陽施陰化、胎孕乃成。
血氣虚損、不足榮養、其胎自堕、
或勞怒傷情、内火便動、亦能堕胎。
推原其本、皆因於熱。火能消物、造化自然。…
…曰熱曰虚、當分輕重、好生之工、幸毋輕視。
朱丹渓 著:『格致餘論』胎自堕論より
『格致餘論注釈』訳を使用:
陽が与え陰が形をなし、胎児が形成される。
血気が虚損で栄養が充分でないと、胎児はひとりでに流産してしまう。
心労が怒りで情を傷つけたりすると、
内なる火が動いてやはり流産しやすい。
その理由を辿ってみれば、いずれも熱に原因がある。
火がものを滅ぼすのは自然のありようである。…
…熱と虚では軽重を分けるべきである。
いのちを大切にする医者は、軽視しないように願う。
妊娠しても 熱が籠もってしまうと
流産に繋がってしまう危険性を説いております。
参考文献:
『格致餘論注釈』 医聖社
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
為沢