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【臓象学】心・小腸
下積み修行中の宮村さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。
二月になりました。学校では1・2年生はまもなく期末試験が始まり、
3年生は国家試験に向けてラストスパートをかけているところです。
学校全体にいつもと違った緊張した空気が流れているのを感じます。
自分は2年生なので国家試験は来年ですが、3年生を見ていると、
こちらまで不安やあせりを感じてしまいます。
今は目の前の期末試験に集中!
自分はいつも最初に気負いすぎて後半に失速する傾向があるので
気を付けたいと思います。
では今回は以前アップした臓象学概要から進んで、
各臓腑の働きについて勉強した内容を書いていきたいと思います。
今回は心、小腸の臓象について書いていきます。
●心
「心は五臓六腑の大主なり。」
「心は君主の官なり、神明これより出ず。」
中医学において心は五臓六腑を統括する最高指導者であり、
「君主の官」と呼ばれる。
「心は神を蔵す。」
心は「神」を納めている。
心の機能が正常であれば、精神は充実し、意識はしっかりしている。
心の機能が損なわれると、精神、意識・思考活動の異常が現れ、
不眠・多夢・気持ちが落ち着かないなどの状態になる。
神:神は、知覚・記憶・思考・意識・判断など、
すべての精神活動を支配して、その中心となっている。
「心は血脈を主る。」
心は、脈を介して血を全身にくまなく運行させ、
臓腑や皮肉筋骨など身体諸機関を栄養する。
心の機能が損なわれると、脈拍に異常が現れ、血の巡りも悪くなる。
「心の華は顔にある。」
華とは色彩、光沢のことであり心の状態が、
顔面部の色彩、光沢の変化に反映する。
心気の充実していれば顔色が良く、つやがある。
「心は舌に開竅する。」
心は、舌の運動を支配し、味覚を主る。
心の機能が衰えると、味覚異常が現われたる、言語障害が起きたりする。
●小腸
「小腸は受盛の官なり、化物これより出ず」
「清濁の泌別を主る」
小腸は「受盛の官」と呼ばれ、胃から送られてきた糟粕を受け取り、
さらに消化し、それを人体に必要なもの(水穀の精微)である清と、
それ以外の不要なもの濁に分別する働きがある。
それを清濁泌別という。
小腸の機能が失調すると、これらの分別が不十分なまま大腸に送られ、
下腹部痛や下痢などの原因となる。
参考文献:
『中医学の基礎』
『やさしい中医学』 東洋学術出版社
『東洋医学概論』 教育執筆小委員会