下積み修行中の小堀のお勉強記事です。
勉強中でまだまだ至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。
小堀です。
今日は、経脈篇を学んでいきます。
雷公問於黄帝曰、禁腹之言、凡刺之理。経脉為始、
営其所行、制其度量、内次五蔵、外別六府。願尽聞其道。
黄帝曰、人始生、先成精、精成而腦髓生。
骨為幹、脉為営、筋為剛、肉為墻、皮膚堅而毛髮長。
穀入于胃、脉道以通、血気乃行。
雷公曰、願卒聞経脉之始生。
黄帝曰、経脉者、所以能決死生、處百病、調虚実、不可不通。
≪提要≫
男女が会って、まず精が成り、
精から発育して脳髄が生じる。
逐次人体が形成され、骨が支柱となり
経脈が気血を養い運行する通路となり
堅くて強い筋が骨格を結び合わせ
肌肉は垣根のように体を防護し
皮膚が堅くなって毛髪が成長し、人の形体が完成する。
生まれてからは、水穀が胃に入ることで
精微を生成し、脈道が内外を貫通して
血気が脈中を運行できるようになる。
肺手太陰之脉。
起于中焦、下絡大腸、還循胃口、上膈属肺。
従肺系横出腋下、下循臑内、行少陰心主之前、下肘中、
循臂内上骨下廉、入寸口、上魚、循魚際、出大指之端。
其支者、従腕後直出次指内廉、出其端。
是動則病肺脹満、膨膨而喘咳、缺盆中痛、甚則交両手而瞀。
此為臂厥。是主肺所生病者、欬、上気喘渇、煩心、
胸満、臑臂内前廉痛厥、掌中熱。
気盛有余、則肩背痛、風寒、汗出中風、小便數而欠。
気虚則肩背痛寒、少気不足以息、溺色変。
為此諸病、盛則写之、虚則補之、熱則疾之、
寒則留之、陷下則灸之、不盛不虚、以経取之。
盛者寸口大三倍于人迎、虚者則寸口反小于人迎也。
手の太陰肺経流注
中焦(中脘)より起こり、下に向かって
大腸(水分穴のあたり)を絡い、戻って胃(上脘穴)を循り
隔膜(前は鳩尾穴・後は脊中穴)を貫き、肺に繋がる。
再び気管、喉より横に腋下(中府穴・雲門穴)に走り、
上腕の内側(天府穴・俠白穴)に沿って下降し
手の少陰経と手の厥陰経の前面に走り、
直ちに下って肘の中(尺沢穴)に至り
その後に前腕の内側(孔最穴・列欠穴・経渠穴)を循り
橈骨の下縁を経て、寸口の動脈(太淵穴)のところに入り
魚(魚際穴)に至り、手の辺縁に沿って拇指の尖端(少商穴)にでる。
支脈は手腕の後より直ちに食指の内側の尖端(商陽穴)に走り
手の陽明大腸経と繋がる。
大腸手陽明之脉、起于大指次指之端、循指上廉、
出合谷両骨之間、上入両筋之中、循臂上廉、入肘外廉、上臑外前廉、
上肩、出髃骨之前廉、上出于柱骨之会上、下入缺盆絡肺、下膈属大腸。
其支者、従缺盆上頚貫頬、入下歯中、還出挾口、交人中、
左之右、右之左、上挾鼻孔。
是動則病歯痛頚腫。
是主津液所生病者、目黄、口乾、鼽衄、喉痺、肩前臑痛、
大指次指痛不用。気有余則当脉所過者熱腫、虚則寒慄不復。
為此諸病、盛則写之、虚則補之、熱則疾之、
寒則留之、陷下則灸之、不盛不虚、以経取之。
盛者人迎大三倍于寸口、虚者人迎反小於寸口也。
手の陽明大腸経流注
手の太陰肺経の脈気を受けて、示指の尖端(商陽穴)に始まり
示指の上縁(二間穴・三間穴)に沿って
拇指と示指の別れた骨の間(合谷穴)を通過し
上って腕上の長母指伸筋と短母指伸筋の間(陽渓穴)に入り
前腕橈側(偏歴穴・温溜穴・下簾穴・上簾穴・手三里穴)に沿って
肘の外側(曲池穴)に至り、更に上腕外側の前縁
(肘髎穴・手五里穴・臂臑穴)に沿って肩に上がり
肩峰の前縁(肩髃穴)に出て上って
大椎穴の上にでて再び前に向かって欠盆穴に入り、
肺と連絡し隔膜を下って大腸に繋がる。
支脈は欠盆穴より上って頸部(天鼎穴・扶突穴)に走り
頬部を通過し下歯に入り、戻って上の口唇をめぐり
左右の両脈が人中穴で交わって交差し
上って鼻孔の両側(迎香穴)を挟んで足の陽明胃経と繋がる。
参考文献:
『現代語訳黄帝内経霊枢』
『中医基本用語辞典』東洋学術出版社
『鍼灸医学体系⑮』雄渾社
『臓腑経絡学』アルテミシア
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
小堀
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