がんばれ東北!
みんな一つだ。
日本全国みんなの力で立ち上がろう!
今日も一日、鍼灸師としての誇りの為に、病治しの為に、
そして心の半分は東北を想ってがんばります!!
一鍼堂一同
脈有一陰一陽、一陰二陽、一陰三陽、
有一陽一陰、一陽二陰、一陽三陰。
如此之言、寸口有六脈倶動耶。
然。
此言者、非有六脈倶動也、
謂浮、沈、長、短、滑、渋也。
浮者陽也、滑者陽也、長者陽也。
沈者陰也、短者陰也、渋者陰也。
所謂一陰一陽者、謂脈来沈而滑也、
一陰二陽者、謂脈来沈滑而長也、
一陰三陽者、謂脈来浮滑而長、時一沈也。
所謂一陽一陰者、謂脈来浮而渋也、
一陽二陰者、謂脈来長而沈渋也、
一陽三陰者、謂脈来沈渋而短、時一浮也。
各以其経所在、名病逆順也。
脈象に一陰一陽、一陰二陽、一陰三陽があり、
また一陽一陰、一陽二陰、一陽三陰もある 。
と、なれば、
寸口では六種の脈が一斉に拍動しているのか。
答え。
決して六脈全てが拍動してるのではなく、
脈の浮・沈・長・短・滑・渋の区別を表し、
浮・長・滑は陽脈、沈・短・渋は陰脈であり
以下のようになる。
一陰一陽:沈、滑
一陰二陽:沈、滑、長
一陰三陽:浮、滑、長、時に沈
一陽一陰:浮、渋
一陽二陰:長、沈、渋
一陽三陰:沈、渋、短い、時に浮
以上を、関連する経脈と結びつければ、
疾病の逆順を理解出来るのである。
<注>
一陰一陽:肝腎の陰の中に陽邪がある状態。
一陰二陽:陽邪盛の状態で脾胃が傷つけられている。
一陰三陽:陽邪が心肺を犯した状態で、陽邪に陰を兼ねた症状がみられる。
一陽一陰:心肺の陽の中に陰邪がある状態。
一陽二陰:陰邪盛の状態で脾胃が傷つけられている。
一陽三陰:陰邪が肝腎を犯した状態で、陰邪に陽を兼ねた症状がみられる。
<参考文献>
『難経解説』 東洋学術出版社
『難経鉄鑑』 たにぐち書店