下積み修行中の小堀のお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。
こんにちは、小堀です。
先日たまたま入った喫茶店のコースターが
あまりに気になる絵柄だったので、
どなたが描かれたものか聞いてみると、
巨匠ロートレックのものだといわれました。
彼の作品は有名なポスターくらいしか知らなかったのですが、
小さな喫茶店でこんな変なコースターになってる!と思い、
なんだか好きになってしまいました。
今日は足の厥陰肝経について書いていきます。
①大敦(井木穴)
【由来】:「敦」は、ぶ厚いことをいう。
本穴は足の母指端にあり、その部位の肉がぶ厚いことから大敦と命名された。
【部位】:足の第1指、末節骨外側、爪甲角の近位外方1分、
爪甲外側縁の垂線と爪甲基底部の水平線との交点。
【取穴法】:足を伸ばして、母指爪甲外側縁と基底部からそれぞれ直線を引き
その交点に取穴する。
②行間(榮火穴)
【由来】:「行」とは通過するという意味である。
本穴は母指と示指の間を行くことから行間を命名された。
【部位】:足背、第1・第2指間、みずかきの近位、赤白肉際。
【取穴法】:第1中足指節関節の前、外側陥凹部にとる。
臨床応用:
⑴頭痛
・肝気鬱結により化火し、肝火が清空に上擾しておこる頭痛
・腎水不足のため水不涵木となり、肝陽が上亢して清空に上擾しておこる頭痛
・肝胆火旺となり、熱が経に沿って清空に上擾しておこる頭痛
⑵耳鳴り・難聴
・情志抑鬱となり、鬱して化火し、それが清竅に上擾しておこる耳鳴り・難聴
・激怒して肝を損傷し、肝胆の火が経に沿って上擾し耳竅に影響しておこる耳鳴り・難聴
③太衝(兪土穴)
【由来】:肝は造血を主っている。「衝」は要衝を指す。
太衝とは、この部位の血気が衝盛(盛ん)なことを示している。
【部位】:第1・第2中足骨間、中足骨底接合部遠位の陥凹部、足背動脈拍動部。
【取穴法】:まっすぐ座り足を垂らし、足背第1・2中足背間接合部の前の陥凹、
長母指伸筋腱の外縁に取穴する。
臨床応用:
⑴眩暈・高血圧
・肝陰暗耗、肝火偏亢となり、風陽昇動して清空に影響しておこる眩暈・高血圧
・腎陰不足のため肝陽偏亢となり、風陽が上擾しておこる眩暈・高血圧
⑵脇痛
・気滞不暢による脇痛
・気滞血瘀による脇痛
・肝陰不足による脇痛
・肝血不足による脇痛
・瘀血停滞による脇痛
④中封(経金穴)
【由来】:「中」は中間、「封」は協会の意味である。
両筋の陥中、境にあることから中封と命名された。
【部位】:足関節前内側、前脛骨筋内側の陥凹部、内果尖の前方。
【取穴法】:足関節を背屈させ内果の前方で、前脛骨筋腱と長指伸筋腱の間の陥凹に
取穴する。
⑤曲泉(合水穴)
【由来】:「曲」は屈曲を指し、「泉」は陥凹を指す。
膝を屈した時陥凹となることから曲泉と命名された。
【部位】:膝内側、半腱・半膜様筋腱内側の陥凹部、膝窩横紋の内側端。
【取穴法】:膝を屈し膝関節内側面横紋端の陥凹に取穴する。
参考文献:
『臨床経穴学』東洋学術出版社
『新版 経絡経穴概論』医道の日本社
『鍼灸学(経穴編)』東洋学術出版社
『経穴解説』メディカルユーコン
※画像や文献に関して、
ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
小堀