下積み修行中の小堀のお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。
こんにちは、小堀です。
桜が終わって今は新緑がきれいですね。
我が家の植物もぐんぐん芽吹いて、怖いくらいのびています。笑
ぐんぐんとはなかなかいきませんが、負けないように頑張ります。
今日は、経別・絡脈・経筋について勉強したことを書いていきます。
【経別】
経別とは、正経の表裏関係、臓腑関係を強化し、
正経が循行しない器官や部位にも通達して循環の不足を補うものである。
十二経脈から出ることを「離」といい、四肢の肘・膝関節から上部に別れる。
体腔や臓腑の深部に進入することを「入」という。
体表の浅部や頭頚部に出てくることを「出」という。
表裏する経脈と最後に合流することを「合」という。
表裏関係にある経別はそれぞれ合をなしこれが6対できるため、六合という。
経別自体の穴は持たないが、正経の流中にない部位に対しても経別の循行が
治療を可能にする。 例として、承山穴が属す太陽膀胱経は、肛門と連絡してないが、
痔の疾患の治療穴とされるのは経別が肛門から入るためである。
【十五絡脈】
経脈から別れる支脈で、ほとんどは体表に分布している。
十二経脈・任脈・督脈・脾の大絡の十五の絡脈のことであり、
表裏関係にある経脈に走行し、臓腑の連絡を強化している。
別絡から別れた細小の絡脈を「孫絡」、皮膚表面に分布するものを「浮絡」、
浮絡の内、肉眼で見える細い血管を「血絡」という。
絡脈は営衛気血を運行し、全身の組織を潤して滋養する作用を持つ。
「血が調和していると、まずすべての孫脈に充満し、孫脈が充満すると溢れて絡脈に入り、
全ての絡脈に入ると、経脈に流入する」「類経」十八巻(疾病類)
【経筋】
経筋とは、経脈の循行部上に分布する筋肉系統の総称である。
全て四肢末端に起こり、全身に分布し、四肢百骸をつなぎ、肌肉と正常な屈伸運動を
可能にしている。 臓腑との直接の絡属関係はないとされている。
足の三陽経筋はすべて顔面部に結合し、足の三陰経筋は腹部に結合する。
手の三陽経筋三陰経筋は胸隔の上下に結合し、手の三陽経筋は頭部に結合する。
例として、脾胃の弱い人が腰臀部痛を訴えるものがあり、これは陽明経筋が関わっているためである。
参考文献:
『中医学の基礎』東洋学術出版社
『基礎中医学』燎原
『臓腑経絡学』アルテミシア
※画像や文献に関して、
ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
小堀
手の三陽経筋は胸隔の上下に結合し、手の三陽経筋は頭部に結合する。
勉強させていただいてます。経筋の所上記は、どちらが?よろしくお願い致します。
糠澤翠さま
コメント頂きありがとうございます。
記事を作成した小堀が退職しておりますので
為沢が代わってお返事させて頂きます。
ご指摘頂いた点については、こちらの記事が間違ってました。
正しくは「手の三陰経筋は胸郭の上下に結合し〜」です。
ご指摘頂きありがとうございました。
今後も宜しくお願いします!