下積み修行中の大原さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。
修行生の大原です。
心は、血脈を主り、
また、精神活動を統御する働きがあります。
五臓それぞれの状態が
身体の組織の表面にあらわれるとされる末梢的器官を
「五華(ごか)」といいますが、
心の華は「面色(顔色)」とされています。
顔には毛細血管など多くの血管があり、
また顔は心臓の位置より高い位置にあることから、
心臓は頭部に向かって血液を送り出すのに
大きな力が必要となります。
すなわち、心の推動作用が弱った場合に、
その影響が一番示されやすいのが顔面であることから、
心の状態は面色(顔色)にあらわれやすいとされています。
また、精神面の状態も表情や顔色にあらわれやすいことも
関係しているようです。
その他の臓に関して、肝の華は「爪」、脾の華は「唇」、
肺の華は「皮毛」、腎の華は「髪」とされています。
心は五行の「火」に、
季節は「夏」にそれぞれ配当されています。
これらから、心は熱に関係する臓である
イメージが湧きますが、
これは心に寒熱のバランスを取って調節する
冷却作用の働きがあるためです。
これは、夏の脈象である「洪脈」や、
心の液である「汗」は、
体内から余分な熱を放出させる働きが
あることからも言えます。
さて、心は小腸と表裏関係にあるとされていますが、
なぜ表裏関係であるとされているのでしょうか?
次回に続きます。
参考文献:
『東洋医学講座 第二巻』 自然社
『中医内科学』 東洋学術出版社
『基礎中医学』 燎原
*画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
ぜひ参考文献を読んでみて下さい。
大原