両の眉の真中より背の大椎までの長さを
莛にて量て一尺八寸とし、
十八に折りて一折を一寸とし
此一寸を頭の竪の寸とす。
髪際より頤まで長さ一尺、
耳の上尖のとおりを引きまわして
頭のまろみ二尺六寸とし、
二十六に折って一折を一寸とし、
これを頭の横の寸とす、
喉の高骨結喉より缺盆まで四寸、
けつぼんよりまで九寸、
けつうより天枢まで八寸、
天枢より横骨まで六寸半とす、
両乳の間ひろさ九寸半、
胸の囲り四尺五寸、
腰まわり四尺二寸とす、
脇下より季脇まで長さ一尺二寸。
脊骨すべて二十四節なり、
大椎より長強まで長さ三尺、
肩より肘まで一尺七寸、
肘より腕眩(うでくび)まで一尺二寸、
手くびより中指の本節まで四寸、
中ゆびのもとくるぶしより指の頭まで四寸半とす、
腰の前横骨より股の内輔の
上廉(うえかど)まで一尺八寸とす、
内かまちの上廉より下廉まで三寸半、
内かまちの下廉より内髁まで一尺三寸とす、
膝より内髁まで一尺六寸、
内くるぶしより地まで三寸とす、
足の掌の長さ一尺二寸足のひろさ四寸とす。
〜『鍼灸重宝記』より〜