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五臓:【心】について①

下積み修行中の冠木さんのお勉強記事です。 勉強不足で至らない内容ですが、 少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。 不出来なところもあるかと思われますが、 成長とともに少しずつお返しして参りますので どうか見守り 応援してやって下さい。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ こんにちは。寒さも増し、紅葉の綺麗な季節になってきました。 その紅葉の景色を、SLに乗りながら眺めてみたいなあと、思っています。 (まだ、計画はしていないのですが・・・) ・ 今気になっているところが、静岡県にある大井川鐵道です☆ SLに乗ったことがないので、一度体験してみたいです! (絶対綺麗だろうなあ、と想像してます 笑) 今回は、五蔵六腑について書きたいと思います。 まずは、五臓のひとつである【心】についてです。 心は胸に位置する。 整体観念からみると、心は南方から吹く熱い風・夏に応じる。 夏は植物がどんどん成長し、花が咲き、農作物・果実が実を結びはじめる。 夏の季節に合わせ身体も熱くなり、一年のなかで最も新陳代謝が旺盛な時期になる。 心は五行の火に属し、「火臓」ともいわれ、心の働きは心気・心陽により行われている。 ●心の主な生理機能 【1】血脈を主る 血脈は、血液が運行する通路である。 「心は血脈を主る」とは、血脈を推動して脈中に運行させ、 身体各部を滋養するという心の機能を説明したものである。 血脈を主るという心の機能は、心気の作用により行われている。 心気が旺盛であれば、血液は絶えまなく脈管中を運行し、 血中の栄養分は臓腑・組織器官及び四肢百骸にうまく輸送される。 逆に、心気が不足したために血液の推動が弱くなると、 顔色がすぐれなかったり、脈が細弱となる。 またこのために血行に障害が生じると、 顔や唇が青紫になり、脈が細濇となることがある。 【2】神志を主る 「心は神志を主る」といわれているが、 また「心は神を蔵す」とか、「心は神明を主る」ともいわれる。 これは心に精神・意識を主宰する機能があることを説明したものである。 「神」には広義と狭義の2通りの意味がある。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 1,広義の「神」とは、人体の生命活動の外的な現れを指している。 例えば、人体の形象および顔色・眼光・言語の応答・身体の動きの状態などは、 すべてこの広義の「神」の範囲に入る。 また、疾病を診断する際には、 眼の輝きや脈象の変化を観察することにより、内臓の状態を推測するが、 このような内臓の機能の反映も神に含まれる。 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 2,狭義の「神」とは、精神・意識・を指している。 これは、人体の生理機能の調和や平衡に影響を与える。 神は先天の精より化生したもので、 後天の精の充養を受けることによって、 その機能を維持し発揮することができる。 従って、心の機能が正常であれば、精神は充実し、 意識などもしっかりしている。 精神や意識の異常は、心の機能失調と考えられるが、 この場合、不眠・多夢・気持ちが落ち着かないなどの状態になり、 うわごとをいったり、狂躁の状態になることもある。 あるいは反応が鈍くなったり、健忘・精神萎靡となったり、 昏睡・人事不省になることもある。さらにいえば「心は神志を主る」という機能と、 「心は血脈を主る」という機能を分けて考えることはできない。 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 血液は神志活動を担う基礎物質であり、 心に血脈を主るという機能があるからこそ、 心は神志を主ることができるのである。 心の「血脈を主る」という機能に異常が生じると、神志面での変化が起こりやすい。 したがって臨床上、ある種の神志異常に対しては、血分の側面から治療することが多い。 *ここからは、自分の勝手な考えになりますので 軽く流し読みして頂ければと思います。 心臓移植をされた方の性格が、臓器を頂いた方の 性格に似ることがあると聞いたことがありますが、 心の「神志を主る」機能が影響しているのかなと、少し疑問に思いました。 参考文献: 『中医学の基礎』 『中医基本用語辞典』 『やさしい中医学入門』  東洋学術出版社 『実用中医学 一冊でわかる基礎から応用』 源草社 ※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は 是非参考文献を読んでみて下さい。 冠木

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