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【読書日記】ムーンパレス
<近日開催予定のイベント>
①【一般向け講座】「陰陽とは」「五行とは」
→(6/26または7/3(火)16時から)
②【学生向け勉強会のお知らせ】東洋医学概論をモノにしよう!
→(第2回:6/30(土)15:30〜(金曜日も受付中))
③【学生向け勉強会】「素問を読もう!」申込み受付中です
→毎週火曜19時〜 または 毎週木曜13時〜 (途中からの参加も可能です。)
こんにちは盧です。
雨でジメジメ気持ち悪い日が続きます。
こんな日は身も体も脱ぎ捨てたい!と
毎年思ってしまうものです。
「それは人類が初めて月を歩いた夏だった。」
ロマンチックな書き出して始まるのは
アメリカの作家、ポール・オスターの代表作
ムーン・パレス新潮社版
主人公のフォッグはめちゃくちゃに
口が達者な学生ですが、あるきっかけから
無茶をしてしまい浮浪者生活へ
不思議な魅力の美少女に助けられ
これまた不思議な老人に出会いフォッグの
運命は動き出していく。
ポール・オスターと言えばアメリカを代表する
作家だそうでこの作品「ムーンパレス」は
どこか孤独を感じながらもたくましく生きていく
フォッグの姿がとても印象的な作品でした。
よければどうぞ。
鈴木大拙を読む
<近日開催予定のイベント>
①【学生向け勉強会のお知らせ】東洋医学概論をモノにしよう!
→(第1回:6/16(土)15:30〜(金曜日も受付中))
②【学生向け勉強会】「素問を読もう!」申込み受付中です
→毎週火曜19時〜 または 毎週木曜13時〜 (途中からの参加も可能です。)
こんにちは盧です。
ふとしたきっかけで
鈴木大拙の名前を聞くことがあり、
良い機会なので彼の著作
「東洋的な見方」岩波文庫
を読んで見ることにしました。
読んで見ると情感たっぷりのアツい文章でした。
禅の第一人者として常に英語で禅を
語っていた著者も
そのようなアツい人だったのでしょうか?
妄想ふくらみます。。。
時間があれば全部読んで
いただきたいところですが
今日はその中の一節が
面白かったので載せたいと思います。
『自由はその字の如く「自」が主になっている。
抑圧も牽制もない消極性をもった束縛または牽制から解放せられる義である。
自由には元来政治的意味は少しもない。天地自然の原理そのものが、
他から何らの指図もなく、制裁もなく、自ずから出るままの働き、
これを自由という。
・・・元来は仏教の言葉で仏典とくに禅録にはいたるところにみえる。
・・・ものがその本来の性分わき出るのを自由という。』
自由がそもそも仏教の用語であるというのは不勉強でした。
それにしても自由が今で言う
「何でも出来る可能性」という意味ではないようです。
意識せずとも出てしまう、もしくは出るものを言うようです。
参考文献
「東洋的な見方」 岩波文庫
【読書日記】かぜの科学
<近日開催予定のイベント>
「素問を読もう!」勉強会のお知らせ
毎週火曜19時〜 または 毎週木曜13時〜 (途中からの参加も可能です。)
こんにちは盧です。
最近、ちまたで噂になっていた?本を購入しました。
「かぜの科学」ジェニファー・アッカーマン著
ハヤカワ ノンフィクション文庫
ここで紹介されたところによると
人が一生に引く風邪はなんと平均200回
しかしこれだけ身近な病気でありながら
予防接種もなく、特効薬もありません。
おまけに風邪の薬ができるとなれば
ノーベル賞を取れるとまでの言われよう。
そこでこの本では
その風邪について色々な民間療法や
市販のお薬などの実験結果を
おもしろくかつ知的好奇心をくすぐる
書き方で紹介してくれております。
ネタバレになってしまうかも知れませんが
この本に書かれている様々な治療法の中で
もっとも効果の大きいものは
「友人や家族の愛情に満ちた看病」
だそうです。。。
統計的に約1日治るのが早くなり
副作用もありません。
おそるべし愛情のある看病・・・
「お大事に」
という言葉には大きな意味があったようです。