下積み修行中の小堀のお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


こんにちは、小堀です。
今日は、足の太陽膀胱経の五行穴について書いていきます。

①至陰(井金穴)

【由来】:「至」は到るという意味がある。足太陽経の経気は本穴で終わり、
ここより下って足少陰経に到ることから至陰と命名された。
【部位】:足の第5指、末節骨外側、爪甲角の近位外方1分。
爪甲外側縁の垂線と爪甲基底部の水平線の交点。
【取穴法】:座位で足を垂直におろすか、または仰臥位にさせる。
足の爪甲の外側縁の延長線と爪甲基底部の延長線の交点に本穴を取穴する。

臨床応用:
⑴経絡経筋病
⑵難産

②足通谷(滎水穴)

【由来】:「通」は経気の流動を意味し、「谷」は経穴の陥凹が山の谷であることを指す。
本穴は第5中足指節関節の外側前下方の陥凹部にあるが、
足太陽経の経気が渓流のように流れる処であるから、足通谷と命名された。
【部位】:足の第5指、第5中足指節関節の遠位外側陥凹部、赤白肉際。
【取穴法】:座位で足を垂直におろすか、または仰臥位にさせる。
足の外側の赤白肉の処で、第5中足指節関節の前縁に本穴を取穴する。

③束骨(兪木穴)
【由来】:「束」は収束を意味する。本穴は第5中足指節関節の後にあるが、
第5中足骨が京骨より本穴に向かって徐々に収束していることから、束骨と命名された。
【部位】:足外側、第5中足指節関節の近位陥凹部、赤白肉際。
【取穴法】:座位で足を垂直におろすか、または仰臥位にさせる。
足の外側の赤白肉の処で、第5中足指節関節の後方に本穴を取穴する。

④崑崙(経火穴)
【由来】:もともとは山の名前である。「崑崙」とは高く大きいという意味である。
外果は高くもりあがっており、本穴はその外果の後方にあることから、崑崙と命名された。
【部位】:足関節後外側、外果尖とアキレス腱の間の陥凹部。
【取穴法】:座位で垂直に足をおろすかまたは腹臥位にさせ、外果先端の高さで外果とアキレス腱の中点に本穴を取穴する。

臨床応用:
⑴降気作用
⑵頭痛
⑶落枕

⑤委中(合土穴)

【由来】:「委」は湾曲を指す。本穴は膝を屈曲するとその中間に位置するので委中と命名された。
【部位】:膝後面、膝窩横紋の中点。
【取穴法】:腹臥位で膝窩横紋の中点、大腿二頭筋腱と半腱様筋腱の中間に本穴を取穴する。

臨床応用:腰痛
・寒湿性腰痛
・湿熱性腰痛
・瘀血性腰痛
・気滞性腰痛


参考文献:
『臨床経穴学』東洋学術出版社
『新版 経絡経穴概論』医道の日本社
『鍼灸学(経穴編)』東洋学術出版社
『経穴解説』メディカルユーコン

※画像や文献に関して、
ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

小堀

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