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【古医書】霊枢:病本第二十五②
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こんにちは盧です。
それでは霊枢の続きを見ていきましょう。
大小便不利、治其標。大小便利、治其本。
病発而標之、先治其本、後治其標。
病発而不足、標而本之、先治其標、後治其本。
謹詳察間甚、以意調之。間者並行、甚為独行。
先小大便不利、而後生他病者、治其本也。
大小便利さず、その標を治す。
大小便利するは、その本を治す。
病発して有余、本にして標にゆくは、
まずその本を治し、後にその標を治す。
病発して不足、標にして本にゆくは、
まずその標を治し、後にその本を治す。
謹んで詳らかに間甚を察し、
意を以ってこれを調える。
間は並行し、甚は独り行くと為す。
まず大小便不利して
後に他病を生じるはその本を治す。
間甚について
張介賓曰く「間とは、病の浅いことを言う。
甚とは病の重いことを言う。」とあります。
まとめると
病の浅いものは「並行」つまり同時に治療していき
病の深いものは「独行」つまり順に治療していくべきである。
と述べられています。
また基本方針は「まず本を治す」ことであるが
「大小便不利」が出た場合は例外で
危急の状態のため、標をとることが優先される。
参考文献
「黄帝内経霊枢 上」東洋学術出版
「霊枢講義 上」学苑出版