さぁ 残り第八十難と第八十一難となりました。
では『難経』の記事に参ります。
【原文】
八十難曰、
経言有見如入、有見如出者、何謂也。
然。
所謂有見如入者、謂左手見気来至乃内針、
針入見気尽乃出針、是謂有見如入、有見如出也。
【現代語訳】
医学経典に
「見て入ることあり、見て出すことあり」と述べられているが
どういった意味なのか。
答え。
「見て入ることあり」とは、
左手で経気が来たのを見てから鍼を入れる
といったものであり、
刺入後に経気が散じるのを見てから抜鍼することを
「見て出すことあり」と述べている。
【解説】
本難では鍼の出入方法について論じている。
「有見如入」とは、
刺鍼を行う際に左手で経穴を按じ、
その経穴に気の至る(気が来る)のを感じてから
刺入することである。
反対に「有見如出者」とは、
鍼の刺入後 気が尽きた(散じた)時に
抜鍼をするといったことである。
<参考文献>
『難経鉄鑑』 たにぐち書店
『難経解説』 東洋学術出版社
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
下野
この経文を読んで、
また 一つの発想が生まれました。
ありがとう。
僕自身は、まだこの文の意味を理解するだけでいっぱいいっぱいの状態ですし、まだまだ新たな発想、表現ができません。
鍼灸の書物で勉強をするのは当たり前ですが、他にも色んな事から物事を学ばねばと思います。
その人その人の律動がありますから、
自分の律動を見つけて下さい。
自分の律動が見つかれば、
あらゆる事が開いてくれます。
メイビー。
キリないから返信不要よ。