下積み修行中の冠木のお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


こんにちは、冠木です。
今回は、金匱要略の湿痺の証状について書いていきます。

太陽病、関節疼痛而煩、脈沈細者、此名湿痺。
湿痺此候、小便不利、大便反快、但当利其小便。

太陽病、関節疼痛し煩わしくじっとしていられず、
脈が沈で細の者は、これを湿痺と名づく。
湿痺の証状は、排尿困難であるが大便が反って快調で、
ただその小便を利すべし。

湿家之為病、一身尽疼、発熱、身色如熏黄也。

湿家の病は、一身がことごとく痛み、発熱し、
身体が煙でいぶしたような色で、暗さのある黄色になる。

*湿は六淫外邪の一つであるから
風寒外邪と同様に
まず太陽に侵入し、太陽病の証状である頭痛・発熱などが出現する。
関節部位には疼痛が発生して煩わしく、
脈象は沈で細であり、小便の出は悪いが大便はかえって快通する。
湿は停滞しやすいので、湿気が関節筋肉に滞る。

湿痺
湿邪は少なからず痺証に存在する邪気であるが、
湿邪の多い湿痺は長期化しやすい。
【症状例】
●関節が腫れて重い感じがあり、痛みは固定する。
湿が停滞すると、関節が腫れ、重い感じがする。
停滞し気血の巡りが悪くなるため疼痛の場所は固定する。
●身体が重い。
湿邪が停滞するため、全身が重だるく感じる。
●暖めると疼痛が軽減する。
熱が湿邪を追い払うため、疼痛が一時的に軽減する。
●脈濡


参考文献:
『よくわかる金匱要略』 源草社
『金匱要略解説』
『中医基本用語辞典』
『いかに弁証論治するか』東洋学術出版社

※画像や文献に関して、
ご興味がおありの方は 是非参考文献を読んでみて下さい。

冠木

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here