長野県のとある湖にて
長野県のとある湖にて(3年前)

下積み修行中の大原のお勉強記事です。
勉強中でまだまだ至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


修行生の大原です。
写真は、3年程前の冬に、
長野県に行ったときのものです。
天気も良く、湖が凍っていたので
写真を撮りに湖の真ん中の方まで歩いて写真を撮りました。
今年の冬は積雪量が例年に比べて多いそうで、
この湖も、おそらく
写真を撮ったときに比べて
今の方が分厚い氷に覆われているのだろうなと
想像します。


さて、閉経とは、
18歳を過ぎても初潮が来潮しないもの、
あるいは月経が3ヶ月以上連続して中断し、
かつ各種の全身症状を伴うものを指します。
(『中医基本用語辞典』より)

ここで、妊娠期や哺乳期、また絶経期に
月経が停止するのは
正常な生理過程であるとされています。

ここで、初潮や絶経期とは、
具体的に何歳頃を指すのでしょうか?

素問・上古天真論では
「女子七才、腎気盛んに、歯更り髪長ず。
二七才(14歳)にして天癸(てんき)至り、
任脈通じ、太衝の脈盛んに、
月事(月経)は時をもって下り、故に子だねあり。
・・(略)・・
七七才(49歳)、任脈虚し、太衝の脈衰少し、
天癸竭き、地道(月経)は通ぜず、
故に形壊れて子なきなり。」
とあります。

腎気は後天の精を受けて盛んになり、
青年期に充実してくると「天癸」と呼ばれる
物質を産生し、生殖能力を有します。

すなわち、素問では、14歳頃に初潮がおこり、
49歳頃に月経が終わって
絶経期となるということが書かれています。

(ちなみに男性は、
16歳前後で射精が可能になり、
64歳で生殖能力を失うということが
書かれています。)

現代の日本人は、栄養状態が良好なためか、
10歳頃に初潮を迎える人が多く、
また、50代半ばまで月経が続く方も多く
いらっしゃるようです。

まとめると、閉経は
現代では40代後半〜50代半ばに
迎える場合が多いということで、
これよりもかなり早いタイミングで
閉経を迎え、かつ、全身症状を伴うものは、
身体の機能に何かしら異常のある
病的な閉経といえます。

では、この病的な閉経は、
どのような機序でおこるのでしょうか?
次回に続きます。


参考文献:

『中医基本用語辞典』 東洋学術出版社
『黄帝大経 素問 上巻』 東洋学術出版社
『基礎中医学』 燎原
『中医病因病機学』 東洋学術出版社
『症例から学ぶ 中医婦人科』 東洋学術出版社

*画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
ぜひ参考文献を読んでみて下さい。

大原

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