下積み修行中の小堀のお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


無題
無題

小堀です。
今日は、足の太陽膀胱経の承山について書いていきます。

『東洋医学講座』取穴編より
『東洋医学講座』取穴編より

《部位》下腿後面、腓腹筋筋腹とアキレス腱の移行部。
《由来》部位の肌肉の形態から、承山・肉柱・腸山・魚腹などと命名された。
《取穴》アキレス腱の後面を撫で上げた時、指がとまるところ。
《解剖》腓腹筋(筋枝)脛骨神経、アキレス腱
(皮枝)内側腓腹皮神経(血管)後脛骨動脈

臨床応用:
⑴肛門疾患
太陽膀胱経の経別は委中で分かれ、肛門に入るため
肛門疾患を治す常要穴とされている。

・痔疾
痔は内痔・外痔・混合痔に分類される。
気血失調により瘀血濁気が下注し
経絡が阻帯しておこるもの、
大腸の湿熱が下注しておこるものなど。

・裂肛
便秘、排便時の力みなどによって肛門を裂傷しておこるものが多い。
便秘が改善されれば、裂肛もそれにつれ軽減する。

・血便
脾不統血によるものと、
湿熱が大腸に下注し、陰絡を損傷しておこるものが多いが
承山は、後者のものに適用される。
鮮紅色の出血が先にあり、その後に排便するもの。

⑵腓腹筋痙攣
気血失調、過度の歩行、寒邪によるものなど。


参考文献:
『臨床経穴学』東洋学術出版社
『新版 経絡経穴概論』医道の日本社
『臓腑経絡学』アルテミシア
『経穴解説』メディカルユーコン
『東洋医学講座 取穴編』自然社

画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

小堀

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