下積み修行中の小堀のお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。
小堀です。
最近、体力作りのために運動を・・と思い
近くの川沿いを走ったり歩いたりする時間を
作るようにしています。
習慣的に体を動かすことがなかなかできてなかったので、
どれだけ体が変化していくか体感して、
勉強につなげていきたいです。
今回も、引き続き月経について学んでいきます。
経期延長とは、月経が７日〜ひどいときは半月以上続くもの。
周期は基本的に正常で「月水不断」ともいわれる。
経量が多ければ月経過多となり、慢性化すると
崩漏につながる可能性がある。
①脾気虚証
脾気虚により血の統摂が失調し
衝任脈が血を制約できず経血が止まらなくなる。
化源不足により経量は少ない。
陽気不足で経色は淡く、経質は薄い。
舌質淡・脈緩弱。 脾虚による気血不足の症状となる。
★治法：健脾益気・温経止血
②陰虚血熱証
陰虚体質・多産・房事過度・慢性病などにより
肝腎の精血が消耗し陰虚火旺となり
虚熱により経血が止まらなくなるもの。
経血は少なく、経色紅で熱により経質粘調となる。
頬が赤い・潮熱・口乾・舌質紅少津・脈細数など
陰虚症状となる。
★治法：滋陰清熱・止血
③湿熱下注証
月経時や産後に胞宮は空虚となり、
飲食不節など養生が悪いと湿熱の邪が侵入し、
衝任脈を障害して止まらなくなる。
湿熱と血が結ばれて経量は少なくなり色は暗くなる。
粘液が混じるため臭気があり、陰部のつよい瘙痒を伴う。
月経前後に帯下が増加する。苔黄膩・脈濡数。
★治法：清利湿熱・止血
④血瘀証
寒凝気滞と血が結ばれ瘀血阻滞となり、
新血が正常に巡らず経血妄行して止まらなくなる。
気血の運行が失調するため経量は少なく
経色は暗い。血塊があり少腹疼痛、拒按となる。
舌紫暗・瘀点・脈弦。
★治法：活血化瘀・止血
参考文献：
『中医婦人科』東洋学術出版社
『中医弁証』東洋学術出版社
『中医診断と治療』燎原書店
『中医婦人科学講義』坂田豊子
『病気がみえる⑨』メディックメディア
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
小堀
