下積み修行中の冠木のお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。
知母
[性味] 苦・寒
[帰経] 肺・胃・腎
[効能と応用]
①清熱瀉火
外感熱病の気分熱盛による高熱・煩熱・口渇があり冷たい飲み物を欲する
☆白虎湯
[効能] 清熱生津
[主治] 肺胃熱盛
[病機]
風寒が化熱して裏に入るか風寒が裏に直入して化熱し、
陽明で燥熱が盛んになり散漫する「陽明熱証」、
あるいは温邪が裏に伝入し、肺胃熱盛を呈する「気分熱盛」である。
【白虎湯証】
「傷寒、脈浮滑なるは、此れ表に熱あり、裏に寒あり、白虎湯これを主る」
陽明熱証とは、陽明の裏熱がとても盛んであるが、
まだ実を形成するまでに至っていない段階であり、
表裏全てに熱の症状が現れる。
熱が盛んであると、津液は追われるように外へ向かうため、汗がでる。
②清肺潤燥
肺熱の咳嗽・黄色で粘りのある痰
☆二母丸
③滋陰・退虚熱
外感熱病の後期にみられる傷陰微熱
☆青蒿鼈甲湯(せいこうべっこうとう)
[効能] 養陰透熱
[主治] 温病後期・邪伏陰分
[病機]
温病の後期で傷陰があり、余邪が陰分に深伏した状態。
余邪が陰分にあって伏熱を生じ、
夜間には衛陽が陰に入って邪正相争して熱を増強させるので、
夜になると発熱する。
④生津止渇
胃熱の口渇や肺腎陰虚の消渇
☆玉液湯
⑤その他
●陰虚の排尿困難
☆通関丸
●陰虚の腸燥便秘
[使用上の注意]
寒潤で傷胃滑腸し下痢を起こしやすいので脾虚の泥状便や寒飲咳嗽には使用してはならない。
参考文献:
『中医臨床のための方剤学』
『中医臨床のための中薬学』 医歯薬出版株式会社
『中国傷寒論解説』
『傷寒論を読もう』 東洋学術出版社
※画像や文献に関して、
ご興味がおありの方は 是非参考文献を読んでみて下さい。
冠木