下積み修行中の冠木のお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。
こんにちは、冠木です。
大分前になりますが、
兵庫県立美術館に行った際に撮影したものです。
多夢
・おれは子供の時から、よく夢を見る癖があって… 夏目漱石著 『坊ちゃん』 より
【東洋医学的病因病機例】
1.心脾両虚
脾虚で運化機能が低下し血を作れず、心神を養えないため。
2.心腎不交
疲労などで心腎が損傷し、心火が腎に下交せず腎水が心を上済しなくなり
心火旺が生じ、心火によって心神が不安定になる。
3.心胆気虚
虚弱体質で心胆が虚したり、驚きや恐怖で情緒が緊張して
心胆に影響が及び、心神不安となって生じる。
4.痰火内擾
憂鬱・怒りなどで肝の疏泄が失調し、
気鬱化火して津液を濃縮したために痰が生じ、痰火が心神を乱す。
5.心血虚
心は血に滋養されることで、神の機能を果たすことができる
心血が不足すると心を滋養できないので、神がさまようことになる。
6.心陰虚
心陰が不足し、水が火を助けることができない・水が火を制御できない
陰が陽を潤すことができず、虚火が発生する。
7.心火亢盛
五志過多による気鬱化火や六淫の邪の熱化、辛い物の過食などで
体内で火熱が強くなり、それが心神に影響すると発生する。
8.心肝血虚
①先に心血虚 ②先に肝血虚 ③同時に心肝血虚のために心を滋養できなくなり生じる。
9.心肝火旺
情志失調による化火や六淫の邪の化熱などにより
心と肝の機能に同時に障害が起きたり、機能が亢進状態となる。
10.肝火上炎
感情の抑鬱や怒りから肝を損傷し、肝気鬱が火に変化し
気と火が上逆したためにおこる。
この他にも、病因病機がございますが、
結果的に影響を及ぼす所が同じであっても、
辿り付く過程がいくつもありますので
何が本当の原因なのか探ることが重要となってきます。
参考文献:
『中医病因病機学』
『中医弁証学』
『中医診学ノート』
『やさしい中医学入門』東洋学術出版社
『わかりやすい臨床中医臓腑学』医歯薬出版社株式会社
『坊ちゃん』 角川文庫
※画像や文献に関して、
ご興味がおありの方は 是非参考文献を読んでみて下さい。
冠木