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【古医書】諸病源候論 虚労病諸侯(下) 虚労兼痢候
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どうも、新川です。
引き続き、
巣元方らが著した
諸病源候論を読んでいきたいと思います。
今回も
“虚労病諸侯(下)”の続きとなります。
《原文》
臓腑虚損、傷於風冷故也。
胃為水穀之海、胃冷腸虚則痢也。
→概要として、
臓腑虚損し、風冷の邪で傷られること(によって虚労に痢を兼ねる症状があらわれる)。
胃は水穀の海であり、
胃冷腸虚となれば(水穀は消化されず)痢疾となる。
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虚労により、腠理が疎となることで、
外邪が容易に侵入しやすくなり、
また脾胃大腸の虚に乗じることで痢となる。
肺|大腸:表裏関係
参考文献:
『現代語訳◉黄帝内経素問 上巻』
『現代語訳◉黄帝内経素問 中巻』
『現代語訳◉黄帝内経素問 下巻』
『現代語訳◉黄帝内経霊枢 上巻』
『現代語訳◉黄帝内経霊枢 下巻』
『中国医学の歴史』
『中医学の基礎』
『[新装版]中医臨床のための方剤学』東洋学術出版社
『東洋医学概論』医道の日本社
『中国医学辞典 基礎篇』
『中国医学辞典 鍼灸篇』たにぐち書店
『校釈 諸病源候論』緑書房
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。