下積み修行中の宮村さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


修行生の宮村です。
鍼灸の国家試験までもう二ヶ月を切ってしまいました。
最後のラストスパートがんばります。


前回で六淫弁証の紹介が終わりましたので、
次は気血弁証を紹介していきたいと思います。

まず気血弁証について説明します。
気血とは生体を構成する各種物質の基礎となるものであり、
また生命活動の動力源でもある。
人体において気は推進、温煦、防御、固摂、気化を
血は臓腑や各組織器官を栄養、滋潤する働きがある。
この様に気血は人体のあらゆる場所を循環している。
そして各臓器は気血の温煦、滋潤なしでは機能できない。
そのためあらゆる疾病は気血とのなんらかの関係によって
発生するのである。
気血弁証とはそれら気血の病変を分析する診断方法です。

気病の証候は数多いが一般的に
気虚・気陥・気滞・気逆の4つに分類される。
今回はそのうちの一つ気虚について説明します。

気虚証
気虚証とは気の生成および供給が不足したり、
ひどく消耗されたために、
気の絶対量が減少、欠乏し、
気の各種作用が機能しなくなる病理変化である。
原因としては食生活の乱れや大病や長患い、
老化による体力の衰え、過労などであり、
そのため臓腑機能が減退し、気が充分に生化されない。

【臨床所見】
元気が不足するため息切れ、倦怠感、精神疲労、
清陽が昇らないので眩暈などの症状がでる。
また衛気が虚弱となるの
で肌表を引き締めることができず自汗したり、
外邪を感受しやくすくなる。
気虚証では活動すると気をいっそう消耗するので症状が悪化する。

舌脈所見としては舌質淡舌苔白、脈虚無力となる。


参考文献
『東洋医学概論』 医道の日本社
『針灸学 基礎編』  東洋学術出版
『中医病因病機学』  東洋学術出版

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

宮村

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