下積み修行中の大原さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。
修行生の大原です。
梅田にあるラーメン屋さんに行きました。
スープが美味しいと聞き、
行ってみると長蛇の列が・・・。
炎天下の中、できるだけ日影の中で並ぶようにして
約2時間、ようやく店内に入ることができました。
さて、その味わいは・・・?(次回に続く)
さて、前回(心包と三焦について その1)の続きです。
三焦とは、人体の臓腑を
上・中・下の三つの部分に分け、
それぞれを上焦・中焦・下焦とし、
その三つを合わせたものを指します。
詳しく言うと、
各臓腑器官を包み込み、間隙を出入りし、
全身にくまなく分布した膜状の組織で、
衛気、津液の通り道とされています。
つまり、これまで述べてきた各臓腑を
全部つないでいる
正気の通り道のようなイメージでしょうか。
素問「霊蘭秘典論篇」(第8)では、
「三焦なる者は、決瀆の官、水道これより出ず」とあり、
水道を疏通して水液を昇降出入させる通路
とされています。
また、難経三十一難では
「三焦は水穀の道路、気の終始する所なり」とあり、
飲食物の消化管で、吸収する所とされています。
飲食物の吸収によって得られた後天の気は、
上焦では宗気を、
中焦では営気を、
下焦では衛気をそれぞれ生成します。
さらに、難経三十八難では、
原気(元気)と呼ばれる腎中の精が、
上記の後天の気に混じって十二経を循環すると
あり、これを三焦の原気(=別)といいます。
すなわち、三焦とは、
先天の気(原気)や宗気、営気、衛気の通路で、
気機の昇降出入を主り、水液の通路であるといえます。
三焦は「名ありて形なし」と言われる所以が
分かりますね。
次回に続きます。
参考文献:
『基礎中医学』 燎原
『難経の研究』 医道の日本社
『臓腑経絡学』 アルテミシア
『中医病因病機学』東洋学術出版社
『素問・上巻』 東洋学術出版社
『東洋医学概論』 医道の日本社
*画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
ぜひ参考文献を読んでみて下さい。
大原