下積み修行中の大原さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


将棋新聞
今年の名人戦を伝える将棋新聞(5月28日号)
4連勝でストレート勝ちした羽生新名人は4年ぶりに名人位へ復位した。

修行生の大原です。

今年の将棋の名人戦が羽生さんの
ストレート勝ちで幕を降ろし、
全盛期の強さが戻ってきたのでは?
と、将棋ファンの中でささやかれています。
強い若手棋士がどんどん増えてきていますが、
羽生さんの勝負観は若手棋士を
まだまだ寄せ付けないようです。


さて、前回(脾と胃について その1)の続きです。

脾は燥を好み湿を嫌い、
胃は湿を好み燥を嫌う
と言われますが、
これは脾には湿が、胃には熱が
溜まりやすいことを表し、
さらに、脾と胃はお互いに対立・統一しながら
その機能を発現することを表しています。

その他、脾には湿が停滞しやすいことから、
五悪(五臓が嫌う外気)には
湿」が配当されています。

五行の「土」は、
季節では「土用」に配当されると
前回述べましたが、
1年のうち、最も土気が高まるのが
夏の土用であるとされており、
(五行の相生関係により、夏は
土気の母である火気が蓄えられるため)
これを「長夏」といいます。

日本において「長夏」とは
梅雨の季節にあたるとされており、
雨天によって湿気がたまりやすい時期です。

「脾」は湿に影響を受けやすく
天気による外湿によっても内湿が盛んになり、
その湿をどうにかしようと「胃」も動くため、
脾・胃の両方が亢進することになります。

湿気の多い時は、脾胃の動きを活発にして
湿気を停滞させずに降ろすことを
考えることが大切です。

まもなく湿気の多い季節になりますが、
脾と胃を活発にするために、
湿の多い飲食物を控える、
軽く運動する、などといったことを心掛け、
全身の気機の循環を良くすることが大切ですね。


参考文献:
『臓腑経絡学』 アルテミシア
『東洋医学講座 第三巻』 自然社
『中医内科学』 東洋学術出版社
『基礎中医学』 燎原

*画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
ぜひ参考文献を読んでみて下さい。

大原

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here