⑧。
手の強張りが前回施術した翌朝によく取れていた⑩→⓪。
調子が良かったので、テニスをしてみると
いつもより軽快に動き、教室の先生に動きを褒められたとのこと。

名古屋にいる1歳半の御孫さんが肺炎で入院されたため
他の御孫さんの面倒を見にいかなければならないとのことで、
次回の予約27日になる。

6月27日(3診目)
前回施術後、調子良かったが
子守で長時間抱っこしたため、
手の調子が悪化⓪→⑧。
膝の痛みも⑩に。

6月30日(4診目)
前回施術後、足関節が楽になる。

7月5日(5診目)
前回施術後、手の強張りが大分ラクに⑧→①。

7月8日(6診目)
膝の調子も良くなってきた⑩→③。


その後、7月中は経過良く過ごされる。


8月6日(12診目)
調子宜し。
お盆休みに孫達がくるので
名古屋で子守をした時の負担を懸念される。
子守しても痛みが出ないことを目標に引き続き施術。

8月16日(15診目)
お盆で、孫達が遊びに来る。
総勢9名が遊びに来て自宅に泊まっているため
大変多忙に過ごされる。

8月26日(16診目)
いつも手と膝に痛みが出ていたが
最近、痛む場所が変わり始めたとのこと。
膝窩の痛みはなく、
踵に痛みが出てきて歩行時に痛みあり。
正邪の抗争において、邪気がよく動き出して、
患部も動いてきたと考察。
引き続き疎肝理気を施す。


その後も継続して施術
調子が良くなってきたので週1回で施術。


10月14日(26診目)
整形外科にて血液検査したところ
リウマチ因子の数値が下がり良い数位が出たが
炎症反応の数値が上がって悪化しているとのこと。
ただ、体調良く過ごしており痛みが引いているので
さほど気にはしていない様子。

10月28日(28診目)
2歳になる孫(体重13kg)を抱っこしても
手、腕の調子は痛みなく過ごせる。
11月3日~5日に山形へ旅行、
また、体調が良いので次回の施術2週間空けてみる。

11月11日(29診目)
2週間間隔を空けても調子宜し。
旅行も楽しめたと伺う。

その後、大分調子良く過ごされ
痛み止めの薬を飲み忘れても痛み無し。
また、テニスで足を踏ん張って動けるように。
血液検査では炎症反応も下がり
良い数値が安定して出るようになられた為、
2012年春に御卒業。
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【担当鍼灸師の為沢より】
血液検査と痛みは比例しないことが多々あり
このような症例はリウマチの方によく診受けられます。
また、途中痛みが遊走性になり
固定した痛みがよく動いておりましたが
これも改善される患者さんによく診受けられることで、
予後良好に過ごされる方が多いです。




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リウマチの鍼灸治療で多くの実績がございます。大阪(豊中市,吹田市)の漢方鍼治療でリウマチ(リュウマチ)と戦い続けます
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