兵庫県西宮市在住 R.Wさん 28歳 女性:営業職
主訴:甲状腺機能亢進症 バセドウ氏病( バセドウ病 )
2006年6月にバセドウ氏病( バセドウ病 ) と診断される。
上腕の痒み、足の冷え、不整脈、咽の腫れ、
イライラし易い、
疲労し易い、頻尿、
盗汗(寝汗)、夏が苦手で体調を崩し易い。
主訴は上腕の痒みでこれらを改善して欲しいとのこと。
肩の痛みで来院されていた母親の紹介で、
2008年5/31一鍼堂での鍼灸治療を希望され来院。
舌診にて、暗紅色あり。
脈診にて、濡脈で尺位の脈が弱く、
腹診にて、臍周の邪気あり。
腎陰虚が著しく、脾胃の弱りもまたあり、
これが根本原因と考え施術を行う。
1診目の施術後、舌の暗紅色がましに、
また、脈力が出て、臍周の邪が緩んでいるのを確認。
施術後、体のだるさを訴えるが、そのまま経過を診て頂く。
2診目(3日後)
上腕のかゆみが10→5に減る。
足先がポカポカ温もってきたとのこと。
1診目の考察の下、施術。
4診目には、上腕のかゆみが消失。
舌の色も良く、脈力よく出て来た。
5診目より、不整脈が気になるとのことで主訴を切り替える。
引き続き、腎陰を補うことを本に、
また心気の鬱滞を散らす施術を加える。
7診目、不整脈は未だあるが、
出ても落ち着いて来たとのこと。
また、咽の腫れが自覚的に引いて来た。
12診目、不整脈はほぼ落ち着き、出なくなる。
最近飲酒の機会が多く、飲酒すると
上腕に少しかゆみ、胃もたれが出る。
咽の腫れも、久しぶりに会う出張先の同僚に
スッキリしてきたと言われるようになる。
腎陰が建ってき、心気の鬱滞もよく取れて来たので、
お酒の負担による湿痰をさばくことを
本に切り替えて施術する。
20診目、
飲酒の機会も落ち着き、
上腕のかゆみはなく、胃もたれも無くなった。
仕事で多忙で体調崩し気味であったが、
以前のように疲れ易いのがなくなってきた。
現在も診察させて頂いておりますが、
1ヵ月近く間隔が空いても、
体調良く過ごされている。
。
。
。
施術担当者より
初診が5/31で、暑くなってきた時期でした。
夏は会社での冷房がきつく、
また営業で外出することが多く、
毎年夏は、会社での冷えと外の暑さで
体調をよく崩されていたみたいです。
当院での施術を受けてからは大きく体調を崩すことなく過ごされました。
御体の不調を改善することも大事ですが、未然に防ぐことも非常に大事です。
御仕事の付き合い上、飲酒の機会が多いので脾胃に負担かけることが多いです。
今後は少々のお酒を飲んでも御体に影響出ないようにすることを課題に
診ていこうと思います。 |