大阪府八尾市永畑町在住 H.Yさん 20代 男性 製造職
主訴:幻肢痛
2008年10月末、仕事中に機械に左腕を巻き込まれ切断。
以後、無いはずの左腕と左手指先にかけて痛み、痺れがある。
また肩に左手を置いている感覚もある。
痛み、痺れをとってほしいと、鍼灸治療希望。
(11/16来院)
切経にて、一身に湿邪を帯びた感覚アリ。
平素より、ラーメンや脂っこい食事が多い。
方針としては湿邪をさばく。
治療直後変化は感じられなかった様だが、
2診目には痺れ⑩→⑧、痛み⑩→⓪。
処方は前回と同様。
3診目、指先の痺れは依然変わらず。
前回までの処方と同時に、肝気をさばくようにする。
刺鍼直後から発汗がみられ、一身の湿邪を帯びた感覚もマシになっていく。
4診目、痺れは④程度まで落ち着き、6診目には⓪となる。
以後、痺れが出ることは無くなった。
8診をもって鍼灸治療を卒業していただきました。
現代医学では不思議な症状でしょうが、
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幻肢痛 といえどもきちんと弁証論治することで
治療対象として扱える疾患だと強く確信しています。 |