カフェにて(6月末 雨天)
カフェにて(6月末 雨天)


下積み修行中の大原さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


修行生の大原です。
本格的な梅雨の季節に入り、
湿気のうっとおしい日が続きますね。
学校では前期試験が始まりますので、
湿気などで体調を崩さないよう
気を付けよう思います。

さて、前回(腎と膀胱について その1)の続きです。

膀胱は州都の官と呼ばれ、
水が溜まるところとされています。

小腸で溜まった濁気の水分は
腎陽によって気化され、
膀胱に染み渡り(気化作用)、
人体にとって有用な水分は、腎陽によって
津液として蒸騰気化され再利用され、
水濁は一定量が溜まると(固摂作用)、
尿として排泄されます。

すなわち、尿に関して、腎陽が不足すると、
固摂作用が低下した場合は頻尿がみられ、
気化作用が低下した場合は
小便不利(尿の回数が減る)、
または瘤閉(尿が出ない)などがみられます。

二つの症状は、
尿の量からすると全く逆に思われますが、
東洋医学的にみた場合、
腎気の作用を考えることによって
矛盾がなくとらえることができます。


参考文献:
『東洋医学講座 第二巻』 自然社
『臓腑経絡学』 アルテミシア
『中医内科学』 東洋学術出版社
『基礎中医学』 燎原

*画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
ぜひ参考文献を読んでみて下さい。

大原

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