下積み修行中の小堀のお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


私市植物園にて
私市植物園にて

こんにちは、小堀です。
先日、たまたま実家近くの植物園に行く機会がありました。
数十年住んでいた土地にも関わらず、初めて行ったのですが、
シーズンじゃないのか人は全くおらず、花は枯れていて、
少し心配になりました。笑
大きな木がぐーんと伸びていて、とても気持ちよかったです。
一瞬で過ぎ去ってしまいそうな秋ですが、
季節の変化を楽しみたいです。


今日は、原穴について書いていきます。

十二経脉の腕、足関節付近にある、重要な経穴である。
陰経の兪穴は原穴を兼ねる。
陽経が兪穴の他に原穴を置いたのはなぜか。

 

【難経・六十二難】
三焦行諸陽、故置一輸為原。

【解説】
三焦の原気は外を巡るので輸穴以外に原穴を設けた。
原気の源は「腎間の動気」でこれは人体生命の活動的原動力である。
これは三焦を通じて臓腑へと送られる。
即ちこれが十二経の根本である。
原穴は臓腑の原気が留まり止まるところである。
この様に臓腑に病変が現れたときには、その臓腑に相当する
原穴に上ってきて反応が現れる。

 


 

【霊枢・九鍼十二原】
五臓有六腑。六腑有十二原。
十二原出於四関、四関主治五臓、五臓有疾、当取之十二原。
十二原者、五臓之所以稟三百六十五節気味也。
五臓有疾也、応出十二原、而原各有所出、明知其原、睹其応、而知五臓之害矣。

 

【現代語訳】
五臓六腑の気は、表裏で通じあい、臓腑経絡は、内外で応じあっているものです。
そこで十二原穴があり、十二原の経気は四肢の関節に出ており、
四関の原穴は五臓の疾病を主治します。
五臓に病があれば、十二原を取るべきです。
十二原は、五臓が水穀の気味を受け、その精気が三百六十五節に注ぎ、
皮膚肌肉を潤し、全身を養うものです。
五臓に病がある時は、反応は十二原穴に現れるため、
はっきりと原穴の性質を理解し、十二原穴の反応を観察すれば、
五臓之病変を知ることが出来るのであります。


参考文献:
『腧穴学』たにぐち書店
『黄帝内経 霊枢 上巻』 東洋学術出版社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

小堀

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