うちの姉は非常に陽気だ。
笑い声は大きいし、友人との交流も多くて、
家にいるのといないのでは雰囲気がガラッと変わる。
明るくなるというか、
なんだか落ち着きがなくなるといったほうが適当だ。
味付けの濃いものが好きで、
チーズや肉も好んで食べる。
炭酸飲料を好み、
冷たい飲み物を、
一気にゴクゴクと飲む姿をよく目にする。
比較的身長は高い方で、
太った姿はあまり見たことがなかったが、
近頃は腹が出て困っていると言う。
とまあ、
姉は大体こういった感じである。
私は別に姉を自慢したくて紹介したわけではない。
なぜ姉が今のような体型になり、
なぜ今のような性格になり、
なぜ炭酸飲料を、
一気にゴクゴク飲むのか…
その「なぜ」が、
※石塚左玄先生の理論に基づいて考察すれば、
少しずつ明らかにされていくのである。
まず、
カリウムとナトリウムについて。
化学元素中の陰の代表がカリウムであり、
陽の代表がナトリウムであることは一度記事で述べた。
チーズや肉など、
動物性のものは主に陽性であり、
熱を加えたものは陽性が強まり、
味付けの濃いものもナトリウム濃度が高く陽が強まる。
豆や穀物や果物など、
植物性のものは陰性であり、
冷やしたものは陰性が強まり、
精製されたもの(白砂糖など)も陰性が強まる。
もし極端に熱いものや、肉や卵などの、
極めて陽性な食品を多く摂取すると、
陽性体質となり、
精神面でも陽気で、
怒りっぽくなったり、
落ち着きがなかったりする。
さらに、
ナトリウムが血中に多いと、
血液は粘り、
陰性のものに比べて、
発色のよい瘀血がみられる。
よく冷えたもの、菓子類、果物、ジュースなど、
極めて陰性な食品を多く摂取すると、
陰性体質となり、
精神面でも陰気で、
落ち込みやすかったり、
悲観的になったりする。
食べ物というのは、
そういった人格や生き方までも決定づけるのである。
日本は海に囲まれているから、
ナトリウムを含んだ潮風によるをうけやすいため、
ナトリウムが過剰となりやすい。
食事は肉などの陽性食品が少なく、
穀類などの陰性食品が多いのが、
日本人にとっての理想的な食事といえる。
ナトリウムが多く、カリウムが少ない、
大陸国(ヨーロッパ)の食文化を取り入れてから、
今まで見られなかった病気が蔓延しだした。
これこそが陰陽バランスの失調であり、
歴史がそれを証明している。
ということで、
姉は陽性食品を摂取しすぎているようだ。
もっと地上に向かって育つ、
陰性の野菜を食べましょう。
(「なぜ」の説明に関しては別に書きます。
姉の話いらなかったかも…)