然れば針鋭を膜外に止め、
手法を柔らかにして推下すときは気の途ひらく、
気の途ひらくときは血順る、
血順るときは膜もうるおいを得ていよいよ和ぐなり、
故に病の滞るところなし、
人多くは針を刺すに此意を得ず、
此意を会得して刺すときは、
腹を刺すというとも何のおそるる処かあらん。

〜『鍼灸重宝記』より〜

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