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【古医書】諸病源候論 虚労病諸侯(下) 虚労の小便難候
どうも、新川です。
引き続き、
巣元方らが著した
諸病源候論を読んでいきたいと思います。
今回も
“虚労病諸侯(下)”の続きとなります。
《原文》
膀胱津液之腑、腎主水、二経共為表裏。
水行於小腸、入於胞而為溲便、今胞内有客熱、
熱則水液渋、故小便難。
→概要として、
膀胱は津液の腑であり、腎は水を主る。この二経は表裏(の関係)である。
水液は小腸に下行し、膀胱の中に流入して小便となる。
膀胱内に客熱あり、熱が水液に影響すれば渋り、小便不利となる。
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memo
溲便:「溲」の一文字でも小便を指す語。
客熱:ここでは虚熱を指すか
いわゆる小便不利、排尿困難。
参考文献:
『現代語訳◉黄帝内経素問 上巻』
『現代語訳◉黄帝内経素問 中巻』
『現代語訳◉黄帝内経素問 下巻』
『現代語訳◉黄帝内経霊枢 上巻』
『現代語訳◉黄帝内経霊枢 下巻』
『中国医学の歴史』
『中医学の基礎』
『[新装版]中医臨床のための方剤学』東洋学術出版社
『東洋医学概論』医道の日本社
『中国医学辞典 基礎篇』
『中国医学辞典 鍼灸篇』たにぐち書店
『校釈 諸病源候論』緑書房
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。