下積み修行中の小堀のお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。
小堀です。
今日は、天癸について勉強したことを
書いていきます。
素問・上古天真論篇
≪二七而天癸至、任脈通、太衝脈盛、月時以時下。故有子。≫
≪七七任脈虚、太衝脈衰少、天癸渇、地道不通。故形壊無子也。≫
天癸とは、成長・発育・生殖機能を
促進、維持するものであり、
天癸の生成は腎気によって促される。
腎気とは精から化生したもので、
父母から授かった「元陰」と呼ばれる先天の精と、
飲食から補充される後天の精に分けられる。
先天の精は有限であり、年齢とともに衰えていく。
では任脈・太衝脈とは何か。
任脈の任は、
授かる・受け持つ・妊娠・生育などの意味があり、
小腹で足の三陰系と会し全身の陰経を気血を調節する。
太衝の脈は衝脈のことで
衝とは臓腑経絡の全てが帰る「要衝」の意味。
十二経の気血を調節するため「血海」ともいわれる。
どちらも奇経であり、天癸が充実していれば
任脈が通じ、太衝脈が旺盛になり、
女子では十四歳ころに初潮を迎え、生殖能力が備わる。
年齢を重ねることで先天の精が不足し、
四十九歳頃になると衝任脈が衰え、
天癸が枯渇することで、閉経を迎える。
老化によるバランスの崩れは
この腎気の衰え、天癸の枯渇を
いかに緩やかにするかが重要であるといえる。
参考文献:
『臓腑経絡学』アルテミシア
『中医学基本用語辞典』
『中医婦人科』東洋学術出版社
『基礎中医学』燎原
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
小堀