下積み修行中の宮村さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


修行生の宮村です。

前回に引き続き気血弁証を紹介します。
今回は気滞証について勉強した内容を書いていきます。

気滞証
気の循環障害の一つで、
障害が気鬱よりも進んだものであり、
気鬱の悪化によって起きる。
原因は情志や食生活の乱れ、外邪の感受、
捻挫や労働などさまざまである。
気は人体のなかで絶えず循環しており、
澱みなく流通していなければならない。
その流れに支障をきたせば気滞になる。
気滞は全身のあらゆる場所に
起きる可能性があるが、
特に肺・肝・脾・胃および経絡に
起きることが多い。

【臨床所見】
気滞の弁証要点は脹悶・疼痛である。
気機が鬱滞して経気が通じなくなると、
軽傷では脹悶、重症では疼痛が起こり、
悪化と好転を繰り返す。

肺・肝・脾・胃および経絡に
気滞が起きた場合

[肺]
肺気が滞れば宣発機能が失調し、
胸脇漫悶、胸背部の疼痛
咳嗽・息切れ・痰が多くなるなどの症状が現れる。

[肝]
肝気が鬱滞すれば疎泄機能が失調し、
脇腹部が脹悶して痛み、
月経不調・月経痛などの症状が現れる。

[脾胃]
脾胃の気滞になれば昇降機能が失調し、
腹部の脹痛漫悶・げっぷ・胃酸を嘔吐する
便秘などの症状が現れる。

[経絡]
経絡が気滞になれば営衛の働きが失調し、
気滞が起きた部位の
経絡・肌肉・関節の脹痛・痺痛が現れる。


参考文献
『東洋医学概論』 医道の日本社
『針灸学 基礎編』  東洋学術出版
『中医病因病機学』  東洋学術出版

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

宮村

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