どうも、新川です。
このシリーズも、今回で三回目。
前回はやや脱線するところもありましたが、
今回も毒についての説明です。
東洋医学においての毒 其ノ一
東洋医学においての毒 其ノ二
でも触れたように、
毒にも様々な種類があります。
また、
体内に入りこんだり、
様々な邪と結びついた毒の特性として、
①峻烈性(激しく、強く、速い)
②頑固性(治りにくい)
③相兼性(他の邪と手を結びやすい)
などが挙げられます。
このように特徴を挙げると、
なかなか手強いものという印象が強いです。
しかし、仮に毒が体内にあっても、
身体の作用としてそれらを外に出そうとしたり、
駆逐しようとする防衛作用が働くため、
簡単にはそれらの猛威に晒され続けることはありません。
ここで重要なことは、
毒化させないこと、
毒に対抗、抵抗出来る様な身体の状態を保つことです。
ここに東洋医学の真髄が秘められているように思います。
続く
参考文献:
『中医弁証学』
『中医基本用語辞典』
『中医学の基礎』
『中医臨床110号』 東洋学術出版
『基礎中医学』 燎原
『臓腑経絡学』 アルテミシア
『鍼灸医学事典』 医道の日本社
『中医臨床家のための中薬学』
『中医臨床家のための方剤学』 医歯薬出版株式会社
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
新川
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