下積み修行中の大原さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。
修行生の大原です。
久しぶりに近所のスタバに行きました。
コーヒーを注文すると店員さんから
珍しく「甘い物はお好きですか?」と聞かれ、
「はい」と答えると、お菓子の試食を頂きました。
少し得をした気分になりますね。
さて、中風(ちゅうふう)とは、
主な症状として、突然意識を失って倒れる、
人事不省(昏睡状態に陥り、意識不明になる)、
口眼歪斜(こうがんわいしゃ:顔面神経麻痺)、
半身不随、言語障害などがみられます。
「中風」という言葉は、
2500年前の古文書「黄帝内経」に始まり、
またの名を「卒中」といいます。
「風に中(あ)たる」ということから、
この病は風邪による影響が主であると
認識されていたようです。
また、中風の病因病機は
非常に複雑であるという認識から、
「中風」や「半身不随」について
その発病段階ごとに異なる名称が用いられています。
(卒中や昏迷に関しては「大厥」「薄厥」などの名称が、
また、半身不随に関しては
「偏枯」「偏風」「身偏不用」などの名称が
用いられていました。)
中風における証は、おおまかには以下のように区別されています。
(1)中経絡・・・一般に、意識に変化はみられない。
●絡脈空虚・風邪入中
正気の不足により脈絡が空虚となり、
衛外が堅固でなくなり、風邪が虚に乗じて経絡に入り込む。
気血が不足しているため、手足が痺れる。
気血が阻まれ、口眼歪斜、言語障害が起こる。
甚だしい場合は半身不随となる。
治法は、祛風・養血・通絡である。
●肝腎陰虚・風陽上擾
腎陰の虚により、肝陽が上亢し、
風陽が体内で動く。そのため、
めまい・頭痛・耳鳴り・目の眩みなどが
みられることがある。
痰を夾んで風陽が経絡を走るため、
脈絡の動きが悪くなり、
口眼歪斜、舌のこわばり、半身不随などがあらわれる。
治法は、滋陰潜陽・熄風通絡である。
(2)中臓腑・・・意識を失って倒れ、人事不省になる。
正邪の状況によって、以下のように閉証と脱証に区別される。
①閉証・・・実証に属する。
●陽閉
肝陽が暴発して陽が上昇し風が動く。
気血が上逆して清竅を覆うことで
突然意識を失って卒倒し、人事不省になる。
治方は、清肝熄風・辛涼開竅である。
●陰閉
痰湿が盛んであるため、風に痰湿が夾まれ、
上部へ上って清竅を覆う。
治方は、豁痰熄風・辛温開竅である。
②脱症・・・虚証に属する。
正気が虚脱し、心神が衰えてしまうため、
突然意識を失って卒倒し、人事不省になる。
陽が上へ浮き上がり、陰が舌で沈み、
陰と陽が離別しようとしている。
治法は、益気回陽・救陰固脱である。
参考文献:
『中医内科学』 東洋学術出版社
『中医病因病機学』 東洋学術出版社
『基礎中医学』 燎原
*画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
ぜひ参考文献を読んでみて下さい。
大原