下積み修行中の大原さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。
修行生の大原です。
温病(うんびょう)とは、
温熱または湿熱の邪が引き起こす発熱を主症状とする
外感病をいいます。
そうすると、
夏や梅雨などの暑い時期にしか
起こらないようなイメージが
湧いてしまうかも知れませんが、
これからの涼しい季節などにも
大きく関係するようです。
温病の原因となる病邪には、
風温、春温、暑温、秋燥、温毒、湿温、伏暑
などがあり、これらの発病と
季節(二十四節気)の関係は、
以下のようになります。
<温病の病邪と季節の関係>
風温:大寒〜夏至(冬温:小雪〜大寒もこれに含める)
暑温:夏至〜秋分(小暑〜大暑に多い)
湿温:夏至〜秋分(大暑〜秋分に多い)
秋燥:秋分〜小雪
以上4つを新感温病といい、
早期から気分の症侯を呈して、
衛分の過程はごく短い。
春温:小雪〜大寒に邪を受け、大寒〜夏至に発病
伏暑:夏至〜秋分に邪を受け、秋分〜大寒に発病
以上2つを伏気温病といい、
初期に表証を伴って表裏同病を呈する。
新感温病と伏気温病は、
概念的には、邪を受けてからすぐに
発病するか否かである。
現代の認識からすると、
この二つの区別は、主として
病邪の性質・軽重および個体の反応状態などが
関係するとしている。
(『中医臨床のための温病学』より)
以上のように、温病は
一年間の暑い季節だけでなく、
秋や冬の涼しい季節・寒い季節にも
関係します。
さらに、注意深く読むと
夏場よりも秋や冬の方が、
病邪について細かく分類されていることに
気付きます。
つづく
参考文献:
『中医臨床のための温病学』 東洋学術出版社
『基礎中医学』 燎原
*画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
ぜひ参考文献を読んでみて下さい。
大原