天下有道、卻走馬以糞。
天下無道、戒馬生於郊。
罪莫大於可欲、咎莫大於欲得、禍莫大於不知足。
故知足之足、常足矣。
世の中に道が行われているならば、
早馬は払い下げられて農耕に使われる。
世の中に道が行われていないならば、軍馬が郊外で仔を産む。
だから、なにか事を行うとき、
欲望が多いことよりも大きな罪悪はなく、
何かを手に入れようとするよりも大きな過失はなく、
満足を知らないこと大きな災禍はない。
道と一体になった者は、
そこで、満足することを知って満足することは、
永遠に満足することなのだ。
『老子 峰屋邦夫訳注』より
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満足することの意味