下積み修行中の小堀のお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


こんにちは、小堀です。
ポンピドゥーセンターのコレクションが兵庫にくるそうです。
ポスターになってる作家さんが好きなので、
近い内いきたいなと思ってます。
その前に、1年生最後のテストがあるので、
しっかり頑張ります!笑

ポンピドゥー・センター・コレクション / 兵庫県立美術館 H.Pより
ポンピドゥー・センター・コレクション / 兵庫県立美術館 H.Pより

 


今日は、手の太陽小腸経の五行穴について書いていきます。

①少沢(井金穴)
【由来】:「少」とは手の太陽小腸経が小指にあることを指している。
また「沢」は水にたとえて潤沢であることを指している。
本穴は井穴であり、気血が出るところであることから、
少沢と名付けられている。
【部位】:小指、末節骨尺側、爪甲角の近位内方1分、
爪甲尺側縁の垂線と爪甲基底部の水平線との交点。
【取穴法】:軽く拳を握らせる。手掌を下にして小指をのばさせる。
小指の爪甲の尺側縁と爪の基底部にそれぞれ線をひき、その交点に取る。

臨床応用:
⑴乳汁欠乏症
・気血虚弱による乳汁欠乏症
・肝気鬱滞による乳汁欠乏症
・気滞血瘀による乳汁欠乏症
⑵急性乳腺炎

②前谷(滎水穴)
【由来】:古人は中手指節関節より遠端を「前」とよんだ。
また本穴の部位が「谷」のようになっていることから、前谷と名付けられた。
【部位】:小指、第5中手指節関節尺側の遠位陥凹部、赤白肉際。
【取穴法】:拳を握らせ、第5中手指節関節の前縁で、横紋の尺側端、
赤白肉際のところに取穴する。

③後渓(兪木穴)
【由来】:古人は中手指節関節より近端を「後」とよんだ。
また本穴の部位が「渓」のようになっていることから、後渓と名付けられた。
【部位】:手背、第5中手指節関節尺側の近位陥凹部、赤白肉際。
【取穴法】:拳を握らせる。第5中手指節関節の後縁で、横紋の尺側端、
赤白肉際のところに取穴する。

臨床応用:
⑴破傷風
⑵痙病
・風寒湿邪が経絡に阻滞し、気血の流れが悪くなり、筋脈拘攣しておこる痙病
・気血両虚、亡血、または産後血虚のため筋脈を栄養できずおこる痙病
・過度の汗下法により、陽気陰血がともに損傷しておこる痙病
⑶瘧疾

④陽谷(経火穴)
【由来】:手背は「陽」に属し、陥凹部を「谷」という。
そのため陽谷と名付けられた。
【部位】:手関節後内側、三角骨と尺側茎状突起の間の陥凹部。
【取穴法】:手掌を横にして掌を前にむける。
腕骨の直上で、骨(三角骨)を1つ隔てた陥凹部に取穴する。

⑤小海(合土穴)

【由来】:本穴は本経の合穴であり、本経の気血は川が海に入るようにここに
集まっている。そのため小海と名付けられた。
【部位】:肘後内側、肘頭と上腕骨内側上顆の間の陥凹部。
【取穴法】:やや肘を屈曲させ、肘窩横紋と並ぶ、肘頭と上腕骨内側上顆の間の
陥凹部に取穴する。


参考文献:
『臨床経穴学』東洋学術出版社
『新版 経絡経穴概論』医道の日本社
『鍼灸学(経穴編)』東洋学術出版社
『経穴解説』メディカルユーコン

※画像や文献に関して、
ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

小堀

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