宮村です。
今回は臓腑弁証の肝・胆病弁証の
肝脈瘀阻について勉強した内容を書いていきます。

肝胆湿熱
肝胆湿熱という病変の原因は2種類あり、
1つ目は湿熱病邪が少陽三焦を通って肝胆に到達したり、
湿熱が脾胃に燻蒸されて肝胆を犯したものである。
2つ目は体内に蓄積した湿熱の邪が
肝経に侵入して起きるものである。
湿は陰邪でありその性質は重濁で気機の通りを阻害する。
熱は陽邪でありその性質は昇散であり、
津液を焼いて消耗させることが多い。
したがって湿熱が経に沿って下降すれば
経気は鬱滞し水道の通りが悪くなり
陰嚢が湿っぽい・湿疹・睾丸が腫脹して痛み
帯下が黄色くて悪臭をともなう・外陰部の掻痒感
小便淋濁などの症状が現れる。
そしてもし肝胆の湿熱が燻蒸すれば
内外ともに疏泄することができず、
胆気が上逆するので口苦・脇痛・黄疸
などの症状が現れる。


参考文献:
『東洋医学概論』 医道の日本社
『針灸学 基礎編』  東洋学術出版
『中医病因病機学』  東洋学術出版

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

宮村


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