宮村です。
本日は最初に書籍を一つ紹介したいと思います。
三浦しをん先生作『風が強く吹いている』(新潮社)
「走るの好きか?」
(『風が強く吹いている』プロローグより)
私は昔はよく走っていた時期はあったのですが
最近あまり動かなくなってしまいました。
このブログを見られている方々はどうでしょうか?
この小説は箱根駅伝を舞台にしたお話です。
私は学生時代はスポーツをしていたこともあり
スポーツを題材にした小説は感情移入してしまい
自然と力が入ってしまいます。
敗北と挫折、努力、友情、勝利と
ベタですが王道ゆえの安心感がありますね。
読み終わった後は
無性に走りたくなるそんな一冊です。
体を動かさないといけないけどやる気が起きない
そんな方は一度読んでみてはいかがでしょうか?
ではここから先は
臓腑弁証の脾・胃病弁証の
胃火上炎について勉強した内容を書いていきます。
胃火上炎
胃に溜まった熱が経に沿って上昇するという病理変化で、
その原因として辛いものや味の濃い物ばかりを
食べているために熱が生じたものや、
外感した熱邪が胃腑に伝わったもの、
情志に内傷されて肝鬱となりそれが
火に変わって胃を犯したものなどである。
火が胃津を焼けば胃気を消耗し
胃の受納機能と和降機能が被害を受けて
それに関連する症状を発生させ
煩渇・冷たいものを飲みたがるなどの症状が現れる。
熱が深部に鬱滞すれば、煩熱・胸やけ
胃に灼熱感があり痛む・いくら食べても空腹感が消えない
などの症状が現れる。
また歯や唇、顎などは陽明経が通るので
胃腸の熱が燃え上がれ経に沿って上昇すれば
悪熱・冷やすと軽減する・歯茎が腫れて痛む
歯の痛みが脳にまで響く
唇や顎が腫れて痛むなどの症状が起きる。
さらに胃濁を伴って上昇すれば、
息が熱を持って悪臭がする。
また火熱が経脈を塞げば血分まで乾き、
歯茎が赤く腫れて爛れ、歯周炎になり出血する。
参考文献:
『東洋医学概論』 医道の日本社
『針灸学 基礎編』 東洋学術出版
『中医病因病機学』 東洋学術出版
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
宮村