先日、映画『かぐや姫の物語』を観に行きました。
とても面白かったです。
かぐや姫、本当に美人。美しい。
僕は個人的にも里山の管理をしているので、
里山の美しさがとても柔らかく
独特のタッチで描かれていて見とれてしまいました。
アカデミー賞の長編アニメ部門のノミネート作品として
『風立ちぬ』が出るか出ないかというニュースが話題になっておりましたが、
海外に日本の美しさを知ってもらうには
個人的には断然、
こっち(『かぐや姫の物語』)だろうと叫びたいですね。
叫びます。
大阪は豊中の中心でオススメを叫ぶ。
お、一鍼堂は豊中と吹田の境界付近でした、中心ではありません。
失礼致しました。

さて、
山の集落の人達も
生活の糧として、木を使っては
10年、20年かけて再生させ、
また、削るということを繰り返してきました。
たしか、薪炭林というのかな。
そうすることで、
木のあった場所に日がさし、草木が開くのです。
昔の山はそんな山ばかりです。
ハゲ散らかしては、また再生し(笑)
石油の時代になってからは、そういった里山と生活との結びつきが
希薄になり、すっかり放置林となっています。
僕の山もそうでした。
10年、15年程度で必ず切られていた里山の木は
70歳、80歳の巨木となり、
鬱蒼とした静寂の森となっています。
かろうじで山桜や美しいツツジが成っていますが、
これもあと数年放置すれば
光を奪われ、枯れゆく運命です。
それはそれで沈黙の美しい森で大好きですが、
日本が語り継いで来た半自然としての里山とは
異なる風景ですね。
(僕は実は、里山としての森のあり方よりももう少し
年月を重ねた古い静かな森が好きでありますが。)
面白い話をしましょうか。
そうやって70歳、80歳になった巨木だけを狙う虫が出てきたんですよ。
虫の名はカシノナガキクイムシ。
ナラ枯れという現象が起こっています。
自然が強制的に若い森に戻そうとしているんじゃないかって
勘ぐってしまいます。
大事に大事にしていますが、
この虫が入った際には僕は諦めて、次の世代の森につなぐことに
決めております。
彼ら自身の選択ですからね。

(ここで少し冷静に…)
おっと。
また、やってしまいました。。
僕の気持ちが溢れてしまったばかりに
後半は、もはや映画とはまったく関係の無い内容に
なってしまいましたぞ。。
要は、
ほんの数十年前まで日本にあった里山の風景の
美しさがよく描かれていたので
是非、ご覧になって下さいませと言いたかったまでです。
強引か(笑)
以上です。
僕的には、『風立ちぬ』より『永遠の0』よりずっとオススメですから。
本編で出てくる
とり〜 む〜し け〜も〜の〜
っていうわらべ唄がとても好きで
まだ、心の中で響いてます。
ジブリは宮崎駿だけではねーぞ、ってことでしょう。
ではでは、
皆様、ごきげんよう。

『かぐや姫の物語』の公式サイト: http://kaguyahime-monogatari.jp/

 

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